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吉田カバン Porter Heat 2Way トートバックの偽物判別しよう

時間があったのでブログの表示を変更しようと思ってあれこれやっているとデータが数日分消えてしまいました。
はてなダイアリーは色々とはてなな部分があって、よくわかりませんね。
数年前に買って一度も使わないでしまいこんでいた吉田カバンのポーターの出番がやって来ました。
三脚が入るカバンを探していたのですが、例によってカメラバックは全滅なので色々リサーチかけていましたが、そんなカバンはないという事でほぼ諦めかけていたところ、横浜で若い女の子がトートバックから三脚出している姿を見て、幼少の頃、映画で見たカバンからショットガン出して撃っていた金髪美女に惚れた事を思い出して、僕もトートバックにしようと思い東急ハンズで布製の安いトートバックを試しに買って使っていたのですが、これが非常に良い感触だったので、では、ちょっと底がしっかりしたトートバックでもと思って探していたんですが、持ってるじゃん、ということでひっぱり出しました。

吉田カバン Porter Heat 2Way トートバックの偽物判別方法

2010年のPorter HEATです。
2Wayという事でショルダーにもなります。
また、ジッパー開けたり閉めたりしてマチ幅が変えられます。
HEATはあまり好きなPorterではないのですが、何故か衝動買いしていました。
過去の自分を現在の自分は信じられないという事は多々ありますよね。
過去の自分のほうが偉いのか現在の自分のほうが偉いのかというと、現在の自分のほうが偉いはずですが、時たま過去に戻りたいと思うこともあります。
その時買ったことは嘘のような愚かな事かもしれませんが、今、それが役に立とうとしているので、失敗は成功の元というのはこういうことかも知れません。
違うような気がします。
HEATは偽物多いし、オクではあえてHEAT似ということで安く売っていたりします。
逆に偽物はどの程度のクオリティーだろうかと興味津々で、アジア某国に旅行に行くと危うく偽物Porterに手を出しそうになったりします。本物よりクオリティー高ければどうしよう思ったりします。
しかし、かりに本物のほうがクオリティー低くても本物は本物、偽物は偽物です。
オクや海外で偽物買わないためのチェック項目です。
ちょっまて、お前のHEATは本物かっていうことですが、新宿のタイムズスクエア吉田カバン直営店で買ったので偽物ではない筈です。二年も前なのでレシートとか捨てましたが、多分新宿のタイムズスクエア吉田カバン直営店で買いました。買ったはずです。買ったと思います。

      • ファスナー

YKK製です。
どこかに必ずYKKという文字が刻印されています。

Heatのファスナーは2タイプあるようですが、YKKに変わりありません。

      • はとめ

はとめには「PORTER YOSHIDA & CO.LTD」が刻印されてます。

      • ボタンフック

ボタンフックには「HAT☆THK.」

      • 金具の塗装

色は黒で、銅色のプライマーです。
黒はエッジの部分がすぐにはげますがプライマーの銅色はなかなかはげません。プライマーが剥げると光沢のある銀色の金属表面が出てきます。

LEDの時代に電球はないだろうと思うのですが、PORTERの文字はエッチングです。
マグライトはファスナーにリングで吊るされていますが、このリングは銀色と黒色があり、銀色のほうが直径が大きいです。

    • 生地

表地や中のポケットの生地はバリスターナイロンで裏にはアクリルコーティングされています。
本物であっても使い古すとこのアクリルコーティングが剥がれる場合があります。

バリスターナイロンは防弾チョッキ用の生地であるということが吉田カバンのおかげで知られました。

      • 420ナイロン糸の5倍の引裂強力であるそうです。
      • 800度/30秒防融性
      • アクリルコーティングされたバリスターナイロンの対水圧は780mm/24hだそうです。

テントのフライシートは500mm〜ですから小雨程度の雨では絶対に中に水は入りません。
ただ、縫い目は防水加工されていませんのでそこから水は入ってしまいますが、そのために裏地はナイロンオックスという撥水性のある生地が使われています。
バリスターナイロンなのかどうかの判断は素人にはわかりませんので、どうしても確かめたいというのでしたら、タバコの火を10秒ほど押し付けて穴が明けば偽物です。
裏地は500Dナイロンオックスでポリウレタンコーティングされています。

500Dナイロンはカバンの表地に使ってもおかしくない生地ですので、HEATは裏地もタフというこです。
吉田カバンは生地に相当のこだわりがあります。

    • サイドと底面はターポリン

糸はポリエステル白色の糸を使用して黒の軟質合成樹脂フィルムで裏と表をコーティングされています。
建築用やトラックのシートとかにも使われていますが、防水性が高いのでメッセンジャーバックやマリン系のバックの表地に使われています。
欠点は重いということです。
HEATの場合表がつや消しで裏が艶有りでコーティングしています。

    • タグ

タグは見比べるしかありません。ステッチの数とか数えますか?
意外とPORTERのタグはすれに弱いです。

ヌメ革です。タンニンなめしした革を黒に着色しています。革の着色はラッカー仕上げ、革のコバ処理はアクリル塗料仕上げです。
そんなに高級な革ではありません。

    • バックル


WOO JIN D-FLEX
WIENER-LOCK 20mm
Pat.Pending
中国製です
吉田カバンはナイロン製カバンでは日本の高品質なカバンの代名詞になっています。
小さいところを見てみると素材とか金具とかわりとこだわっていますので、庶民が買えるいいカバンのスタンダード品だと思います。
特にカバンの種類やサイズに関してはかゆいところに手が届いていてちょっと覚えられないくらいの種類があります。
どこかのメーカーがカバンを作ると何故か吉田カバンに似てしまうという没個性な面もあるのですが、逆に吉田カバンに似ていないカバンは機能的で斬新的な非常に優れたカバンかチープなカバンかのどちらかになってしまいます。





これだけ入れて、マチ幅広げなくてもカバンが膨らむことはありません。
三脚も顔を出さずに済みます。

このカバンはカッコいいとは思いません。
ちょっと線が太いのです。
しかし、三脚も日常雑貨も入りますし、カメラバックよりはマシかなと思います。