ROCK SHOX LYRIK DH Solo Air のオーバーホール Intense Slopestyle フロントフォークのオーバーホール その4
ROCK SHOX LYRIK DH Solo Air フロントフォークのオーバーホール
ダンパー側の分解
よくわからないミッションコントロールです。
コンプレッションはロースピードとハイスピード調整可能でフラッドゲート無しのタイプです。
リバウンドも調整可能でコンプレッション調整とリバウンド調整はともに独立して調整することができるという、今のエアサスペンションではいたって標準装備です。
ロースピードとハイスピードコンプレッション調整は走り方によってハイかローを効かせるというものです。
めちゃくちゃ飛ばしている時はハイスピード、チンタラ走っている時はロースピードコンプレッションがダンパー制御を受け持つです。
ちんたら走っているとハイスピードは機能しないし、めちゃくちゃ飛ばしているとロースピードは効きません。
乗り手はダイヤルでハイスピードとロースピードを独立して強にしたり弱にしたり設定するとあとはサスペンション側が自動的に走りに応じて動きを制御してくれます。
口では簡単ですが、路面は複雑なので相反する要素が沢山出てきて、底付きしたりフロントノーズダイブしたりします。
うまい人はサスの動きが自転車のスピードを落とさないようにライン取りをちゃんとして走るのですが、僕のようなライダーは与えられた道をまっすぐに走るだけなのでコンプレッション調整というのは永遠のテーマとなってしまいます。
サスペンションというのはサスペンションの動きをコントロールできる人がサスペンションの本来の性能を享受することが出来るのです。
といってしまってもいいかと思います。
1.コンプレッションダイヤルを一番ハードにする。
何故ハードにするかというとハード側にするとコンプレッションダイヤルが上に移動して、24mmのトップキャップが見えるからです。
ここに24mmの平形スパナでクランプするとコンプレッションダイヤル類を分解しなくてもコンプレッション部分が取り外すことができるからです。
コンプレッションダイヤルを分解するのでしたらハード側にする必要はありません。
ロースピードダイヤルを反時計方向エンドまで回してダイヤルをクランプして4mmヘキサレンチでボルトを緩めます。
ハイスピードコンプレッションダイヤルは芋ねじ二個で固定されていますので1.5mmヘキサレンチで芋ねじを緩めます。
初めて分解したのにどうして傷が付いているのか不明ではあります。
24mmボックスレンチでダンパートップキャップを緩めます。
コンプレッションダンパー部分が外れました。
ダンパーオイルを抜き取ります。
ロックショックスのダンパーオイルって赤いんですね!全然汚れていませんでした!!
というのもパーツが樹脂製が多いので車やオートバイのようにオイルが著しく汚れることもないのだと思います。
エア側と同じようにCリングをスナップリング外しで取り除きます。
ただ、ベースプレイトにはノブのような突起はありませんのでそのままCリングを外すことができます。
リバウンド側が外れました。
こんな感じのミッションコントロールです。
ちょっと前の筒状のものではなくなりましたね。
コンプレッション側ピストンの樹脂製のライダーリング
模型作る方ならわかりますが、ランナーから部品を外すとゲートと呼ばれる部分が残ります。
普通、ここをフラットに削るのですが・・。
コンプレション側のライダーリングはフラットな感じです。
で、分解完了です。
それぞれのパーツはパーツクリーナーで綺麗に洗浄しておきます。
ここまでの注意は別にありません。
至って簡単に分解できます。マニトウより簡単でした。
素人でも手が出せる非常にシンプルな作りです。こうでなくちゃですね!
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- 分解に使った工具
- 24mmボックスレンチ
- 5mm、4mm、1.5mmヘキサレンチ
- スナップリング外し
- マイナスドライバー
- クランプツール(プライヤーなど)
- 分解に使った工具