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2011 フィギュアスケート世界選手権大会 キム・ヨナ選手二位、安藤美姫選手が世界女王に

2011 フィギュアスケート世界選手権

GW中の選手権ということでLIVEで見ていません。
やはり安藤美姫選手とキム・ヨナ選手の戦いになりました。

浅田真央選手

どうしたのだろう?痩せすぎではないだろうか?ちょっとスケートから離れて遊んではどうだろうか?
3Aは単発。演技もバラバラ。
浅田真央選手の持ち味は元気で明るい力強さであるはずですが、単発ジャンプも高さも勢いもスピードもありません。
個人的にはこれまで塗り替えてきた女子フィギュアの限界に挑戦してほしいと思いますが、結果が全てのスポーツです。
浅田真央選手に求められるのは順位を伴ってのフィギュアスケートの限界に挑戦ということでなければいけないのです。
非常に重いものを背負っている浅田真央選手ですが、今シーズンはメダルに届きませんでした。
こうなったら、今シーズンはそういう時もあるよ的に終わらせるのがいいです。


浅田真央選手は順位争いに加わってほしいという願いはありますが、今のフィギュアスケートの採点基準は浅田真央選手には不利とはよく言われます。
トリプルアクセル+ダブルトゥループ(9.5点)がトリプルルッツ+トリプルトゥループ(10点)より点数が低いのです。
でも、今期の浅田真央選手はそれ以前の問題です。ジャンプが不調?それは3Aが決まらないから?
しかし、トリプルアクセルだけでジャンプを戦っても試合には勝てません。
フリーでは3Aが単発で終わっています。
キムヨナ選手はトリプルルッツ+トリプルトゥループを完璧に決めています。
一方で浅田真央選手は3回転3回転のコンビネーションジャンプは演技から外れています。
浅田真央選手はジャンプの何に重点を置いているのか・・?
何故、トリプルアクセルにこだわるのか?
現役女子では浅田真央選手だけが飛べるからトリプルアクセルにこだわるのか?
他のトップ選手が飛べて浅田真央選手が苦手なルッツやサルコウが飛べないから、代わりに難易度の高いトリプルアクセルに挑むのか?
トリプルフリップ+トリプルループトリプルフリップ-トリプルトウループのコンビネーションジャンプもイマイチ未完成です。
全てのジャンプを均一にとは不可能ですが、特にルッツのエッジエラーと苦手なサルコウを克服するだけでも無敵に金メダルに届く技術はあるのです。
今の採点基準は技術レベルが均一な選手にやさしい採点となっています。
技の一部が飛び抜けたある意味、天才スケーターより、出来るだけ多彩な技をそつなくこなすアベレージスケーターがジャッジに受けがいいようです。
調子のいい時の浅田真央選手の演技は見ていて面白いです。
スパイラルシークエンスもステップシークエンスも圧巻の演技です。
浅田真央選手はまだまだ伸びていく可能性が見え隠れするとても凄い天才スケーターであるのは確かです。
しかし、今年は3Aが飛べなくて得点を取れる演技の構成が出来なくなっています。
言い換えれば浅田真央選手は3Aを中心にして得点の取れる演技構成しているので3Aがこけるとみなこけてしまうということが今シーズン露呈してしまいました。
ひょっとしたら、ルッツやサルコウトリプルフリップ+トリプルループの完成度を高めようとしたことで3Aが飛べなくなったのかもしれませんが、この不調はいつかは乗り越えられるスランプであればいいのですが。

で、安藤美姫選手

そうなると安藤美姫選手はキム・ヨナ選手より多彩で、難易度の高いジャンプを飛ぶことが出来ます。
安藤美姫選手は今のフィギュア界に合った戦い方で、同じタイプのキム・ヨナ選手のライバルとなっていますし、今回世界女王になりました。
ショートもフリーも素晴らしいの一言です。
この選手、よくぞここまで来たと思いますし、今年の安藤美姫選手は奇跡ではないかとも思います。
今の安藤美姫選手には誰も勝てないのではないでしょうか?
欲を言えばもっと明るく振舞ってほしいです。

一方でキム・ヨナ選手

東日本大震災支援のため世界選手権で獲得した賞金を寄付しました。それは日本人にとって大変嬉しいことです。
色々と言われているようですが、キムヨナ選手、氷の上に立っているだけで色っぽい選手です。
表現力は誰も到達できないといいますか、今までこんなに豊かな表現を流れるように演技する選手は見たことないです。
ジャンプが全て美しいです。スピードも感じられます。着氷後から次の演技に移る瞬間も何故か色っぽい。
例えばダブルアクセル(3.3点)ですが、安藤選手、浅田選手よりも美しく見えます。
ステップシークエンスは惚れ惚れします。
アイスショー向けと言われればそれまでですが、完成の域に到達してすでに新しい技での伸びしろが見えないというつまらなさはあるかもしれません。
しかしです、キムヨナ選手は新しいプログラムでの演技内容(表現力)で難易度の高い技を決めてくるトップ選手を凌駕してしまうのだろうという期待はあります。
今シーズン初めての公式試合で、初めての演技構成。誰もが興奮しますよね。
初プログラムを一発勝負的に持っていったところに戦略があったように感じます。
フィギュアスケートは高度な技を競い合うだけではありません。見るものを魅了する演技力も重要な要素になります。
キム・ヨナ選手には抜きんでた演技力があります。
しかし、今のままでは安藤美姫選手には勝てないです。
そういう意味からして、キム・ヨナ選手の来シーズンの動向が気になりますが、この色っぽさはまだまだ続けてほしいです。
欲を言えば、演技が終了してから素に戻る時間が早すぎです。余韻がないのが残念。この選手結構割り切ってますね。

で、将来の日本フィギュアスケート界を背負う村上加奈子選手

可愛いです。
2年後、どうなっているのか楽しみです。

安藤美姫選手フリー演技

浅田真央選手フリー演技

キムヨナ選手ショートプログラム

キムヨナ選手フリー演技