Olympus OM-D E-M1レビュー 撮らなくてもわかる高性能さ
Olympus OM-D E-M1到着
待ちに待ったOLYMPUS OM-D E-M5の後継機OM-D E-M1が手元に。
特に気に入ったデジカメ持つと、フィルムカメラと違ってデジカメの技術は日進月歩の進化なので、年が変わると後継機の事が気になります。
E-M5は非常に気に入ったデジカメで外見上の不満な所は多々ありましたが、デジカメにたまにあるおかしなハングアップもなく、性能は良かったので大きな不満もなくて、後継機は別に来年でも再来年でもいいかなと思ってました。
気に入ったデジタルカメラの後継機は3年周期くらいが適切かと思います。
某Apple のように一年毎に小さなマイナーチェンジして釣り糸垂らすより、明らかに進歩した状態で後継機出す方がよりユーザーフレンドリーだと思います。
今出来る精一杯の進化をせずに余力を残してマイナーチェンジで小出しにする姑息なマーケティングはウンザリします。
でも、今も明日もAppleユーザーですが。
で、1年と半年でOM-D E-M5からOM-D E-M1と進化し、外観から進化度を見るとこれはもう感動的でありました。
まず、高級感が倍増しています。
カメラというもの外観の写真だけでは本体の何たるかはわかりません。持ってみて質感や重さダイヤルやボタン類のキッチリ感などを手と目で感じて頭でわかるものです。
Dr.中松氏はカメラは匂いを嗅いで買うそうです。
発売前の写真で色々な評価をあちこちで読みましたが、こうして手に取ってみるとE-M1のデザイン的な進化はカメラ的に正統な進化で前モデルのチープなところもかなりゴージャスにメカニカルにデザインされて、ボタンの配置は異なっているけど、いじくってみるとさらに使いやすくなっています。
結果として、あぁこういう進化で良かったと思います。
ただ、操作はE-M5より複雑になっています。
覚えるのが大変かも知れません。
では、Olympus OM-D E-M1の詳細です。
Olympus OM-D E-M1グリップ側
Olympus OM-D E-M1左側
Olympus OM-D E-M1背面
Olympus OM-D E-M1底
底面の三脚穴はカメラの中心ではありません。しかし、そんなに大きなプレートでなければカメラを三脚から外さずにバッテリーの交換できます。
E-M5のゴム製のPBHカバーが三脚のプレートとの密着を悪くしてましたが、E-M1では改善されています。
Olympus OM-D E-M1バリアングルモニター
Olympus OM-D E-M1シャッター周り
シャッターもモードダイヤルも金属製です。E-M5にあったダイヤル類のグラつきはありません。
OM-D E-M5からの進化はモードダイヤルの真ん中のボタン、これはモードダイヤルのロックボタンです。
これで不用意にダイヤルが回ってモードか変わることありません。
Olympus OM-D E-M1背面ボタン類
ダイヤルに割り当てた設定を切り替えるレバーとAEロックにAFロック
この切り替えレバーはE-M1操作の要になりそうなレバーです。
Olympus OM-D E-M1前面シンクロ
Olympus OM-D E-M1ホワイトバランスとプレビューボタン
Olympus OM-D E-M1の高級感漂うパッケージ
他社のフラッグシップ一眼レフカメラに負けていません。
いや、勝っています。
オリンパスの威信を感じさせる完成度です。
色々あるオリンパスですが、それらを尻目にエンジニアやデザイナー、営業、OM-D E-M5から1年半でよくここまで進化したなと感心します。
値段は高くなりました。しかし、どこかプロトタイプ的だったE-M5と比べてみるとOM-D E-M1は塗装の仕上げからダイヤル、ボタンの作り全てにおいて見直されています。
また、この握りやすいグリップと5軸手振れ補正合わせると手持ち撮影で一段絞れるのではないかと思います。
マイクロフォーサーズはOlympus OM-D E-M1で不動の地位を確立したのではないかと思います。
はやく写真撮りたいです。