GoPro HD Helmet HERO というビデオカメラ
GoPro HD Helmet HEROが普通に使えるようになった。
Intense Tracer V P 買った時から膝か痛くなり、折角買ったので無理して乗ってて、去年は漕ぐのも辛く、しかしスロープスタイル買ったので我慢して乗ってたらさらに酷くなって、今年はまだ一度もMTBには跨っていません。
多分、秋の大滝も、ダウンヒルマラソンも出れないと思います。
*−*さん、ごめんなさい。
とはいいつつ、今年は自転車用にこんなものを用意していたんです。GoPro。
フロントやリヤサスペンションの動きを撮影して楽しもうと思っていました。
乗れないので、ヤフオク行きかなぁと思っていたんですが、GoProで唯一ネックだった撮影時のモニタリングが出来ないということ…解消されていました。
GoPro HD LCD BacPac Monitorというオプション品が発売されていました。
撮影しながらのモニタリングが可能になるのなら、GoProが普段用途で使えることになりますし、普段用途でなくても使い勝手がよくなります。
そうなると、このGoPro、結構面白いデジタルビデオカメラです。
ヤフオク行きはなくなりました。
GoPro HD Helmet HERO
基本的な性能から
レンズ | ガラス製 | F2.8 | 焦点距離:1.7mm |
ズーム機能なしの単焦点レンズです。GoProのレンズ、実は交換できます。
GoPro交換レンズ
GoPro交換レンズ
こんな感じの交換レンズです。
それぞれの画角の確認はこちらで
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- GoPro HD 1.7MM Original Wide Angle Lens (170 degree FOV)標準装備品です。日本円で1万円程度です。
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その他の交換レンズは5〜6千円程度です。レンズ交換はバラし作業が必要とはいえ、安価な価格帯のビデオにしてこの交換レンズ群の数は凄いと思います。
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- GoPro HD 2.8MM Lens Kit (135 degree FOV)
- GoPro HD 3.6MM Lens Kit (92 degree FOV)
- GoPro HD 6MM Lens Kit (78 degree FOV)
- GoPro HD 8MM Lens Kit (58 degree FOV)
- GoPro HD 12MM Lens Kit (28 degree FOV)
- GoPro HD 16MM Lens Kit (19 degree FOV)
- GoPro HD 25MM Lens Kit (13.3 degree FOV)
- GoPro HD 35MM Lens Kit (11.5 degree FOV)
- GoPro HD 50MM Lens Kit (7.8 degree FOV)
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50mmになるとかなり望遠レンズになるのでしょうね。
これで、レンズに傷がついたからと言って泣くことはありません。
レンズ交換はフィールドで気楽に出来るものではありませんので、用途別に本体揃えたくなるのですが・・。
ただ、GoProは固定フォーカスです。
パンフォーカスレンズは別として、望遠側のレンズになるとピント範囲が限られてくるのでGoProの本来の目的にはそぐわないものとなります。
本体機能にあるインターバル撮影を利用しての定点カメラ的な使い方となるのでしょうが、だったらGoProでなくてもいいのです。
レンズフィルターとか
また、レンズフィルターなんてのも売っています。
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- GoPro HD Polarized Lens Filters
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千円程度です。
これは偏光フィルターで光の反射を低減させます。青空がより青く、水面やショーウィンドウの映り込みを少なくさせます。
また、シャッタースピードを一段遅くすることが出来るのですが、GoProのシャッタースピードがわからないのでその効果は不明です。
ただ、これってハウジングのレンズカバーに貼り付けるタイプですので、特にドーム型した魚眼レンズ仕様には、カメラの常識からして、このようなものは買わないほうがいいと思われます。
どうしても付けたいというのならフラットタイプのレンズカバーの付いたハウジングかなと思います。
フォーカス
フォーカシング | 固定 | 0.6m〜∞ |
先ほども申した通り固定フォーカスです。
魚眼レンズというものを使ったことがないので、カメラ的にフォーカスをどこで合わせていいのか、多分、マニュアルフォーカスは無理だろうし、オートフォーカスでもレンズがどの程度動くのかわかりませんが、一般的に言って広角レンズのフォーカシングは難しいです。
GoProは固定フォーカスでいいのだと思います。
よくレンズメーカーのカタログに載っている広角レンズのサンプル写真、驚くのはフォーカスの確かさです。
