休日モード

模型・DIY・趣味全般のブログ

インテンス Intense Tracer Vp 富士見パノラマデビュー

富士見パノラマ 滞在その2 INTENSE Tracer Vpがいよいよ富士見デビューであるが・・。


これまで何度か富士見にTracer Vpを持って行こうと思っていましたが、ロード用のタイヤがなかなか外れなくて持って行くことが出来ませんでした。トホホです。
タイヤはIRC メトロのワイヤービートのものですが、ホイールのビートがはまる溝が深くて一度はまるとなかなか外れないのです。
しょうがないので、近所のショップで外してもらいました。500円+チューブ代金です。プロの方が結構時間かかって苦労してましたので安心です。これがスパッと外していたらあれ?ってなものですから。IRCのメトロはこのホイールには装着出来ても外すのに前後で1000円かかってしまうことがわかりました。

タイヤはKENDA NEVEGALがAS-Xでのフロントの使用感がイマイチでしたのでBlue Grooveの2.1インチです。
で、走りました。まずは駐車場走りから。舗装路は何度か走っているのでなんのことなくシートポストの高さ調整とディレイラーの調子見で終了。シートポストがある所から下がりません。あれ〜っ?微妙に湾曲してるのかな?ゴンドラ乗り場まで走りましたが、チケット売り場奥の登りも平地のごとくスイスイ走ります。いや〜いい調子と気分も上昇気流に乗ってダウンヒルバイクを2台追い抜きました。

装備も軽装であります。まず、ヘルメットが違う。フルフェイスではなくてクロカン用の涼しくて軽いやつです。プロテクター?そんなものしません。エルボーとニーシンガードのみの軽装です。夏の富士見はトレーサー VPだよ!ゴンドラの乗り口ですでに汗だくなんてもう止めたであります。この時にすでに年間スケジュールが頭の中で決まってしまいました。ガチガチのダウンヒルは涼しい春と秋、夏の灼熱の太陽はTracerで涼しく行こうよです。
ゴンドラ降りて、階段のスロープ下りてB・Cコースのスタート地点まで軽いラフ道をゆっくりと走ります。軽いジャブですね。お尻と手首に響いたのは。心地よい地面の凹凸を感じます。いやぁ、初めてサスペンションバイクで土の上を走った感覚です。あの頃は凸凹道を走るのが楽しかった。
それからCとBコースに入るシングルトラックを走りました。坂道は軽々登ります。前を走るダウンヒルバイクが邪魔であります。今までのダウンヒルバイクは何だったのだというくらい別次元の登りです。
それと、軽い。登りで普通に漕いだだけでフロントが上がるようなくらい軽いのです。リヤも軽く振れます。これはイケルカモと気持ちのボルテージは益々うなぎのぼりです。そのままBコース行こうかと悩み始めたのもつかの間、最初の平坦&登りの区間のみ。いざ下るとアレ?自転車をコントロール出来ません。最初の幅の広いカーブがいつものように曲がれません。リヤが滑るのです。どうしたんだろうと悩んでいるうちにCコースとBコースの分岐まで来ました。Bへ行こうかとの慢心は捨て、Cを軽く流そうと別の慢心でCコースのシングルトラックに進入しました。ところがであります、いつものスピードに乗れません。ロースピードですでに視点が上下にガックンガックン来ます。ダメだ、スピード出せない。リヤタイヤがぴょんぴょん跳ねるのです。
Cコースの最初のカーブの手前でなんと、大スリップしてしまいました。あやうく転倒ですよ。大事なTracer Vpです。傷なんて絶対に付けられません。ありったけの筋力使って足停止です。
プロペダルレバーはオープンにしてリバウンドは開放で走っていました。リバウンドを2クリック閉めて走るもダメ。リバウンドを3クリック閉めてもダメ。リバウンドをそれ以上閉めて走るのもどうかと思いましたし、この頃頭にちらほらしていたのがサグです。大島さんのブログにはサグがいかに大事か書いてありました。ただ、大島さんのブログは難しくて半分しか理解できません。これまたトホホですが。確か、フロントフォークが変わると当然、リアのセッティングも変わるとか書いてありました。サグはフロント・リヤ共に10mm取っていましたが、もっとサグを取らないとダメなのかなと思いながら走っていました。フロントフォークはまだ余裕があるように感じます。しかし、リヤはフルストロークしていないのに限界が来ているように感じます。まだストロークの半分程度しか使っていません。バランスを取るのが精一杯です。スピードを出すとフロントフォークも追従できなくなってしまい、リヤサスどころではありません。まいった・・です。タイヤが滑るのではなくて、タイヤが地面をトレース出来ないのです。え〜っ!?トレーサーという名前が泣いてんじゃん!
リヤサスとフロントサスのバランスも悪いのかもしれません。確か、ショップの人が平地でサスを上下に動かしてフロントとリアがほぼ平行に上下すればいいと言っていたな。フロントのエア圧が弱いのかもしれない。駐車場でエア圧調整するかとこの時思っていましたが、実はサスペンションポンプを持ってくるの忘れておりました。

