安価なハイビジョンデジタルビデオカメラ パナソニック Panasonic HDC-TM30 ダウンヒル向けのセッティング
Panasonic HDC-TM30 ダウンヒル走行向けのセッティング
ハイエンド機ではないので操作系は悩まないで済むフルオート化が望ましいです。設定箇所が少ないとなにかと諦めがつくのです。
撮影モードの種類
iAモード(インテリジェンスオート)
iAモードボタン操作で入り切りが出来ます。画面左上にiAと表示されます。
撮影機能は簡単であれば簡単なほどいいです。カメラが自分で色々と判断してくれれば助かります。パナソニックにはそういう人のためにiAモードというおまかせ機能があります。これにしとけば大抵カメラが判断して適切なシーンモードに変えてくれます。ただし、ダウンヒル走行での撮影では使わない機能です。
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- iAモードでの撮影機能
- 人物
- 風景
- スポットライト
- ローライト(暗い場所での撮影)
- iAモードでの撮影機能
これらのシーンを自動で判断して最適な撮影をしてくれます。
iAモードを切りにしたときのオート機能
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- iAモードをOFFにしても自動で調整してくれのは
- ホワイトバランス
- フォーカス
- 絞り
- シャッタースピードなどは自動で調整してくれます。
- iAモードをOFFにしても自動で調整してくれのは
明らかに撮影場所が限定されるのであればあらかじめシーンを設定しておけばあとはカメラが調整してくれます。ただし、色々条件があるようです。
撮影モード
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- シーンモードの種類
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- スポーツモード:当然ですが、明るくないとダメです。動きの早い場面でのみ最適。これはダウンヒル走行中でのコースを撮影する場合、いいかもしれません。ブレを少なくするモードであるようです。カメラですとシャッタースピードを早くするのですが、ビデオって連続撮影ですからどのように機能するのでしょうか?スロー再生や一時停止をしてもブレが少ない映像にすると書いてありますから、撮影スピードを上げるのでしょうね。
- 人物モード:背景をボカシます。カメラでいうポートレイト撮影のようなものです。
- スポットライトモード:これはスポットライトでの撮影モードです。
- 雪上モード:サングラスが必要な状況下での撮影
- ビーチモード:青色を鮮やかにするモード。風景モードでも空を強調したいときに使えそうです。
- 夕焼けモード:逆に赤色を強調したいときに、しかしシャッタースピードは1/30秒になります。三脚が必要です。
- 花火モード:シャッタースピードが1/30秒。三脚が必要です。
- 風景モード:カメラでいうとパンフォーカスです。あまりに近い部分が写るとそこはピンボケになるようです。
- ローライトモード:こちもシャッタースピードが1/30秒になります。
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こういうシーンモードがあるのですが、写真と同じ感覚で捕らえないほうがよいのでしょうね。というのもビデオカメラはインターレース式で1秒間に60コマ撮影します。1コマはそれぞれのシャッタースピードで撮影されるのでしょうから、1/30秒より遅いシャッタースピードは無理なんです。そういうときのためにこのTM-30は1秒間に24コマという映画と同じプログレッシブ方式のデジタルシネマモードっていうのがあります。これなら1/24秒というシャッタースピードが選択できることになります。
使い分けとしてはシャッタースピードが速いモードではデジタルシネマモードをOFFにして花火や、夕焼け、ローライトモードではデジタルシネマモードをONにしとけばいいということです。
ダウンヒル走行での撮影で使う場合の設定
デジタルシネマモードはOFF
シーンモードはOFF(スポーツモードで試してみる価値はあるかもしれない。)
iAモードもOFF
っていう設定でしょうか。
それぞれのモードでの撮影補助手段
Fという文字をタッチすると補助機能ボタンが表示されます。
それぞれの項目をタッチすれば設定完了で黄色い縁取り表示となります。同時に複数の機能を合わせて選択することができます。
などがありますが、ダウンヒル走行での撮影では使いません。
音とかの調整
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- 音設定(すべてiAモードでの設定は不可です)
- 風音低減:ダウンヒルではON
- 音設定(すべてiAモードでの設定は不可です)
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- ズームマイク:ダウンヒルではOFF
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- マイクレベル:これは再生時に音量調節すればいいのでどう使っていいのかわかりませんが、まあ、真ん中レベルなんでしょうね。ただ、AGCという音の歪を軽減する機能があるみたいなので、これはONにしておきましょう。
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その他の調整
うっかり撮り防止
これはビデオカメラの位置を水平方向でない位置に傾けた時に自動的に撮影を一時停止にするという優れた機能ですが、ダウンヒルではOFFに設定しておきます。
手ブレ補正
これはアクティブモードで。多分、動きの激しいダウンヒル走行では補正は効かないでしょうが低減されることを期待してONにします。