プロカメラマンの写真が素晴らしいのはフォーカスです。アマチュアには真似できません。
最短距離は60cmです。魚眼レンズってやはりかなりパンフォーカスなんですね。
センサー
センサー | 1/2.5″ HD CMOS, 2.2μm |
GoProのセンサーの詳細
GoProのイメージセンサーはMicron’s 5-megapixel,MT9P401 HDというものです。
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- Pixel Size: 2.2μm x 2.2μm
- Array Format(Active): 2592H x 1944V
- Imaging Area: 5.70mm x 4.28mm
- Color Filter Array: RGB Bayer color filters
- Optical Format: 1/2.5 inch
- Frame Rates: 15 fps @ full resolution,30 fps @ 1,080p (1920H x 1080V)by windowing,60 fps @ 720p (1280H x 720V)by binning
- Scan Mode: Progressive
- Shutter: Electronic rolling shutter (ERS),global reset release (GRR)
- Window Size:Programmable to any size
- Exposure Time:10μs〜32s; bulb (external timer,snapshot only)
- Operating Modes: ERS continuous video,ERS snapshot, ERS bulb,GRR snapshot, GRR bulb
- Input Clock: 6〜27 MHz
- Master Clock: 96 MHz
- Maximum DataRate: 96 megapixels per second
- Programmable Gain, frame rate, exposure Controls: time, horizontal and vertical blanking, image mirroring
- ADC: 12-bit, on-chip
- Gain: Analog: 1-8 (Step size: 0.25)
- Gain: Digital: 1-16 (Step size: 0.125)
- Dynamic Range: 70dB
- Responsivity: 1.4 V/lux-sec (550nm)
- Maximum Signalto-Noise Ratio: 38dB
- Supply Voltage: Analog: 2.6V-3.1V (2.8V nominal)
- Supply Voltage: Digital: 1.7V-1.9V (1.8V nominal)
- Supply Voltage: I/O: 1.7V-3.1V
- Power Consumption: 381mW @ full resolution
- Operating Temp: -30°C to +70°C
- Package: Die, 48-pin iLCC
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このスペックを理解することは無理ですが、スキャンモードがプログレッシブと書いてありますので、映りはいいんだろうな程度で、どんなものなのかわかる方は教えてください。
ハイビジョンビデオも撮影出来るコンデジ用のまあまあ評判のいいCMOSであるらしいです。
CMOSは一昔前と違って今は高性能です。
ビデオカメラで使われているCMOSは名前は違えども、Canon、Victor、Sonyが使っていますし、カメラではPentax K-7もK-5もCMOSです。645はCCDですが・・。
動画記録モード
r1 | 848x480 SDモード 60fps 8Mbit/s | |
r2 | 1280x720 HDモード 30fps 8Mbit/s | |
r3 | 1280x720 スローHDモード 60fps 15Mbit/s(2倍のスロー再生・編集時に超スムーズな再生が可能) | |
r4 | 1280x960 HDモード 30fps 12Mbit/s | |
r5 | 1920x1080 フルHDモード 30fps 15Mbit/s |
スローHDモードは試したいです。
音声
音声 | モノラル | 48 kHz, AAC |
誕生日会とかお遊戯会とか撮る用途ではないですから、モノラルでも、GoProの映像って音楽貼り付けてますからいいんです。
ただ、モノラルとはいえサンプリングはCDクラスです。
動画 | MPEG-4 H.264 |
フルハイビジョンですが、動画に関してはそのままYoutubeに持っていけます。日本的ですとAVCHDですと嬉しいのですが、GoProはPCをターゲットにしています。
GoProが普通のビデオカメラとの最大の違いは画角です。
GoProはフルハイビジョンモードで127°、ハイビジョンモードではなんと170°という画角です。
縦で撮影した場合、下手すると足とか映りかねないので、やはりここでもモニターが必要になります。
しかし、170°という画角。
認識出来る出来ないは別として、人間の視野角が両目で横方向で200°であるみたいなので、それに迫る画角です。
