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Intense SlopeStyle 2010年 ROCK SHOX LYRIK DH Solo Air ロックショックス リリックのサグの調整

ロックショックス リリックのサグの調整


Pentax K-7 絞り優先 Sigma 10-20mm F3.5 EX DC HSM 1/50sec F8.0(17mm) ISO100 分割測光
リリックのストロークの渋さが気になって分解寸前まで行きましたが、インナーレッグにレッドラム塗ると渋さもやや解消しているので、ああ、そういうものなんだと思っております。
ある方が、かなり自転車に乗れている人でありますが、まあ、なんとか走れるでしょ。それがダンパーが効いている事なんだ。セッティングとはサスペンションの方向性を決めるもので、固いか柔らかいしかない。
ははぁ、分かりやすい。
言葉を変えると、乗りにくいサスペンションであれば方向性が間違えてる。固ければ柔らかくすればいい。
そうなんですよ。固いとピョンピョン跳ねて危ない自転車になるし、柔らかいと底付きやバランスが取りにくくておっとっととなってヒヤリとする。
で、こだわってるのが底付きしない程度の柔らかさで、ではどの程度の柔らかさかと言うと適正なサグが取れた柔らかさです。
でも、推奨するエア圧ではサグが取れないのでエア圧を落とすとヘロヘロのサスペンションになってボトムアウトやブレーキダイブで悩む。
じゃあって事で低速のコンプレッションいじくってどうだろうと試し始めていくうちに泥沼にはまって行くのです。
サグが取れない解消方法でストロークの短いサスペンションを使えばサグが短くなるので取れるかも知れない。
でもそれはサグの為に走り方を変えてしまうのではないかと思うのであります。
去年の富士見パノラマで・・・。
私のスロープスタイルは400lbのコイルですが、なんと強すぎだと。350で十分だ。あとはダンパーで調整すればいいと言われました。
はぁ、サスペンションはそういう方向に進んでいるのです。固さはコイルやエア圧で調整するのではなくてダンパーで調整するのです。


で、そういう話はさておいて、肝心のサグであります。サグはどこでも調整できるので家の前で行います。
もっと早くやれば良かったのですが、面倒クサくてですね…。
サグを計る為にインナーチューブにゴム紐を巻きます。
目安となるエア圧はシールで貼ってあります。

ロックショックスのユーザーマニュアルによるとサグは全ストローク量の15%-25%です。リリックは170mmですから25.5mm-42.5mmです。下り系はサグは大きくとりますので42.5mmといいたいところですが、中間の34mm前後でどうかと思います。
エア圧は最低の35psiから・・。
で、乗車して降りますと

あれ・・・?
エア圧が低すぎてリバウンドに負けてインナーが戻りません。ということで、フロントフォークを引き上げてみると

サグは17mm・・・。
その状態でしばらく乗って、自転車を止めて動いたゴムひもを一番下まで下げて、ゆっくりと降車すると
サグは39mmでした。

で、エア圧を40psiまで上げると、サグは11.5mm

同じようにしばらく走って停止状態でゴム紐を一番下まで下ろして降車してみると、35mmのサグ。

で、エア圧ガイドでは体重65kgは47psiであります。そのエア圧でサグを測ると、8.4mm

同様にして、しばらく漕いで、止まったところでゴム紐を下げて降車すると29mmのサグ。

マニトウもFOXもロックショックスも止まった状態で自転車に乗った程度ではサグは出ないです。
それじゃあ、サグサグとわめいても意味ないので、サグのとり方を変えればいいのです。
平地をしばらく漕いで止まります。その状態で上に動いたゴム紐を下まで下げます。そして、自転車から降りた時のサスペンションの沈み込みの量を測ればいいのではないかと思います。
というのも、SlopeStyleのような自転車に乗ると最初にリアサスペンションが沈みます。フロントフォークはただ傾くだけで沈まないのです。Low-Speedを最弱にしても沈みません。
リアサスペンションはフレームの真ん中に付いていて、ライダーは真ん中あたりに乗るのでフロントサスペンションが沈まないのは当たり前です。
リアサスペンションがある程度まで沈みダンパーが効き始めると体重がフロントサスペンションにかかり、サスペンションが沈みます。これではサグは取れないです。
リアサスペンションをロックアウトにしてフロントサスペンションのサグをとるか、乗車姿勢をフロントとリアに半分づつ荷重をかける姿勢にして測るか、しばらく平地を走ってから停止した状態の沈み込み量を測るってのでどうでしょうか。
で、なんだかんだと色々やってて大体わかったのは40psiから50psiの間で路面状況でエア圧を調整し、後はダンパーを調整してクッション性をあげていけばいいのだということでした。
とりあえず45psiから始めてダメなら諦めましょう。