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Pelican 1490CC1 Laptop Case ちょっとハードなカバンというかケース

Pelican 1490CC1 Laptop Case

数年前に買いました。



ちょっと前にもアップしましたが、タフな保護ケースの代名詞であるPelican Caseにラップトップケースというパソコン用ケースのラインナップがあります。
アタッシュケースになりますが、Pelicanではラップトップケースと言っています。
ゼロハリのようにエレガントとタフさ兼ね備えたアタッシュではありませんが、土の上でも、砂浜や波打ち際でも、火山灰が散るところに置いても違和感ないケースです。
しかも、水に浮きます。車に踏まれても壊れません。と、書かれてあります。
主だった規格に適合しています。

本体の素材

ブロックコポリマーポリプロピレン樹脂と書かれています。
なんだかよくわかりませんが、そこらへんに転がっている素材であるのは確かです。

Pelican 1490CC1は工具入れ用途に買ったケースです。
アタッシュケース工具入れは移動を車で行わない人には便利です。
Pelican Caseは新幹線や飛行機で乱暴に扱われても平気で、そのまま宅急便で送れますし、そのまま海外にも送れます。
形状的に積み重ねても荷崩れしない形をしているので、数個のPelican Caseをキャスターでバンドで留めて移動できます。

      1. ドライバーセット
      2. テスター
      3. クランプメーター
      4. メガー
      5. 図面類
      6. ケーブル類
      7. モバイルパソコン
      8. メディア類
      9. 筆記用具
      10. コンパクトデジカメ

こういうのが全て入ります。

外寸:(50.4 x 35.4 x 11.9 cm)
内寸:(45.1 x 28.9 x 10.5 cm)
重さ実測:3.67kg(ショルダー、デバイダー、リッドオーガナイザー込の重量)

標準付属のデバイダーの寸法

素材はラバーゴムのような素材です。取り外し可能で、結構重たくてこれだけで540gもあります。

左のスペース 真ん中のスペース 右のスペース
245mm x 150mm x 30mm 245mm x 170mm x 30mm 278mm x 70mm x 55mm

左と真ん中のスペースは2段になっていてノートパソコンは最大で360mm x 278mm x 30mmの大きさのものが収納できます。

10mm刻みで切り取ることのできる付属のスペーサーで最小300mm x 260mm x 30mmのノートパソコンが収納可能です。
ウレタンスポンジ製のフォームは入れる物に型とって切り抜くようになっています。
このフォームはホームセンターにも普通に売っています。

リッドオーガナイザーという小物入れ

これはベルクロテープでケースの蓋に止められています。
ヒンジの部分は両面テープ止めです。
取り外すことが出来ますが、ヒンジの部分の固定が両面テープですから、改めて両面テープを貼りなおす必要があります。

手に取ってみる

Pelican 1490CC1 Laptop Caseは日本で買うと定価5万円位で、実売価格で3万5千円〜4万円程度です。
色々いうと色々と攻撃受けるのでさりげなく感想を述べますが、作りはお世辞にもいいとは言えません。
本体の作りは樹脂製の型抜きされたものなので作り云々はありませんが、リッドオーガナイザー。これが最悪の出来です。
ペンケースも携帯入れも作りは最低のレベルと言えます。日本円で評価されるレベルがこれだと多くの人が怒り出します。
高級感がまったくなく、ただただチープです。
特に書類入れの部分のステッチがちゃんと合っていないので、剥がれてしまいます。
アメリカ製ですが、このリッドオーガナイザーは中国製であるようです。
どういうことでしょうか?
つまり、日本でまともに買うときっと後悔します。
リッドオーガナイザーは取り替え可能ですので気に入らなければ取り替えればいいのですが、多分、返品してもおかしくない程度のお粗末さです。
海外通販ですと日本の半額の値段で購入できます。それでやっと納得のできるレベルではないかと思います。

鍵とか・・


僕は通勤用に1470を持っているのですが、なんと、鍵が共通です。固有の鍵ではありません。
多分、贔屓目に考えてみて、鍵の目的が不用意に蓋が開かないための鍵であってセキュリティー目的ではないのだと思います。
様々な複数のPelican Caseを輸送する場合、固有の鍵だと面倒です。だとすると鍵は共通であるほうがいいですから。ということでしょうね。
この1490CC1はパソコンケースというより精密機械を損傷なく運搬するその他のPelican Caseの延長線上にあるものだと言えます。

自動気圧調整バルブ

防水ですから気圧が異なると蓋が開かなくなります。
それを防止するためにPelican Caseにはこのようなケース内外の気圧差を調整するバルブがついています。
バルブといっても空気を通して水を通さないゴアテックスを挟んでいるだけです。

ストラップとか

これも作りがちゃちいです。
多分、驚きます。このレベルを例えるならば、何かを買ったらおまけでついてきたレベルの代物です。
カメラを買ったらおまけでカメラケースが付いてきた、ならまだいいです。そのカメラケースのそのまたおまけレベルです。

裏地はこんな感じで指で触ると滑る滑る。
こんなの肩にかけると滑り落ちてしまうだろうと思っていました。
意外ですが、そんなこありませんでした。ただ、製縫が情けないくらいしょぼいです。
三角形のステッチありますが、独立していません。
ふち縫いからこの三角形の縫いは一筆書きのような一筆縫いです。
パッドもいびつな形で縫われています・・。
当然、クランプ部分もしょぼいです。アクセサリーと位置づけられているので、用途的にショルダーはおまけみたいなものです。
中身を入れたこのケースをショルダーで使おうとは思いません。

ハンドルとか

唯一、褒めるとこのハンドルが非常に持ちやすいです。
折りたためるのですが、両方向に折りたためるのではなく折りたためる方向は底側です。
ちゃんと重心が出ているので折りたためる方向に傾くということはないです。

まあ、布系は最悪ですが、そのほかに関してはこれ至極頑丈です。
結構乱暴に使っているのですが、壊れたりしませんし、中に入れたものが壊れたことは一度もありあません。
自分で入れる物に合わせてカスタマイズできるので自由度は結構あります。
結構な重量ありますので持ち歩くというより、このアタッシュの中に色々入れてそのまま宅急便で使用先まで送る用途としてこれに勝るケースは、多分どこにもありません。
つまり、用途的には一般受けはしないコンテナ用途であるということです。

しかし、この個人的な悪評を覆す最強のラップトップケースがPelicanにあります。
1495CC1というケースです。これは重さの欠点を除くとおそらく最強のパソコン用アタッシュケースだと思います。
ということで続く・・。