個性豊かな動画はこの画角のおかげです。
たぶん魚眼レンズを積んだフルハイビジョンビデオカメラはGoProだけだと思います。
コンデジ用途でさえも魚眼レンズを積んだカメラは見たことないです。
ホワイトバランスとか
ホワイトバランス | 無し(多分、オートだと思います。) |
測光方式 | 中央重点平均測光、スポット測光 |
測光は設定画面で切り替えます。
127°とか170°なんていう画角で、スポット測光ってどういうことだろうと考えるのですが、接写の時に使うのだろうかと思っていたら、車内からオンボードで車外を撮影する場合に使用すると書いてありました。
こういう効果ってやはりモニターがないと困るのです。
撮影モードとか
撮影モード | 無 |
普通にビデオカメラにあるシーンモード選択はGoProにはありません。
静止画像に関してもシャッタースピードなどの詳細は分かりません。
ただ、静止画像ではインターバル撮影機能がついていて、1秒から60秒まで6段階の時間設定が可能です。
防水防塵ハウジング
驚異の60m防水です。ただし、IP規格とかの世界基準ではなくてGoPro社の独自テストによるものなので、防水性能に関して保証はしないそうです。
ふーん、っていう感じです。せめて、***規格には合格していますが、それ以上の水深での保証はしません・・・くらいあってもいいかと思います。
ハウジングにあるレンズ保護カバーは交換式ですが、バックドアの白いパッキンは交換部品リストにありません。
パッキンは交換部品として販売して欲しいです。一番の消耗品だと思うのですが。
本体の質感
形状はチープですが、ゴムコーティングされたような質感です。
最初からハウジングに入れて使用することを前提にしていますので、いろいろな所が結構無防備ですし、手で持つということが考慮されていません。ストラップ付ける場所さえありません。
前面には大きなLEDとレンズのみ。まるで監視モニターです。
背面にはオプションパーツを取り付けるコネクター口があります。
シャッターボタンと設定ボタン、TV用外部出力用端子、USB2.0、SDカード挿入口があります。SDカードは32GB対応です。
ただ、ハイビジョンTV用の出力コネクターですが、日本のTVに合いません。
D端子-コンポーネントジャックが必要になります。
デジタル信号ではなくアナログ信号になるのでハイビジョンTVに繋いでも意味ないと思われます。
ここらへんの詳しい仕様がGoProにはありませんが、多分、現状ではD3端子と思われます。
バッテリーとか
1100mAhリチウムイオンバッテリーで2.5時間駆動とうたわれています。
GoPro取り付けマウントは
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- 平面粘着シート、曲面粘着シート付きマウント
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- ヘッドストラップ付きマウント
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- 曲面ヘルメットストラップマウント
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これはヘルメットの通風孔にバンドを通して固定する用途で、ヘルメットサイドにカメラを取り付ける場合、サイドマウントピボットアームとセットで使います。
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- サイドマウントピボットアーム
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側面に取り付ける場合垂直水平を出します。また、水平面でも微妙に角度調整したりすることが出来ます。
その他に非防水バックハウジングというのがあって、水害の影響がないときに音をしっかりと取りたいときに使用します。
また、ヘルメットやバイクなど移動スピードが速い物体に取り付けるとき、時速100マイル(時速160km)までは風切音も減少させると書いてあります。
時速100マイルより遅いときは非防水式のバックハウジングを
時速100マイルより早いときは防水式のバックハウジングを推奨と書いてあります。
セットものに関しては至れり尽くせりといった内容です。
ワンコが許してくれれば背中に背負わせて公園を思いっきり走らせてみたいと思いますが、多分そんなことしたら色々なところから怒られると思います。
GoProの威力
GoProの何が凄いのか?$4,500Canon XH-A1 HDVとの比較を行っています。
$4500 Canon XH-A1 HDV video camera against the $259 GoPro Hero HD
http://www.youtube.com/watch?v=yoWSZcf7OK4&feature=player_embedded#at=25:movie:W600
値段にして1/20のGo Proが頑張っているというYouTube動画です。
フレームはCanonのほうが当たり前ですが滑らかです。でも、GoProは確かに頑張っています。
Canonのほうは、YouTube用にどのようにファイル変換したのか不明ですし、これを大画面ハイビジョンテレビで見るとどうなるかをレポートしていないのが残念。
お互いが活躍する場が違うのです。
次は待望と言えるライブモニターなどを。