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ROCK SHOX LYRIK DH Solo Air のオーバーホール Intense Slopestyle フロントフォークのオーバーホール その3

ROCK SHOX LYRIK DH Solo Air フロントフォークのオーバーホール
エアチャンバー側の分解
1.トップキャップを外す

エアは抜いておきます。
まず、24mmのボックスレンチでエア側のトップキャップを外します。

去年、乗る前にここを一度外してレッドラム5cc程いれました。
一年使って、10日少々ライドしてトップキャップ開けてみると見事に消費されていました。

しかし、オイルが完全に抜けていたというわけではなく、オイルはエアピストンからポジティブ側に潤滑していったという感じです。
ロックショックスのサイトにも注意書きされていますが、エアチャンバーのレッドラムの補給は適時行う必要があります。
この感じですと、10回程富士見パノラマに行って、一日に4〜5回CコースとBコースを織り交ぜてチンタラ走ったら、一度エアチャンバーのオイル状態を確認して、できればレッドラムを5cc程補給するのがいいかも知れません。
エアサスペンションの肝がエアピストンのOリングの劣化具合になりますので。

2.エアピストンを抜く

Cリングをスナップリング外しで取り外す。
よく見るとベースプレイトにはノブのような突起があってCリングを縮めることができません。

ベースプレイトを押して突起をずらしておきます。

Cリングはスナップリング外しで外します。

で、抜けました。

こんな感じのエアピストンになります。

エアピストン側はさらに小さなCリングでピストンをクランプしています。
エアピストンはウエーブワシャーの隙間分上下に動きます。

エアピストンを挿入するシャフトは材質が違うようです。
半面が削れていますがこれはこのシャフトを取り外すための切り込みで向き等を決めるものではありません。

左から、エアピストン、キックプレート、トップアウトバンパー、ネガティブピストン、ネガティブピストントップアウトバンパー、アルミ製サポートワッシャー、ウエーブワッシャー、ベースプレートという名称であるらしいです。

ソロエアーですからポジティブもネガティブも均等にエアが充填されます。
エアを完全に止めているのはネガティブピストンの外周にあるOリングと、エアシャフトの貫通する部分にあるOリングになります。
しかもこのネガティブピストンはフローティングしていますのでここのオイルが切れてOリングが痛むとサスペンションとして機能しなくなるんですね。
エアチャンバー側の給油はまめにやっておきましょう。