休日モード

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GWは富士見パノラマへ その2 インテンス スロープスタイルのちょっとした細かいこと

GW富士見パノラマ2日め Intense Slopestyleの気になるところ

富士見パノラマは先日とはちがって空いてました。いつもの休日程度といったところです。
走りごろでしょうか。今日から黙々と走ろうかと。
で、気になるところが出てきました。たいしたことではありませんが。

1.リアディスクブレーキの音鳴り


何故かスロープスタイルのリアのディスクブレーキから先日はなかった音鳴りが・・・。
漕ぐと音がしませんが、漕がないで惰性で走るとヒドイ音鳴りがします。
こういう時にまずチェックするところは、
ブレーキーキャリパーのボルトの緩み
ホイールのセッティング
ですが、漕ぐと音がする。であります。自転車から降りて後輪を回しても異音はしません。
自転車を傾けて負荷をかけながら前後に自転車を動かすと音鳴りが・・。
リアスイングアームが歪んでる?そういえばベアリング打ち変えたし・・。でも昨日は音鳴りはありません。
リンク部分をつぶさに観察すると

ここのボルトが緩んでいました。締めこむと音鳴りはしなくなりました。
ここのボルト、ベアリングのグリース交換で外しましたが、かなりトルクをかけて閉めこんでいました。
こういう部分のボルトを外す時は、開放トルクを測っています。再度閉めこむ場合の参考にするためです。
通常では開放トルクの方が締込みトルクより高めになってしまっています。
やはり閉めこむ時に固着が起こっているのでしょうね、当方が持っているトルクレンチの計測範囲外のトルクです。
再度取り付けるときは薄くグリースを塗って締込みましたが、ここ、ネジロックを使わないと緩んでしまうのですね。
これが音鳴りの原因でした。ここ、分解する人は走行前の要チェックかもしれません。
異音がしたら、とあえず稼動部分を疑えは鉄則であるようです。

2.USE SUMOシートポストが緩む

イギリスのバイク用パーツは精巧な作りのもが多くて大好きであります。
シートクランプやクイックは必ずHOPEです。
このUSEのシートポスト
ALIENという複雑な形したやぐらのシートポストをたまにロード乗りの方やクロカン乗りの方が使っているのをみます。
カーボン製、チタン製、アルミ製と全ての素材が揃っています。ALIENはクロカンやっていた頃にキャノンデールに取り付けたことがありました。
ただ、サドルを取り付けるのに細いボルトのネジ穴を馬鹿にしてしまい、一度も使用せずオシャカとなった経験があります。
ショップの人にも気をつけてねと言われていましたが。で、そのような人が多くいたようで補修パーツも売られていました。
それほど一時期はUSEが出回っていたのです。確かに日本人の好きそうなルックスしています。
で、そのUSEのエイリアンですが、やぐらの形状が変更されていました。
前バージョンの精巧なやぐら

前バージョンの締め付けボルト。これだけ細いとネジ穴馬鹿になります。

で、改良バージョン。一本締めになりました。改良なのか軽量化なのか分かりません。が、下りで使えないのはわかります。

そして当方のUSE SUMOです。同じく1本締め。強度を持たせたFR仕様のシートポストです。

で、これが緩むのです。
着地でサドルの後ろに体重がかかってサドルが上むいてしまい転んだ経験ってないでしょうか?
そういう転び方って結構体に来ます。自転車の不具合による転倒ほど痛いものありませんよね。
ボルトは右側から入れて左側で締めこみます。締めこむ時は前下がりに力がかかるのです。標準がそうでしたので何の疑いもなく左側で締めこんでいました。
ボルトはSUS製のボルト。SUSとアルミです。あまり締めこむと噛みます。それが嫌なので薄くグリス塗ったりします。当然緩むのです。
こういう所ってやはり鉄製がいいのです。
会社にやたら締め付けに詳しい人間がいて、そいつに写真を見せて尋ねた所、一言「緩まないほうがおかしい・・・」と言われてしまいました。
会社って色々な才能が寄せ集まって1つの仕事を行うのですが、当社におきましてもこのようなやたらボルトの締め込みに詳しい人間がいます。
その他の知識に関してはまるでゼロであってもボルトの締め込みに関して抜きん出ていればそれでメシが食えてしまうのです。
言われてみればボルトを締めるということは物作りでは基本ではあります。
で、当方が買ったパークツールのトルクレンチ。
酷評されて使うたびにその者の顔が浮かんでくるのでむかつくのですが、確かに言われてみればそうかもしれないというパークツールのトルクレンチです。
「一本締めでしょ。振動、荷重によって絶えず緩む方向に力が加わっているのであっという間だよ、緩むの。」
「これのいけないところ、締込みが回転の中心だからだよ。少しでも左右にずれていればそういうことにならないかもね」
「こういうのって前と後ろにボルトで締めるのが正しい」
「俺だったら買わないよ」
自転車に乗ったこともない人間に言われてしまったよと反省しましたが、ロード乗りの人、クロカン乗りの人はボルトは右側から入れて左側で締めるのが正しいです。
しかし、下り系の人はボルトは左側から入れて右側で締めると、サドルが後ろ下がりになることの回数は少なくなります。ただ前下がりにはなるかもしれません。
で、ボルトを左から入れて右側で締めこみましたが、富士見の最終日、壊してしまいました。
ブログでお世話になっていますしょーしさん御一行さん、じーるさんお顔を見せていただいてありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。