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釜山旅行・・・ソムジンガンのシジミ汁を食し、朝の南浦洞(ナンポドン)を徘徊しつつ光復路通りを歩き、そして地下鉄に乗るまで

今回の釜山旅行で一番楽しかったのは実は早朝の南浦洞(ナンポドン)あたりの散歩でした。

シジミ汁(チェチョプクク)
まず、公衆電話
携帯電話の普及から姿を無くした公衆電話ですが、釜山ではまだまだ街のあちこちに公衆電話があります。

ソムジンガン(蟾津江)のシジミ
ほんとうは「シジミスープ専門店」という日本語表記されたナンポドンにあるソムジンガンのシジミ汁にくはずでしたが、タクシーの運ちゃんがここに連れてきてくれました。

おじさんがシジミを洗っています。ソムジンガンというのはシジミが獲れた河の名前です。
シジミの産地を店名にしています。まるで産地が商品名になる日本の米と同じなので、それほどシジミ汁は釜山の名物料理ってことだと思われます。

こういう機械の中に入れて大量のシジミを洗っています。

で、定番の前菜です。
韓国で食を注文すると必ずミッパンチャンという前菜が付いてきます。
キムチ、ナムル等々ですがこれをおかずにしてご飯を食べることが出来ます。
韓国では料理を残すことはあまり悪い印象ではないようです。
それより料理を残したというのはお腹いっぱいになったのだなという、料理を差し出す者側からすると前向きな考えがあるようです。
こういう考え方って日本と韓国を知る大きな文化の違いの根底にあるものだと思います。
料理を残す・・・美味しくなかったのかなと思われる、あるいは思われたくないから残さず食べるという日本の習慣
料理を残す・・・あぁ、お腹いっぱいになってくれたのだなという作り手の考えと、もうお腹一杯食べましたありがとうという食する者の意思表示が韓国
これって両極端な人への配慮のしかただと思います。
後ろ向きな配慮から生まれる日本の習慣と前向きな配慮から生まれる韓国の習慣の違いですね。

シジミ

見ての通りです。栄養というか滋養強壮満点です。
シジミのエキスがフンダンにあふれていてこれこそ寒い日にフーフーしながら食べるには最高の料理でした。
釜山の名物ですよ〜

早朝の南浦洞(ナンポドン)界隈と光復路通り

楽しかったです。外国の街を堪能しました。今回は民家の周辺を探索しませんでしが、次回は是非密集する民家や路地を歩いてみたいです。
多分自動車関連の日本的には町の自転車屋さん的な整備工場です。
シャッターが開いていたりしますが、ちゃんとまだ開店していません。
しかし、余計なお世話ですが、このハッキリ言ってガラクタ的な店舗、悪く言うと貧しさの溢れた店舗、営業は大変そうです。
でも、看板は立派だと思いますが、この店とは違う看板のような気がするのです・・。


車庫証明がないので路駐ではなくて歩道駐車です。
あちこちで歩道駐車をみることが出来ます。このヒュンダイの軽トラックは良く見かけるのですが、いい感じではないでしょうか?


シジミ汁は当初予定していた店とは違っていたので自分のいる場所がイマイチわからない。
とりあえず一番近い駅を通行人に聞いてそっちの方向へ行くことにしましたが、シャッターが閉まっていたため、
南浦洞(ナンポドン)の街中から昨晩寒い思いをして歩いた光復路通りを通って南浦洞の地下鉄駅まで歩きました。
昨晩の煙草やチラシの散らばった汚い街並みが朝には綺麗に掃除されていました。
ちょくちょく見かけたのですが、箒を持った街を掃除する人たちがいたのです。







通行人に教えてもらった地下鉄1号線のどこかの駅と思っていた入口。

日本語では国際地下ショッピングセンターって書いてありますがそんな駅ありません。
ここは地下鉄の駅ではなく、国際地下ショッピングセンター街の1番出入り口でした。
位置的には最寄りの地下鉄の駅がチャガルチですぐ隣が国際市場ってことになります。
別名「アートストリート」って呼ばれていて美術品とかの店があるようです。






ここから昨晩歩いた光復路通りです。
ここまで来れば南浦駅の位置もわかってきます。
昨晩のお祭り騒ぎもなく閑散としています。歩道のゴミは綺麗に片づけられていました。
ナンポドンは一見歌舞伎町のような雰囲気もあるのですが、ここは一般庶民が寄り集まって自由な商店街を作り上げているような街です。
今回の釜山旅行はナンポドンを中心にしてあちこち回ったという感じです。
これから地下鉄1号線で南浦駅から温泉場駅まで直行です。
日本では見られない釜山の街並みはよく写真で撮りました。目で見る全てが楽しくて面白かったです。
写真で見るとどれもこれも原色の激しいハングル文字の看板です。この看板のおかげでどこがどの通りなのかさっぱり分からなくなります。
通りごとの特色は出店が出るとなんとなくわかるのですが、街並みだけではまるで迷路の世界です。
恐らくですが、そのうちこの人がいないのにうるさい喧騒が聞こえてきそうな街並みも慣れて当たり前のように感じるのだと思います。
釜山旅行で旅情を感じることが出来たのか・・多分、出来ました。
人との交わりから感じる旅情、物や景色から感じる旅情、というのは感じることは出来なかったかもしれませんが、韓国人の暮らしっぷりを外野から見て感じた旅情というのは感じることが出来ました。
つまり、韓国人にとって、特に日本と歴史的に深い関わりのある釜山に住む韓国人にとっての日本人は必ずしも好きな民族ではないということです。
むしろ、ソウルの韓国人のほうが友好的に思いました。
そういうと語弊がありそうですが、確か、初日の焼肉食べた時に隣に座っていた学生さん達・・・僕らが日本語しゃべっていると、グループの一人の男性が女性に日本語しゃべれる?っていうことを聞いていました。
おそらくその女性は日本語の勉強をしていたのでしょう。もっと勉強していれば話かけてきたかもしれません。
焼肉の注文でこちらがまごついていると助けてくれましたので、意識の中に日本人観光客があったのだと思います。
外国に行くとその国の言葉で話すのが最低の礼儀かと思います。
日本でアメリカ人から平気な顔して英語でペラペラ話してくると日本語しゃべれって思いますよね。
ただ、話せても相手の言っていることがよくわからないのです。


































というような街でした。
時間は8時くらいです。でも、誰もいません。
ナンポドンは人が住んでいない、人が集まってくる街なんですね。