ライフジャケット MTI Adventurewear Comp III PFD MTI コンプ3 と水中での人間の限界
MTI コンプ3 PFD
浮力:7.5kg
このへん調べてみると
浮力:7.5kgとは淡水中に24時間浮き続けられるための浮力で、体重80kgの人間が浮くように設定されています。
で、浮くという定義はどういうものかというと頭が水面から出る状態であるとされています。
一般に水中での必要浮力は陸上体重の1/10であるらしいので、僕の場合は浮力は6.7kgあれば沈まないということになります。
中には浮力15kgというのもあるのですが、そういうのは二人で使用できるということでしょうね。
しかし、首から下が水中の状態で24時間というと確実に逝きそうな気がします。
で、このへんも調べてみました。
体温と症状
体温35℃ | 震えがくる |
体温33℃ | 次第に意識が混濁し、代謝機能の低下 |
体温28℃ | 意識がなくなって昏睡状態 |
体温25℃ | 体のいろいろな機能が停止し死亡 |
水の熱伝導率は空気の約25倍
水温 | 疲労又は意識不明 | 水中での生存可能時間 |
0℃ | 15分以下 | 15〜45分 |
0〜5℃ | 15〜30分 | 30〜90分 |
5〜10℃ | 30〜60分 | 1〜3時間 |
10〜15℃ | 1〜2時間 | 1〜6時間 |
15〜20℃ | 2〜7時間 | 2〜40時間 |
20〜25℃ | 2〜12時間 | 3時間〜体力レベルによる |
25℃以上 | 体力レベルによる | 体力レベルによる |
安全時間(分)<水温(℃)×3(15℃の水温の場合、45分が安全時間であるそうです)
川遊びで唇が紫色になって体が震えている時は逝く手前ですから注意しましょう。
水中は陸上・空中と異なり体温を上げる発想は逆効果でじっとして体の表面積を少なくするよう丸くなることが大事であるそうです。
そのためにはライフジャケットというのが重要になります。
水温を測る温度計とライフジャケットはダウンヒルのヘルメットと同じくらい重要アイテムでした。
今まで知らなかったのですが、釣り人の事故において、ライフジャケットを着用していた人の生存率は約9割、着用していなかった人の生存率は約5割であるそうです。
ボートや磯釣りなど、ライフジャケットは必需品です。
MTI コンプ3は6,000円弱の値段です。モンベルの同じ価格帯のものよりずっと作りがいいように感じますし、実際試着するとMTIのほうがしっくりきました。
ボート用のライフジャケットはパドリングの邪魔にならないようなフィット感があるほうがいいというのでこれにしました。
高いのは3万円近くするのもあります。でも、まあ、ライフジャケットは消耗品であるとか。
GWまでにパドルも買わなくてはいけません。
右ポケットの中にはキーホルダーが付いています。
何かを始めると何かの知識がついてくるものなので1年後、どう進んでいるのか楽しみです。