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Intense Slopestyle インテンス スロープスタイル FOX 36 FLOAT RC2のサグの調整

フロントフォークのサグの調整はどうして出来ないのか・・・。

テクは進歩しませんが、紅葉は確実に進歩しておりました。

サグの調整はどのような姿勢で行えばいいのかと、疑問に思いませんか?FOX HELPに”通常の乗車スタイルで自転車に乗ります。乗り手の体重が、サドル、ハンドルバー、ペダルにそれぞれかかるようにします。また、乗り手が通常の走行時と同じギアおよび服装一式を着用するようお薦めします。しっかりと自転車に乗った状態でいる必要があるので、壁やポストを支えにしても構いません。 サドルやペダル上で絶対に跳ねないで下さい。”と明記されています。ということはダウンヒルの場合、別にサドルに座る必要はないのです。
ペダルに立って、富士見パノラマのCコースやBコースをイメージしてやや引き腰姿勢で立つとほとんどの場合、フロントフォークのサグが出ません。ペダルに真っ直ぐに立って中腰になってハンドルに手を置いた状態にしてもサグが出ません。これってリアサスペンションのサグの出し方でフロントサスペンションのサグ出しは違った方法があるのでしょうか。
また、サグを出す順番はリアサスペンションから出しますよね。ほとんどの場合、リアサスペンションは硬めでマニュアル通りのサグに設定するとその柔らかさに驚きます。リアサスペンションをユニットの推奨するサグにした場合、乗車するとリアが下がってフロントフォークのキャスター角が寝てしまいます。そうしますと、フロントフォークのサグがさらに出にくくなります。

Intense Tracer Vpはダウンヒル系のバイクではありませんがフロントフォークのサグがなかなか出なく困っており、現在もサグが出ない状態で走っています。キャスター角に関連があると思われるヘッドチューブアングルをカタログがら調べてみました。

    • ヘッドチューブアングル
      • Intense Slopestyle:66.5°
      • Intense Tracer Vp :69°140mmフォークでリアトラベルが5.5インチの場合(67.5°160mmフォークでリアトラベルが6インチの場合)
      • Intense 951 FRO :64°
      • Yeti As-x S size :66.5°(リアトラベル7.1inch)160mmフォーク使用
      • Santa Cruz V10  :67° (肩下寸法560mm)
      • Santa Cruz Nomado :67° (肩下寸法560mm)
      • Santa Cruz Bullit :67.5°(肩下寸法560mm)

こうみるとスロープスタイルは寝ていますよね。乗車した場合、ますますフロントサスペンションのサグが出なくなります。
やはり、Tracer Vpに続きまたもやSlopestyleもサグが出ません。


FOX 36 Float RC2のサグ設定の目安です。

    • 空気圧力の目安
      • 体重→エア圧力
      • 56.6 kg未満→45 psi (3,10 bar)
      • 56.6〜61.2 kg→48 psi (3,31 bar)
      • 61.2〜65.6 kg→50 psi (3,45 bar)
      • 65.6〜70.2 kg→53 psi (3,65 bar)
      • 70.2〜77.0 kg→55 psi (3,79 bar)
      • 77.0〜83.8 kg→62 psi (4,27 bar)
      • 83.8〜90.6 kg→69 psi (4,76 bar)
      • 90.6〜97.6 kg→76 psi (5,24 bar)

トラベル量からみたサグの設定

    • トラベル量→XC→FR
      • 6.3インチ (160 mm)→クロスカントリーの場合3/4インチ (20mm)→フリーライドの場合1.5インチ (40mm)

で、スロープスタイルにFOX 36 FLOAT RC2を組み込んだ場合のサグ値

    • エア圧力→サグ値→Cコースでのストローク
      • 53psi→21mm→115mm
      • 50psi→23mm→125mm
      • 45psi→25mm→132mm


ここでエア圧を45psiにするとリバウンドを最弱にしても戻りスピードが遅くなりました。押して分かる程度です。
さらに40psiまで下げると動きの悪さは極端になって駐車場を走っただけでフロントフォークは半分程沈んだままの状態で鈍く動きます。明らかにサグが出過ぎの状態です。サグは25mmのはずなのにどうしていつの間にか70mmも沈んだ状態からサスが動き出すのだろう?これはサグが70mmも出ていることにならないのか?サグの出し方に問題があるのではないか?です。
そこら降車するとフロントフォークは戻りますが、残り5mm程沈んだ状態で止まってしまい手で前輪を引き下げる始末であります。
フロントサスペンションのサグの出し方は乗車して速度を落として惰性で走りながら1度ゆっくりハンドルバーに体重をかけてサスペンションを押し込みそこから戻った状態の沈み込み量を測ったほうがいいのではないかと思います。体重が64kgですからまったく沈まないということはありませんが、体重54kgですとサグはゼロになりかねないです。
やはり、フロントサスペンションのサグはお手上げでした。
マニトウ ニクソンは何をやってもコンプレッションの減衰が効きにくい状態でしたが、リバウンドを開放にするとエア圧を下げても戻りが鈍くなるということはありませんでしたし、5mm残してサスの戻りを止めてしまうなんてことは逆に苦手なサスペンションでありました。だから使えていたのですが。
今の段階ではFox 36 Float RC2はエア圧が50psi以下では使えないサスペンションになってしまいます。しかし、天下のFOXですからね、なんか間違っているのでしょう。
とりあえず次回はコンプレッションの調整して感じをつかんでみましょうか・・・。