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2010年 ROCK SHOX LYRIK ロックショックス リリック Part 2 FOX 36との比較

FOX 36 FloatとRock Shox Lyrik Solo Airの比較

同じジャンルで可変ストロークでないエアサスペンションはFOX FloatとRock Shox Lyrik Solo Airになります。
ルックスについて



文句なくFOXです。形、塗装の質感など全てFOXが上質です。どういうところが上かと申しますと、FOXは全てのパーツでRock Shoxより磨く回数が1回多いような仕上げの違いがあります。Lyrikのアウターレッグのデザインはステッカーではなくてプリントですが、FOXはステッカーです。しかし、そのステッカーには少しの歪みも気泡もありません。厚みのあるしっかりした滅多に剥がれることがないようなステッカーです。こういうところの仕上げはFOXはちゃんとしているのだなと感じます。
コラムの打ち込みの部分ですが、FOXのほうがかっちりとしていて精度が高そうです。
FOX 36のコラムの打ち込みの部分

RockShox LYRIKのコラムの打ち込みの部分

ダイヤルの操作感について
ダイヤル関係は甲乙付けがたいですが、操作感もFOXのほうが軽い操作感がします。ダイヤルの形状はROCK SHOXは昔からきっちりしていました。FOXはリバウンドが上、コンプレッションが下になります。FOXがコンプレッションを下にしたのは何故であるかは分かりませんが、フォークの出っ張りはROCK SHOXより低いので転倒時にフレームのダウンチューブにフォークのダイヤルが衝突するというこはありません。とくにROCK SHOXはフラットゲート機能付きやコンプレッション関係のダイヤルを回転させるとさらに出っ張りが高くなります。Slopestyleのようなヘッドチューブが長いフレームは気にすることありませんが、そうでないフレームは注意が必要です。しかし、そんなことは付けてみなくては判りません。
ちなみにFOX 36の場合のダウンチューブとリバウンドダイヤルの必要なクリアランスは3mmですが、RockShox Lyrikの場合は8mmになります。ロックショックスのほうがクリアランスが必要ということになります。
ダイヤルを回したときにエンドまで来たときのそれ以上回らないストッパーの効き具合はどっちもどっちですがRock shoxのほうがストッパーが効く感じがします。特にFOXのコンプレッション側はアウターレッグの下側にあってちょっと調整し難く、コンプレッションを開放近くにするとフニャっとした感じになります。ROCK SHOXはそういうことありません。
FOX 36のリバウンドとエアキャップ

RockShox LYRIKのコンプレッションとエアキャップ

FOX 36のアウターレッグの下部 コンプレッション部分


RockShox LYRIKのアウターレッグ下部 リバウンド部分

FOX 36のオフセットは37mmです。
Rock Shox Lyrikのオフセットは40mmです。ロックショックスのほうが3mm長くなります。


アクスルの固定はさすがのFOXもROCK Shoxには及ばない感じがします。
FOX 36 Floatのアームの部分

RockShox LYRIKのアームの部分

FOX 36 Floatの20mmアクスルの部分

RockShox LYRIKの20mmアクスルの部分


ダンピングの効きについて
これは良く分かりません。FOX 36は富士見で数回使いましたが、調整に至っておらずどうだかわかりません。Rock Shoxはまだ付けてもいないので。押した感じでは、リバウンドは効くような感じがするのはFOXもRock Shoxも同じです。コンプレッションは分かりません。ただ、押した感じでのストローク感はFOXの方がスムーズに感じます。Rock Shoxは一度も走行していないので、何度か走行するとストローク感は変わると思います。
まあ、まだ使ってもいないので比較になりませんが、総合的にはFOXのほうが確実に上だと思います。素人がFOXのほうが上だと感じるのですから、それなりに走る人はもっとその差が大きくなるかもしれません。
以前、FOX 36 Vanillaを押したことがあるのですが、あまりのストローク感の良さにびっくりしたことがあります。インナーレッグとアウターレッグの間に空気の層があるのではないかくらいの摩擦感やひっかかり感の全くないストロークなんです。同じくRock ShoxのPike U-turnを押したことあるのですが、同じコイルサスペンションでもFOXのストローク感は別次元の滑らかさだなと思ったものです。
どうして、これほど高次元のFOXを嫁に出して追加料金を払ってまで、ROCK SHOX LYRIKにするのかと言うと単に170mmストロークが欲しかったのです。サグの出ていないFOX 36では富士見のCコースでせいぜい120mm程度のストローク使っていました。しかし、調整が出来ていれば140mmは使っていたのではないかと思います。Tracer VPでのManitouでは145mmフルストローク使っていました。FOX 40のミディアムスプリングではBコースで150mm程使っていました。で、当方の走りのレベルからするといい感じのストロークは170mm程度と思ったわけです。
それとオイル交換、グリスアップはユーザーレベルで行いたかったからです。
そろそろ冬休みですね。富士見の最終日の泥がまだこびり付いて残っていますので、自転車を掃除がてらフロントフォークを取り付けようと思っています。