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SOTO シングルバーナー ST-301

キャンプになくてはならないものはランタンです。
でも、無くてもいいけど、あれば便利なものはバーナーです。
別名コンロです。
飲み物は冷たくても飲めますし、食べ物はスーパーやコンビニに行けば困ることありません。
無ければ無くてもいいバーナーはこれまで武井バーナーを使っていました。
贅沢とは何もしない贅沢もあれば、世の中便利になっているにもかかわらず手間ひま惜しまず汗を流し、コストをかける贅沢もあります。
無くてもいいけどあった方が楽しいバーナーはガス、ホワイトガソリン、灯油があります。
燃料はどれもランタンと同じです。
手間ひまかかるのは灯油です。灯油はガソリンのように常温で加圧すれば気化するというものではないので、加圧した上にプレヒートさせないと燃焼しません。
プレヒートも経験が必要で、適当に終わらせて点火させると火柱が出たり煤だらけになります。
じゃあ、灯油式は上級者向けなのかというとそうではありません。正しいことを正しくしていれば一番安全なのが灯油です。
ですから、灯油式のランタンやバーナーはむしろ初心者こそ使うといい燃料だと思います。
しかし、手間がかかる。この手間が初心者を遠のける結果になっています。でも、その手間はほとんどが簡単なことです。
灯油を燃料とするランタンやバーナーはメンテナンスの時期が近づくと、不点灯という症状や煤の症状で教えてくれます。
爆発という恐ろしいことは起こりません。
そういうことをわかったうえで無くてもいいものに手間ひまかけてコストをかける贅沢は本当に贅沢なんだろうかと最近疑問に思うことがあったりして、シングルガスバーナーを購入しました。
武井バーナーは今後も使い続けますが、調理は火力調整の難しい武井バーナーからガスに変わって行きそうな気がします。
で、今回のキャンプには武井バーナーは持って行かないことにしました。
イワタニのカセットガスコンロはキャンプに持って行っているのですが、薫製用にカセットガスが使えるガスとバーナーの分離式のシングルバーナーが必要になりました。

SOTO シングルバーナー ST-301

ガスとバーナーが分離するタイプは中国製を含めて色々ありますが、カセットガスをメインに使うのでしたら日本製がいいです。
このSOTOというメーカーは新富士バーナーでガス式燃料器具では一流メーカーです。
SOTOなんていうややこしい名前にしないで新富士バーナーとしたほうが信頼度が上がるのではないかと思います。
最初はSOTOってなんだろうと思っていました。新富士バーナーでなければ買わなかったかもしれません。
多分、ユニフレームや野外に自宅のリビングルームやキッチンスペースを作ることを推奨しているかのようなスノーピークというメーカーが作るガス式の器具より信頼がおけると思います。


カセットガスのアタッチメント部
真鍮のがっちりした作りです。



イワタニのカセットガス。
カセットガスは切り口があるタイプのガスか切り口がなければ出っ張りがあるタイプのカセットガスが使えます。
カセットガスは必ず倒して、倒しても上下がありますので、こういう切り口や穴のあるアタッチメントでないと使えないです。

バーナー部分
ガスホースのコネクト部分も真鍮製でがっちりしています。


足は広げてインサートを溝に落として上からナットを回して押し下げて固定するという、これまたしっかりした作りです。

収納時の自動着火装置

使う時はバーナーから倒して使います。


着火
仕様では3,200Kcalです。
3.7kWなので発熱量は881
損失は考慮しないでいると100CC/10°の水を100°で沸騰させるには約10秒で沸騰させる力があります。

難点はこの収納袋が少し小さすぎるのではないかと思います。
この点は色々な方が袋が小さいとレビューしていますが、まさにその通りです。

それと、このガスホース。
バーナーの下なので熱で溶けないだろうかという心配。
もし、溶けたら大変なことになりそうですし、都市ガスのように一定以上のガスが流出すると自動でカットするようなものは付いていません。
バーナーとは別体で風防が付いていますが、これが遮熱板になっていますので大丈夫です。
自動着火装置には断熱陶器で熱を伝えにくいようになっています。
風防の無いタイプやあっても貧弱なものガスホースによく金属製のスプリングやメッシュで保護してあるタイプもありますが、あれは熱を拾うのでやめたほうがいいです。
ということで、色々と準備が整ってきたのですが、本当にキャンプに行けるんだろうか?