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ビンテージな自転車が新しいと思う時がある・・・Learn from a vintage bicycle

Vintage bicycle・・・未来の自転車はビンテージ自転車に回帰する

http://vintagebicycle.wordpress.com/
ビンテージ自転車は実用的ではなく乗り回すものではありません。規格も違う、現行のフレームにビンテージパーツを取り付けてもろくなことがありません。
と、ちょっと前、Gaapの部品探している時にランプの自転車屋さんで言われました。
しかし、ビンテージパーツにはこれいいなと思う部品は沢山あります。
もう使われなくなったビンテージ部品をそのまま現在の自転車に取り付けることが出来るように規格を新しくしてメカ的には当時のままで、要は再販して欲しい部品は沢山あります。
走りを純粋に楽しむのであれば最新のパーツのほうが楽で速いのですが、自転車って単にそれだけではなくてメカとしての面白さがあります。
このメカが気に入ったということで少々不便でもそれを取り付けて眺めたり操作したりするのが楽しくなったりします。
今の自転車を構成する部品はどれもこれも同じでビンテージ時代の独創的なパーツが少なくなったのではないかと思います。
ビンテージ自転車はフレームを作る職人さんがアイデアを生かしたオリジナルなパーツを作ってフレームに取り付けています。
今の自転車のフレームとパーツの在り方が、自由な発想を妨げる結果となっているのではないか?
現在のようにパーツメーカーとの互換性を保つために何かを犠牲にするという制約もなく発想自体が自由なのがビンテージ自転車でもあります。
そこから学ぶものも多く魅力的なパーツも多いです。
で、このビンテージ自転車のフロントディレイラーですが、手動です。

マウント方法は現行の自転車には合いませんが、現行の自転車のようにバンド径にしてもらえば買いたくなります。
街乗りで滅多にフロントなんて変速しないのであればハンドル回りをすっきりさせるためにこういう単純な変速機があればいいなと思います。
それとこのハンドルと一体化したようなブレーキ

なんでこういうデザインがなくなってしまったのか・・・ハンドルメーカーとコンポーネンツメーカーが違うからですが、それはそれでいいのですが、汎用性を求めるとCannondaleのLeftyやFoesのCurnuttのようなフレームメーカーが作る個性的で魅力あるパーツがなくなってしまうのです。
この自転車のヘッド部分、これはこれで格好いい。

このブレーキ方式は今の車椅子と同じです。


こういう荷台と一体化したライトは今では皆無です。汎用性がないので売れないと思っているのです。
しかし、デザインとしては最高だと思います。

たった3速のごくシンプルなリアディレイラー
シングルスピードもいいけど8速はいらいない。内装変速なんて嫌だ。この形と3速という絶妙な変速は街乗りでは重宝しそうだと思います。

そしてこのような変速レバーで変速する楽しさは最高ではないかと思います。

また、こういうアイデア満点のリアディレイラーはフレームメーカーのオリジナルティがあふれています。
車輪の取り外しが現代の自転車より楽に取り替えることが出来るものです。


そして車輪が回転した数をカウントするカウンター

今はベルやライト、変速関係やサドルやハンドル、ペダルなど自転車を構成するパーツそれぞれの専門メーカーがどのフレームに合うように作っています。
パーツメーカーとフレームメーカーはお互い共存しているのですが、そうではなくてフレームメーカーがフレームのオリジナリティを出して自転車の構成部品までも総合的にプロデュースすれはもっとスマートにフレームとパーツの一体感のある自転車が生まれ新しい市場が開けると思うのですが。
今の自転車はみんな同じ形していますから特色がないです。
CannondaleやFOESといった独創的なパーツを作る自転車メーカーがもっと増えて欲しいです。
でも、未来系の自転車のプロトタイプを見ていると考え方は既存のパーツとの整合性など考えてないのでこのような自由な、ビンテージ自転車のようにオリジナリティ溢れたものになっているのではないかと思います。