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ROCK SHOX LYRIK DH Solo Air のオーバーホール Intense Slopestyle フロントフォークのオーバーホール その1

ロックショックス リリック DH Solo Air フロントフォークのオーバーホール

そろそろ自転車のメンテナンスをしなくてはいけません。
ロックショックス リリックのオーバーホールは去年のシーズン中に一回は行おうと思っていましたが、なかなか時間が取れずリバウンドノブが回転しない状態でとりあえず使っていました。
今シーズンは去年ほど富士見パノラマに行けない日々が続きそうですが、新緑、暑い入道雲と青空、乾いた土などを見ると行きたくなってしまいます。
で、久しぶりのMTBネタであります。
ROCK SHOX LYRIKは2010年モデルです。
170mmストロークという微妙に痒いところに届くストロークに魅了されて、FOXの優秀なサスペンションを売り払ってまで買った一品です。
結果、少々の後悔はあるものの、これもメンテナンスすれば見違える動きに変身するだろうという期待のもと、重い腰をあげて分解清掃、オイル交換、Oリング交換をしました。
ロックショックスって簡単に分解・部品交換できるのでサンデーライダーにはもってこいのサスペンションです。

1.フロントフォークをクランプする

ミノウラの作業スタンド。これ絶対必要です。これがあるないで作業上のストレスが全然違ってきます。

2.エア抜き

ソロエアータイプなのでネガティブエアー抜きはありません。
もし、デュアルエアータイプなら最初にネガティブエアーを抜いてポジティブエアーを抜きます。

3.ロワーレッグを抜く

5mmのヘキサレンチ使用
(1)ダンパー側のリバウンドノブを引き抜いてボトムボルトを4回転緩める
ここではボルトは完全に抜かないほうがいいです。

これがリバウンドノブです。リバウンドノブはマニトウのように走っているうちに抜けて無くしてしまうということはありませんが、これを無くすとリバウンド調整が出来なくなります。
この六角は残念なことに日本で売られている標準的な六角レンチのサイズではありません。

Oリングではなくてカチッとした金属製のリングでリバウンドノブをクリップしています。
心配でしたら走るときは外しておいたほうがいいかもしれないです。



(2)エアー側のボトムナットを4回転緩める
ここも5mmのヘキサレンチ使います。


(3)プラハンマーでボルトの頭を軽くたたいてシャフトをロワーレッグから外す

(4)シャフトが抜けたらそれぞれのボトムボルト、ボトムナットを抜き取る
オイルが抜けるのでオイルパンの用意をしておく

よく見るとエア側はレッドラムが抜けているのですが、ダンパー側は色の違ったオイルが抜けてきました。
しかもごく少量です。
なんのオイルだろー

(5)ロワーレッグを引き抜く

4.ダストシールを抜く

ダストシールにはちゃんとジュディーバターだかなんだかわかりませんが、グリースが塗られていました。
グリースは結構残っていますし、グリース自体汚れていませんので、ロックショックスのダストシールは優秀なのかもしれません。
このグリース見て中に水が入っていないことがよーくわかりました。
乗った回数も少ないと言えば少ないですが。

ロックショックスはマニトウと違ってオイルスポンジではなくてオイルシールが入っていました。
オイルシールの場合、ダストシールにはグリースを塗っておくのが正解なのかもしれません。
そういえば、マニトウ ドラドの古いタイプのダストシールにはグリース塗るということを聞いたことあります。

これが結構きつく圧入されています。
マイナスドライバーで抜き取るのですが塗装に傷がつくのでドライバーの柄にはスポンジ巻いておきます。
シールの下の肌色の部分はDUブッシングなので傷つけないようにしましょう。
このブッシング、気になる人は気になりますよね。でも、交換しません。
ここが摩耗するまで使えばもうインナーチューブもヘロヘロだと思いますので、新しいのを買うのです。

取り外したダストシール
もちろん再利用は出来ません。

ここまでで注意することはありません。
手ごわいのはオイルシールがなかなか抜けなかったことです。

    • 使った工具
      • 5mmヘキサレンチ
      • プラハンマー
      • マイナスドライバー