2011 Rock Shox SID XX Dual Airの詳細 Kuwahara Gaapの再生
2011 Rock Shox SID XX Dual Airの詳細
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- Dual Flow
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リバウンド調整です。
リバウンド開始時とリバウンド終了時のダンピング調整を独立して出来るというものであるらしいです。
サスペンションが沈んでから伸びる最初と、伸びきる最後のダンパーの効き具合を調整するという、いいかえれば物凄い機能です。
じゃあ、調整ノブが2個ついているのかというと1個しかありません。
あれ?
SRAMのサイトを覗くとこう書いてあります。
デュアル・フローはBig HitとSmall Hitを独立した減衰回路で制御する。
Big Hitに関しては工場ですでに調整済み。ユーザーはSmall Hitの調整が出来る。
Big Hitとはending-strokeでSmall HitとはBegining-Strokeである。
ここでいうendingとかBeginingというのはストロークの始めと終わりということで、Endingは縮んだサスの戻り始めで、Beginingは縮んだサスが戻りきる最後っていう意味で、日本語的には逆にとらえてしまうので勘違いしやすいです。
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- Dual Flow Adjust
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Big Hit時の工場設定というのがどういうものか分かりませんが、デュアル・フローにアジャストが付くと、EndingもBeginingもユーザーが調整することが出来るようです。
BoXXer World CupやBoXXer R2C2はDual Flow Adjustです。
色々言われると分からないのですが、伸びきる最後のダンパーの調整って、普通のリバウンド調整のことです。
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- XX Motion Control
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モーションコントロールでも機能の違いで色々あります。
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- Motion Control:ロックアウト時でもダンパー自体がハード的に収縮してほんの数mmサスペンションの機能を果たす。また、ビックヒット時はブローバルブが動作してダンパーの破損を防止し、フラッドゲート調整でブローオフの閾値を変えることが出来る。コンプレッションの調整は高速側が出来ない。完全に上りを意識したコンプレッションですね。ただ、低速側コンプレッション調整はフラッドゲートで調整可能のような気がします。
- BlackBox Motion control:樹脂製のモーションコントロールユニットがチタン製のモーションコントロールユニットになっている。リバウンドはデュアル・フローになっている。高速側と低速側のコンプレッションもデュアル・フローであるが、高速側コンプレッションの調整は工場出荷調整となっていて個別に調整は出来ない。ロックアウトはリモート式のPushlocと低速側のコンプレッション調整可能なPoplocに対応する。
- XX Motion control:BlackBox Motion controlのロックアウトが油圧式のXlocになったもの。リバウンドはデュアル・フローである。
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めちゃくちゃ分かりにくいです。分かりにくくする理由はブラックボックスだとかXXとか単語から機能を連想出来ないからです。
実物を見ると分かるのですが、XX Motion controlのXloc低速コンプレッション調整は金色のノブの部分です。つまりロックアウトも低速側コンプレッション調整もハンドルバーの上で出来るってことです。
リリースしてロックアウト
押してロックアウト解除
金色のノブがフラッドゲート調整、クリック感のない無段階調整です。
これでロックアウトの強度、つまり低速側のコンプレッション調整のような機能です。
ロックショックスはダウンヒル系のミッションコントロール、ロックアウト可能なクロカンやAM系のモーションコントロールなどコンプレッションダンピングが2系統あるってことです。
2012年度のロックショックスはモーションコントロールがさらに進化してモーションコントロールDNAと、また意味の解らないネーミングとなっています。
2012年のロックショックス
コラム未カットで重さは実測1.51kgありました。
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- Dual Air
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- ディスクブレーキホースガイド
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2010年モデルにはなかったブレーキホースガイド。FOXにはすでについていますがようやくロックショックスにも付きました。
これでタイラップともおさらばです。
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- ディスクブレーキ台座
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- クラウン
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1.5ヘッドチューブに対応した大きめのクラウンフェイス
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- サグ調整グラフィック
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ロックショックス得意なアノダイズド処理したうえでのグラフィック
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- ステッカーとか
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シールではありません。プリントのような感じです。
仕上げとかとても頑張っていますが、それでもFOXのほうが質感共に高級感あります。