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自転車選び

自転車を買うということ。

フレーム規格やホイールに関しては大は小を兼ねるが原則です。と、思います。

今、信じられないのですが、MTBはフレームで選ぶのではなくて、まず、ホイールサイズで選びます。
26in、29er、650B(27.5)の三択かぁ、と普通でしたら嬉しい悲鳴なのですが、何故かその中から26インチはエントリーユーザー向け、いや、選択肢から消えようとしています。
DH系以外、早々に26inから撤退したメーカーもあります。
ほんの数年前はカタログは26インチだらけで29erなんてスルーしてましたが、今や26インチを探すのが大変です。
そしてどこからか湧いて出たような650Bがあっという間に浸透。
MTBは26インチユーザーが圧倒的なんですけど、なんで、よりによって長い歴史のある26インチのみ消えようとしているのか?
この急変、なにこれ?ってな状態です。
自転車業界、特にMTB、モラルってあるのか?
こうなるなんて誰か予測してました?やはり、日本はMTB後進国なのか?と思います。
しかしながら、2007年には29erと26inの欠点を補うための650B(27.5)という単語が出てきています。
2007年3月に北アメリカのHandbuilt自転車ショーで最初に650B(27.5)がデビューされてます。
http://autobus.cyclingnews.com/tech/2007/shows/nahmbs07/?id=results/nahmbs074
2007年のInterbikeショーで650B(27.5)の製品を20のブースで発表していて、これらブースのいくつかのものは、2008年シーズンの間既に650B(27.5)マウンテンバイクのタイヤやホイールなどを発表しています。
http://reviews.mtbr.com/pacenti-650b-mountain-bike-raffle
この頃は格好付けてホイールを24inにしようかと思ってたころです。
MTBのホイールは小さくなるどころか大きくなっています。
同じ型番のフレームでも語尾に29とか27.5とか書いて差別化していてフレームの性能はリンク形状とかBBの位置とか振動吸収性だとかよく分からないものでなくてホイールサイズになってしまったので、分かりやすくなったのかも知れませんが、フレームメーカーはそれでもいいけど、サスペンションやホイールメーカーは26インチ置いてきぼりっていう事出来ません。
26inのMTBの販売がなくなっても26inのフレームユーザーのためにクロカンからDHまで26inのサスペンションやホイールは販売し続けなくてはいけません。
そうしないと今年、高級チタンの26インチのクロカンフレームをだまされたのか、間違ったのかわからないけど在庫処分で買った人は困ってしまいます。
カメラ業界ですと、レンズのマウント規格を変えるとユーザー一揆が起こります。
26インチは4Xやダウンヒル用途のみとなりMTBは二極化、その結果、MTBのフレームがホイールサイズ別に多種になり、ショップで吊るしのフレーム見て 購入する機会がなくなり、完成車販売がメイン、D系ライダーはお取り寄せ、もしくは通販限定、マイナー化しますます売れない、MTBのルックスはどんどんロード寄り、CNC満点で武骨で心沸き立たせるアルミの固まりのような寝食ともにしたくなるようなフレームは姿を消すのです。
また、売れ残りのフレームのバーゲンも少なくなるということになりそうです。
で、どうしたらいいのかっていうと、素直になって、これからMTB買う人、フレームを選ぶのであれば迷わず650B(27.5)を選べばいいのです。
場合によってホイールを26inに変えればいいだけですから。

素材は何にする?

アルミ、カーボン、クロモリ、チタン
ロードの場合はカーボンが安くなりましたのでカーボンにしましょう。カーボンに。
カーボンにしとけば間違いないです。自転車が向かっているのはカーボンです。
初めてなんですけど、と言っても今は初心者こそカーボンに乗る時代です。
スポーツ車の第一歩はアルミからカーボンになりつつあります。
初心者は長距離走らないので、カーボンの見てくれの美しさと軽さ、漕ぎ出しのダイレクトさと速さ、一漕ぎでススッと進む滑らかさに驚きます。
初めてスポーツ車に乗った時の感動はカーボン程わかりやすいものはありません。
そんなカーボン車が実売価格で20万円切っているのです。
ショップの店員も綺麗にペイントされて明らかに軽いカーボン車のほうが売りやすいのです。カーボンには金属製の自転車より多くのセールスポイントあります。
で、予算より五万円高いカーボン車買います。
何故か?
ロードに乗ると今まで乗っていたママチャリがアホ車に思います。
なんだ!この速さ!
乗れば乗るほど凄いなこれ!です。
で、そのへんのローディーはカーボンだらけ。
カーボン買うの時間の問題です。
で、体はカーボンに慣れてしまいます。金属製の自転車乗れなくなります。
しかし、ある年齢に到達し、カーボン車を五台程乗りつぶすまで成長したベテランライダーがふと考えます。
いや、ちょっとまて。ちょっと重いけどクロモリやチタンの自転車が魅力的になった。
乗り始めの金属のソリッド感。いつまでたっても新しい驚きのある乗り心地。
レースではカーボンには負けるかも知れませんが、長く乗れるしカスタマイズ自由なクロモリフレームや腐食しない一生ものの自転車が出来るチタン。
いや、カーボンのド派手で美しいフレームに最新のコンポーネンツとウェアは自己顕示欲満たされます。
世の中のパーツメーカーはフレームはカーボンが前提でパーツ展開しているような感覚は、いわばハイエンドはカーボンと共にあるのではないかと思われます。
カーボンとはフェラーリと同様スポーツカーです。しかし、クロモリは古き良きヨーロッパのスポーツカー、例えばロータスヨーロッパ、日本ではホンダS800です。
チタンフレームは東西冷戦下の東欧の危険な匂い。つや消しネズミ色の粉っぽい肌触り、磨けば素晴らしい銀色になります。
例えばミグ21です。

フェラーリF150

カスタマイズの余地がないのがカーボン

ロータスヨーロッパ

色々いじくれそうなクロモリ

ホンダS800

色々いじくれそう

ミグ21

古き最先端技術なチタン

2013 OGRE MR-29FS

チタン曲げは全て溶接
http://www.weld-one.com/index.html


2007 Quamen DH Proto

アルミCNCパーツの組合せ


2013 Custom Bishop Bikes Super Sprint Track Bike " Black Beauty "

綺麗なクロモリフレームのロウ付け溶接
http://velospace.org/forums/discussion/2383/complete-build-thread-for-my-bishop-bikes-track-bike----new-zipp-wheels/


VRZ 1 - Ralf Holleis

ステンレスの3Dラグとカーボンのハイブリッドフレームです。
なんと、4.9kgです。
http://megadeluxe.com/videos/bike-frame-with-3d-printed-lugs-by-ralf-holleis


カーボン
Pinarello DOGMA 65.1 THINK2

ロード

これからどんどん自転車乗ってレース出て自転車は人生の一部になりそうな人はカーボン。
趣味性の強い乗り方の人はクロモリ、チタン
とりあえず乗るか、でも普段は車やオートバイな人はアルミ。
僕のロードバイクであるCannondale synapseはカーボンです。でした。
Cannondale synapseは塗装の表面もキズだらけだし、BB辺りからギスギス音がしていたので売れるうちに売却しました。

MTB

26inはアルミ
それ以外はなんでもいい。
僕は、多分、もう、カーボン製の自転車は買わないと思います。