ザ・リアルマッコイズのワークブーツ The Real Mccoy’s BearHead
男の子が1度ははまるワークブーツのネタです。
ザ・リアルマッコイズ ベアヘッド ホースハイド
使い込めば使い込むほど味が出て価値が出る。このジャンルの極めつけは革です。
その中でもワークブーツとフライトジャケット、熱狂的な信者がいます。このシワの付き方がたまらんとか、フライトジャケットから人生語っちゃう人もいれば、フライトジャケットが生き様にまでなってしまう人もいます。中にはフライトジャケットを師匠と呼んだりする人もいるくらいのアイテムです。
革製品がですよ、生き様で師匠ですよ。
かくいう私はワークブーツと馬革のフライトジャケットと言えばA-2、大好きです。どこがいいのかと言うと、着込んだり履き込んだりすると体や足に馴染むからです。
それと、シワが刻まれたり、擦れていい感じに年季が入っていくのがたまりません。まぁ、好きな理由は同じでアブナい入口に立っているのは事実であるかも知れません。
自転車の革サドルなど、新品の時は指ではじくとコンコン鳴って、お尻が痛いのなんのって、それが馴染むとシルキーな乗り心地になって手放せなくなりますよね。
同じです。それがワークブーツや革ジャンにもあるのです。
ワークブーツは何足か持っているのですが、いつも履いているワークブーツは決まっています。物はなんでもそうですが、自分に合う物にたどり着くまでに何度かの犠牲が伴います。
それと、季節と同じように熱くなったり冷めたりします。あの時の自分は何だったんだろうとか。
ワークブーツはレッドウイングのラインマンから始まって、ウエスコのジョブマスター、ホワイツのスモークジャンパーにセミドレス、リアルマッコイズのベアヘッドで落ち着きました。
エンジニアブーツに走らなかったのが幸いです。
今履き続けてけいるのはホワイツのセミドレスとリアルマッコイズのベアヘッドで、ともに5inch程度の高さです。他は・・どうしちゃったんでしょうか?
リアルマッコイズというブランドについては何も言うことありません。キャンプ用品でいうとスノーピークみたいなものです。
私が持っているベアヘッドは2008年2月購入ですから2007年度製の馬革です。コードバンと呼ばれる馬のお尻の部分の革を用いています。
コードバンと言えばアメリカのオールデンが有名ですが、革に関してはリアルマッコイズよりオールデンのほうが上質です。雨の日は履かないほうが無難です。
靴底はキャッツ・ポゥ ソールと呼ばれる弾力性の乏しい堅い靴底で、ネコがモールドされています。
ネコのモールドなどソールの機能としては意味ないことで、おまけにキャッツ・ポゥ ソールはすり減るのが大変早いです。
ソールとしての外観は楽しいのですが、ワークブーツという名のもとでこのソールは趣味性が強く実用的だとは思いません。ホワイツのようにソールを選べる形にして欲しいです。
ベアヘッドの馬革と言うことで結構探しました。まあ、ベアヘッド自体流通数が少ないですからね。履くにあたっての不満はキャッツ・ポウのソールくらいで、革も柔らかく痛い慣らしを行う必要もありません。製縫も完璧と言っていいくらいステッチの歪みもありません。
馬革の経年変化はカウハイドと違った経年変化を楽しめますのでまめにメンテナンスをしつつ、ソールは#700ソール程度に張替えしつつ革に穴が開くまで履き続けようと思っています。
新品の箱の中、丁寧に梱包されています。これ程丁寧な梱包の靴、リアルマッコイズの自信の表れなんでしょうね。
定価はこんなもんです。高いか安いかはわかりません。神経麻痺してますから。
で、登場!笑顔になる瞬間であります。ここから細部を観察して買ってよかった〜と自己弁護、じゃなくて納得させる要因を探し始めます。
本物かどうか、サイトでチェックした部位をつぶさに確認します。
タグとか
タグとか
素材とか
次に外観チェックであります。縫い目のチェック。この鋲、ベアヘッドの特徴です。
縫い目のチェック
アイレットのチェック
ソールのチェック
キャッツ・ポウ ソールとはこういうものです。
このソールはコレクション用ですね。履くのがもったいないです。
ここの素材は靴の履き心地を左右します。柔らかい革を使用しています。ホワイツもそうでした。
ヒールの部分。赤と青のステッチが効いています。ステッチワークはお洒落ですよね。ヒールのアール感もベアヘッドの特徴です。
紐を通して最終確認です。このアングルから靴を見ることはありませんが、いい形してますよね。
で、1年と半年ほどたった状態です。限られた土日くらいしか履かないので、まだ形が出来ていません。ソールは結構減っているのですが。
秋まで履く機会もないのでオイルアップしました。
靴紐ですが、この紐格好いいのですが、ほどけやすい紐です。
ワークブーツネタはまだまだ続くであります。