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右腓骨および脛骨骨折その後

骨折は色々と悩ませてくれます。

腓骨および脛骨骨折その後

9月7日に自主退院。
退院した時の状況は

      • 松葉杖禁止
      • 骨折した方の足の指、特に親指が自力で全く動かない。
      • 骨折した方の足首が自力で全く動かない。
      • 骨折した方の足首の可動域が0度(地面に対して90度)にならない。
      • 骨折した方の足の膝が120度しか曲がらない。
      • 足を下に下ろすと血液の流れと共に浮腫の痛みがある。
      • 車椅子には乗れるが長時間乗ると足の浮腫で我慢出来なくなる。

状態でした。
手術が8月28日、退院が9月7日です。術後10日での退院です。
週一回ごとの通院とリハビリを行っています。
リハビリ内容は主に足首の可動域の拡大と膝曲げ、足首を自力で動かすリハビリがメインです。
足首、足の親指が動かないのは腓骨神経障害の疑いがあるからとして、ビタミン12の錠剤メチコバールを飲むようになりました。

退院直後の在宅でのリハビリ

在宅でのリハビリは足首の可動域確保。
これは椅子に座って徐々に足首を椅子の方に引いて足首を曲げた状態を5分間保持するリハビリ。その時踵をしっかりと床に付けるというもの。
膝のリハビリはキャスターの付いた小さな台車に足を載せて前後に動かす。
膝の曲げは筋肉を切っているので曲げる時に切り口の痛みと筋肉の痛み、これと膝のさらの痛みがあります。
松葉杖は転倒の危険があるという評価を受けたために、単に松葉杖で立つだけのリハビリ。これは、10分、15分、20分、25分と時間を延長して行っていました。
骨折した方の足の親指は相変わらず動かないし、足首も動かない。
これがどういう影響を足に及ぼすかというと、まず、浮腫ます。
浮腫防止と軽減は足の血行を良くする必要があって、足の指や足首を動かすこと以外にありません。
それと、夜寝ているときですが、周期的に足の筋肉が収縮します。
また、動かない足首あたりに言葉にできない、熱い鉛を巻いたような違和感がまとわりつきます。
つまり、夜は連続して2時間以上は寝れない状態になって、一日中寝不足状態になります。
どうしても、足の親指と足首を動かさないとこの違和感から解放されません。足の筋肉の痙攣は足のほうが動かしてくれと訴えかけているのです。
動く足の指は親指以外は動きますので、足を伸ばして足首と足の指を伸ばすリハビリを行っていました。
繰り返し繰り返し行い、時間にして一日6時間位は行っていました。

電気治療の開始

外来リハビリは週一回の頻度です。
最初の外来リハビリ時に足首を動かす筋肉を刺激する電気治療を行いました。
電極パッドを貼って電流を流して筋肉を刺激させて収縮させ足首を曲げるというもの。
骨折治療のボルトを埋め込む箇所がちょうど足の親指と足首を動かす筋肉の場所でしたので痛みと違和感で気分が悪くなります。
足首は動くのですが、自力で足首と親指を動かすことは出来ませんでした。

そして、親指が動く。

次の週。このまま足首が動かないのであれば、松葉杖訓練で1/3荷重をかけられないために足首を固定するためのギブスを作るという話しが浮上。
そのために器具を用いて段階的に足首を曲げて行くという荒療治を行います。
つまり、足の甲、太もも、腰をバンドで固定してダイヤルを回すと徐々に足首が曲がっていくという器具です。
アキレス腱が切れそうだったら教えてくださいというリハビリですから、まあ、軽い拷問器具です。
で、このリハビリで足首の可動域は0度、つまり、地面に対して90度確保することができました。
その、夜です。
足を伸ばして足の親指を凝視して神経を集中させて動け、動けと念じていました。
でも、動かない。動くというのは親指を引くという動作です。
じゃあ、反対側に曲げてみようと思い、再び親指を凝視して曲がれ、曲がれと念じていました。
すると、何度かのトライの後ピクリと動きました。
正確に言うと反応した。です。
親指が反応するまで念じて、時間にして1分。
汗だくです。
しかし、反応した!です。
嬉しくなってピクピクと親指を1000回動かしました。
押してもダメなら引いてみなです。
そうすると親指を引けるのは時間の問題。
まだ、親指を曲げたまま、引いたままにすることは出来ませんが、ピクピクと曲げたり引いたり出来るようになりました。
ようやくこれで脛の筋肉に刺激を与える事が出来ました。
翌日から足の指曲げは3000回行い、翌日のうちに足の指は曲げたまま、引いたままの状態が出来るようになりました。
親指が引けるようになると足首も動かせます。
翌日のうちにピクピクと足首が微動し始め、二日後には可動域は少ないですが、足の指、足首がピクピクではなくて、曲げー、伸ばしーみたいなリズムで動くようになりました。
そうすることで、脛の筋肉、ふくらはぎの筋肉を収縮することが出来るようになりました。
足の浮腫からの解放です。
膝は140度まで曲がります。踵がお尻着くまでは時間の問題。多分、切り口の治癒による痛みの減少で可能と思われます。
術後三週間です。
この結果、ギブスの話はなくなりました。

車の運転

足の指が動く、足首が若干ですが動くとなると車の運転です。
医者から来週から1/3荷重かけましょうかと言われましたので、教習所の貸しコースで車を動かしました。
違和感だらけ。アクセスは踏めるがブレーキ操作に違和感。
これは無理かな〜と思っていたら

骨に新たなヒビが発見。

髄内釘は骨の中にチタン製のロッドと呼ばれるクイを打ち込むのですが、このロッドと骨を固定するためにボルトを利用します。
そのボルトを挟んだ骨の部分に約5cmのヒビがレントゲンで発覚。
1/3荷重のリハビリは中止。

難治性骨折治療用途の超音波治療の始まり。

医者から超音波治療を進められ、効果は30%あるということと、保険が効くということでしたから受け入れまして、今週末より超音波治療が始まります。
自宅に持って帰って毎日20分行います。

同日松葉杖で転倒

松葉杖訓練は自宅で400歩程度を数セット行っていました。
天気が良かったのでリハビリ前に病院の屋上で風に吹かれていました。
そのまま、後ろに転倒。スローモーションのような感じで転倒したために大事に至らず。
新たなヒビ発見で消沈していましたので気が緩んでいました。
その後、リハビリ中にも危うく転倒しかけ、暗い気持ちで帰宅。
そんな状態です。
同じ症状の方へ。

今現在の在宅でのリハビリメニュー
      • 足首可動域の確保リハビリは5分間を15セット。
      • キャスター台による膝と足首の柔軟は1000回を3セット
      • 足の指の曲げ伸ばし(膝を曲げた状態で)1000回を3セット
      • 足の指の曲げ伸ばし(膝を伸ばした状態で)1000回を3セット
      • 足首の曲げ伸ばしも上記の膝の状態でそれぞれ1000回を3セット
      • 松葉杖は400歩を3セット
      • 膝の上げ下げ100回を2セット
      • 膝の曲げ伸ばしを100回を2セット

荷重しない状態でのリハビリです。これに超音波治療が加わります。
骨折治療は一進一週間です。
焦らない。無理しない。危険なことしないです。
骨折、本当に厄介な怪我です。