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骨折とナース その6 ナースのハートをつかむのは難しい。

腓骨および脛骨骨幹部骨折は痛いけどなんとかナースさんの手を握るのは可能か?

もちろん、不可能です。
ナースがそんな事求めていません。
素朴な疑問と、ナースの働きっぷりを観察しました。
ナース服なんですが、家で着るのかというと絶対に着ないそうです。
聞いてみるとここの病院ではナース服は家に持って帰らないそうです。
病院のほうで洗濯業者に出すみたいです。
なんだ、つまらない。
ということで、病院でナースさんとの触れ合いは千載一遇のチャンス、貴重な瞬間です。
そっち系の擬似ナースとではくて本物ナースです。
リアルですよ。ナースさん。
しかし、本当にナースは時間が無い。
緊急受け入れする指定総合病院は勤務がシステマチックになっていてナース自体がスケジュールという管理下で仕事を消化していきます。
大変だと思うのはスケジュールは絶対的なもの、ナースコール、緊急処置体制はイレギュラーなもの。
これらを効率よく行うことはフロア全体の動きを把握し、指揮命令系統を機能させる優秀な人材がどこかにいるのです。
ナースは処置はしません。身の回りの世話、体温、血圧などの計測、投薬、患者の身体の異変の報告を行います。
1人で出来ない時はヘルプを呼ぶのですが、2人体制を取るのが大変なことです。
時間がかかります。ナースコールが入ります。対応しなくてはいけません。患者は文句言います。
あれも、これも、同時に進み優先順位を決め、それはコロコロ変わります。
そこに緊急入院が入るともう大変。
そして再びナースコール。
そういう環境下で働く事のストレスは相当なものです。
一人で何人もの患者さんを担当しています。
患者さんから見ると僕にはあなたしかいない。ですが、ナースからみるとワン・オブ・ゼムです。
骨折患者は骨折部位以外は全くの正常。
うら若きナースさんが気になって気になってしょうがないという方。
いいですか、肝心な事で、重要なことです。
ナースは患者さんに異性は全く感じません。尊敬もしません。あなたは単に患者という生き物です。
男のランクからすればあなたの次は駅のホームで酔っ払って寝ているサラリーマンです。
また、僕レベルのイケメンでさえ病室では10歳は老けて見えます。
そこで、僕は今は患者だが、治れば一端の男であります。君を口説く事だって出来るのだよ。ということなどまったく、これっぽっちもナースの意識にありません。
そんな暇ないのです。
つまり、救急総合病院でナースさんとどうにかなるなんて限りなく無理。
職場ではそういう回路してないのです。
ナースさんの望みは何か。
早く良くなって退院して、です。
で、僕なんて患者の中では最下層の患者です。
でも、ナースとて人間。心はミーハー。
例外を述べます。
最上位の患者さんはどんな患者さんかというと、
ボクシング世界タイトルマッチで激闘の末チャンピオンになった時の負傷。
これは、ナースさんにとっては自転車や道で転んだ傷とはまったく違う傷です。
F1ドライバーの骨折。
僕の骨折とは神聖度が違います。
サッカー選手、野球選手、つまり、ヒーローの傷は最上位の傷なんです。
ナースさんは傷に触れるときポッとするでしょう。
なにしろ今まで見たことないし触ったこともないプロの筋肉です。
健康診断でメタボーと烙印押される身体ではありません。
では、最下層の傷を持ったイケメンはどうすればいいか?
ナースさんとは人間として対峙する必要があります。
必要なのは品格や尊厳です。
では、どんな事が品格や尊厳なのか?って言うと、自分の病気を必死で直そうとする姿です。
言い換えるとサバイバーであります。
復活です。
僕は今日で約10日間の入院生活になるのですが、品格と尊厳、ナースの興味をひくにはどうすればいいかという事を考えてみましたので報告します。

呼びかけ

看護師さん、看護婦さんって呼ばないでナースさんと呼びましょう。
理知的な印象を受けるはずです。
何度か試したのですか、呼びかけはナースさんが好印象でした。

やたらナースコール押さない。

医療的なものはナースコール必要ですが、そうでないものに関しては、やたら押さない。
取り扱いが楽な患者になる。
これがポイント高いのではないかと思います。
きっとナースとて人間、ナースセンターではあの患者はああだこうだという会話があるはずです。
いや、あって当然です。
そんな中で、こんな事でナースコールされたくないよ、というされたくないナースコールみたいなもののベスト10くらいあるのかなと思います。
こうなるはずです。
「そう言えば、骨折で入って来た患者さんAってなんか、居るんだか居ないんだかわからないね。」
「なんか色々と工夫して自分で出来る事は自分でやってるよ」
「多分、会社ではやりてなんじゃない?」
「そういう人ってお金もってるよね」
ここまでくれば大丈夫。
ナースさんはサバイバル精神のある患者に惹かれるのではないかという先の予想からこういうの用意しました。
2mまで伸びる突っ張り棒
何をするかっていうとカーテンの開け閉めを自分で行うためです。
やって欲しくないナースコールでカーテンの開け閉めはベスト1ではないかと思うからです。

出会いは奇なもの稀なもの。
「この人憂鬱っていう漢字が書けたので決めた。」
夏目雅子
「地図を書くのが上手だったから」
ドラマの中での真木よう子のセリフ
これでナースさんのハートを掴めば報告します。

豆腐ハンバーグ
里芋昆布の煮物
ほうれん草のお浸し
玉ねぎの味噌汁