武井バーナーとダッチオーブンでパンを焼く フランスの田舎のパン カンパーニュを焼く
カンパーニュ
フランスの田舎のパンです。
素朴なパン、カンパーニュを武井バーナーとダッチオーブンで焼きます。
カンパーニュ、こういうパンをモテパンといいます。
女の子が好きなパンの一種だからですが、ワインと合いますので大人のパンとも言えます。
名前の字面とでもいいますか、発音とでもいいますか、「カンパーニュ」という言葉から不愉快なものを想像することが難しく、赤レンガとか石窯とか・・そういう女子が好きそうなものを想像させてくれる名前なのです。
素朴とは言っても店で買うと高級なパンですし、予約が必要なパンでもあります。
ようは、コンビニでは売っていません。
キャンプに彼女を連れていける環境の幸せなヤツはすぐにでもダッチオーブンを買いにGOです。
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- モテる男の子
- 知らないことを普通に知っている
- あるいは、流行っているものを昔から自然に身に付けている
- やさしい
- 見えないところで男らしい
- (見えないところで男らしいとは)
- モテる男の子
どういうことかというと、この人は一体何が出来てしまうのだろうという底の深さを不透明にすることです。
で、パンを焼く
作り方は簡単ですが、注意することは一次発酵を十分に行います。
少なくとも90分、できれば100分クラスで。
で、二次発酵も30分は最低でも行います。焼きに武井バーナーで40分です。生地つくりに30分かかりますので実に3時間超えます。
キャンプでは夕食を犠牲にしてでも発酵時間を確保します。
ごはんの代わりになる食事パンですからこれが夕食のごはん代わりになります。
強力粉と全粒粉
ドライイーストと食塩
クルミとレーズン
クルミは細かく砕きます。
レーズンはお湯でふやかして、必ず半分以上に切る(これ、大事です)
オレンジピール(ペースト状になっています)
ドライイーストと塩を少量のぬるま湯に溶かして時間をおかずに生地に練りこむ
なかなか練りこみにくいですけど、焦らずにとにかく練りこむ
と、こんな感じになる。
具の量ですが、欲張ってクルミやレーズンを多く入れるとパン生地に練りこむことが出来なくなります。
生地に練りこめる限界みたいなのがあって、どうしても練りこめないものは練りこむのを諦めて食べてしまいます。
一次発酵は膨らむまで行う。
パン作りで一番大事な一次発酵
発酵は28℃〜32℃の温度で。温度計のついた時計で温度管理します。
もし、膨らまなければ失敗です。諦めてもう一度生地から作り直します。
ひたすら待ちます。
武井バーナーの用意とダッチオーブンのプレヒート
武井バーナーは火力調整が苦手なので高さ調整可能な補強材(ホームセンターで売っている柱を支える器具)で簡易なコンロを作ります。
ダッチオーブンのプレヒート
パン型に生地を入れる
パン型にも粉をまぶしておきます。
なぜ、まぶすのかというと、焼けたパンをテーブルに出すときにこの粉を振り払うためです。
焦げ付かないという意味もあるのですが、焼けたパンの粉を振り払うという行為が見る人(食べる人)にとって本格的なパンの完成だと思ってしまうからです。
ダッチオーブンの蓋をバーナーで温める
武井バーナーは当たり前ですが、下からしか焼けません。
パン作りにはこれが一番の厄介なところです。
本当は炭で包み込むように焼ければいいのですが、焚き木はしないと決めましたので(理由は後片付けが面倒だからです。心無いキャンパーの炭の片付け残しを見ると、そこでテント張りたくなくなります。)、バーナーでダッチオーブンを定期的に焼きを入れます。
たまに蓋を開けて焼き具合を見る
パンが焼けて来るとパンの匂いがしてきます。
定期的に焼き具合を見ます。トングでパンの底の焦げ具合も確認します。
あまりに焦げ過ぎていたら、ダッチオーブンと武井バーナーの距離を離します。
箸でつついて箸に小麦粉が残らなければ焼けています。
後は焼き色の問題となりますので、ここからは焼き過ぎずという感覚です。