これまで乗りなれたサスペンションは全てコイルサスペンションです。しかも懐の深いFOX 40RC2とDHX 5.0です。多少のギャップは踏み潰して走りました(コイルの長いストロークのサスペンションは素人レベルの走り程度では全ての未熟を包み込んでくれるのです)が、Fox FLOAT RP32はそうはいきません。はたと考え込んでしまいました。ショートストロークのバイクで思い出すのはFoesの2:1レシオの4Xですが、カーナッツの100mmストロークでもCコースはもっと早く走れましたし、Bコースも普通に走っていました。あのサスペンションはスピードが出ると結構いい動きしているのです。サスペンションのいい動きとはサスペンションの存在が消えることです。えっ!?これ100mmストロークだったのっていうのがセッティングが出ている証拠なんでしょう。
インテンスのTracer VPはストロークは145mmもあります。しかも素人レベルのスピード域ですよ。サスペンションの限界ではなく単にセッティングが出ていないのです。何をいじくればいいのでしょう?プロペダルは開放ですよね?あとの調整はエア圧とリバウンドのみですよ・・。
今まで乗ったどのバイクより危ないと思います。1つ1つ変化させて確認するしかないのでしょう。今回はサスペンションポンプ忘れてしまったのでエア圧はさわらないでリバウンド調整のみで走りましたが、多分、サグをもっととらないとダメなのでしょうね。
次回はリバウンドを開放から2クリック閉めこんで、サグを5mmずつ変化させながら走るようにしましょうか・・。エアサス恐るべしです。コイルサスのTracer Vpネットで見ました。最後はコイルに行くのか・・。

次回、サスペンションポンプを忘れずに持って行きます。また今度であります。

ということで、いいのか悪いのかわかりませんが、めでたくインテンス Tracer Vpの富士見パノラマデビューは終了しました。サスペンションのセッティングという課題は残りましたが。何か大きなものをコース上に落としてきた感じです。

Cコースはすでに初心者レベルを逸した超上級コースであります。

で、Cコースですが、軽い気持ちで走っていました。が、とんでもないです。あのコース、長雨で傷んでいるのはわかりますが初心者が走れるコースではありません。多分、ショップの初心者講習はCコースでは出来ないのではないでしょうか。カーブのさしかかりにちょうどタイヤがはまる程度のブレーキ痕のギャップに跳ねられてしまいます。あるいはカーブのドリフト痕でフロントもリアもタイヤが取られてしまいます。小学生の男の子や女の子が24インチのストローク50mm程度のハードテイルバイクでは走れるレベルではありません。カップルでの走行はもはや夢のまた夢のコースになっているように思います。Cコース下部でパトロールの人がコース整備をしていましたが、追いつかないのでしょうね。まだ、8月中旬です。あと半分MTBシーズンは続きます。今後、どのように荒れていくのか、楽しみと言えば楽しみではありますが・・。カップルライダーや親子ライダーが富士見のCコースで増えることを祈ります。