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Intense Slopestyle インテンス スロープスタイル FOX DHX 5.0のサグの調整

2009年 FOX DHX 5.0のサグの調整

10月31日、富士見パノラマは紅葉真っ盛りです。

で、先週は1日に5本も走りましたのでサスペンションの当たりが取れてるだろうとサグの設定はじめました。今の状態でも結構満足しているのですが、まずはリアサスペンションから。
FOX DHX 5.0のヘルプに
リザーブタンク・エアチャンバの空気圧が200PSI以上または125PSI未満の状態の場合は、決して自転車に乗らないでください。と書いてあります。ブースト圧のことを言っていますが、乗る前にブースと圧を125psi以上あるかどうか確認しましょう。ですが、新車の場合ほとんど乗車して平地でガシガシ上下にサスペンション動かした後ですよね、そのようなことに気が付くのは。前のダウンヒルバイクのYeti AS-Xは某チェーン店で組んでもらいましたが、ショップの方はDHXのブースト圧とか触っているの見てないし、説明ないし。聞いても分からないし、そういう商売はなんかダメではないかと思うわけですよ。ウン十万のバイクですから。どうも、顧客サービスとか金銭のこと分かってないらしい。
コイルサス付きのフレームですが、コイルは後付けでいいのではなかと思うのです。体重に合ったコイルを後で選ぶという。フレーム買って、コイルのバネレート合わないからもう一度コイルを買い換えるなんて世界、いつになったら終わるのでしょうか。サンデーダウンヒラーも2年も続けてると色々と細かいところが気になるわけです。


サグの調整は必ずしなくてはいけないということはトレーサーVPで骨身に染みました。2009年のFOX Helpによるとサグは次にように書かれてあります。

    • DHX 5.0のショックのトラベル→推奨サグ値
      • 2.00inch/50.8mm→12.7mm
      • 2.25inch/57.1mm→14.2mm
      • 2.50inch/63.5mm→15.7mm
      • 2.75inch/69.8mm→17.5mm
      • 3.00inch/76.2mm→19.0mm

サグの0.5mmとか0.2mmってなんだと思いませんか?まあ、計算値なんでしょうね。ということで気にせずにリアユニットが2.8インチの場合、適正なサグ値は18mmになります。
では、プリロードを0にして調整はじめましょうというのはプリロードリングでバネを軽く動かないような状態に固定できた状態ではじめましょうであるようです。
その状態でサグを計ってみると、サグは17mm〜19mm程度。コイルサスペンションはほんのちょっとサドルに座る位置が違ったり、妙な体の脱力だけで2mm程度動いてしまいます。最大の19mmでもプリロードを1回転閉めこめば調整範囲内になります。でもですね、プリロードかけたくない場合もう少し固いコイルがいいのかとも思います。
そこで、400から450にバネレートを上げてみるとどうなるかというと

    • バネレート→サグの値(400でサグが17mmの場合と18mmの場合と19mmの場合)
      • 350→19.4mm:20.6mm:21.7mm
      • 450→15.1mm:16mm:16.8mm
      • 500→13.6mm:14.4mm:15.2mm
      • 550→12.4mm:13.1mm:13.8mm

となると450では最大の19mmでもサグが足りないことになりますから、400でいいのですね。


で、じゃあ、1mmのサグ値にこだわってどうするのだと思うのです。1mm足りないだけでサスペンションのコイルを変えなくてはいけないのかと。
インテンスのスロープスタイルのレバー比は6.5インチストロークに対してリアサスペンションが2.8インチなのでレバー比は2.32:1です。一説によるとスロープスタイルのレバー比は2.6:1というデータもありますが。リアサスペンションが1インチ動くとリアホイールが上に2.32インチ動くことになります。サグが1mm多いとはリアストロークが2.32mm沈んだということです。こんなの誤差範囲で無視ですよね。
しかし、そうでもないとのことなんです。Tracer Vpでお世話になりましたショップの店長曰く、サグが1mmということはF1の世界やMTBクロスカントリーの世界では非常に重要でスプリングレートが400lbの場合、電卓ではじくとリアホイールからリアサスにはすでに34.6kgの加重がかかっているそうです。F1の世界などと言われてもピンときませんが、体重の半分弱です。
そんなこと言われると、本当は怖い家庭の医学と同じでたかが1mmにこだわってしまうではないですか。1mmのために6000円の出費を考えるのです。あくまでもこの世界に身を投じた人達は。

でも、ボクシングの計量と同じでいいではないか、幾つから幾つまでみたいな。サグの1mmなんて誤差にしましょう。推奨されたサグの前後2mm程度であればいいのです。何故かと言うと、コイル自体、バネレートが50lb刻みですからね。で、次は減衰関係の簡単なセッティングです。