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武井バーナーBR-301の詳細

キャンプでの三種の神器とは何か?って聞かれたら、テント、ランタン、ストーブってことになるでしょうね。
その中の一つ、先日初点火しました武井バーナーです。

ネットで色々調べると、さすが火器類、ランタンと同じくストーブはかなりコアなものであるようで、熱烈なファンが多いです。
作りは不安な個所ないです。きっちりはまる所ははまります。
今の時代、変なの作れません。口コミの影響は計り知れないものありますから。
で、気になる所、上から見た時アームの先端が中心に向いてないものが約一本・・!

それと、空気入れの位置ですが、足と足の間の真ん中に付けられないのかな?って思います。全体的に右肩上がりに見えてしまいます。

機能に問題ないですけど、機能美は求めたいですね。
それと良く見ると、なんか淋しい・・。タンクにメーカーロゴの刻印がない。ただのシールです。

あの貝印のロゴをぜひタンクに刻印してください。ぜんぜん違いますから!
このストーブをテーブルの上に置いてお湯を沸かす時はくつろぐ一歩手前の状況です。その時キャンパーが一番始めに眺めるのはストーブの炎です。
いい形してんなぁ、後で磨いてやるかみたいな要求を形に求めたいです。
では、ますポンプノブから。

ポンピングする時はノブを左に回して緩めて引っ張ります。ノブはネジ込んでロックしてあります。
ポンピングが面倒なので空気入れ用の接続金具にしています。

金具は米式なので自転車用空気入れなら大抵装着出来ます。
ママチャリ専用は合いません。英式、クリップみたいに挟むタイプのは駄目です。
次に燃料入れるキャップです。圧力を逃がすノブが付いています。

次にプレヒート用のバーナー。

さすが武井バーナー、ちゃんとバーナーっぽい形です。
火口を外すとニップルが見えて来ます。ニップルの中には綿のようなものが詰め込まれています。

バーナーの火口を外すとなかなかニップルにねじ込むのが難しいです。まっすぐに入らないで斜めに入りやすくねじ山潰す可能性あります。
そして燃料計

圧力計がいいのか、燃料計がいいのかってことですが、両方あれば文句なしです。
使い勝手は圧力計がいいです。残圧があるかどうか、圧抜きで確認しなくても一目でわかりますよね。この燃料計、中間当たりはいいのですが、燃料が少なくなったあたりに急に0を指します。
あと、家庭用灯油ストーブとの違いはタンクの容量と、加圧しているかいないかの違いです。タンク容量が小さい場合、圧力計が便利です。
圧力計はオプションではありませんので501A入手後、金具の口径合うか調べてみようと思っています。
で、バーナーの部分。

他のストーブを知らないのでなんとも言えませんが、フォルムはチューリップっぼいマナスルのほうがエレガントですね。
カバーはマナスルは真鍮なのかな?武井バーナーは鉄です。
焼くといい色になります。こういう変化を楽しみたいですね。経年変化です。

バルブのノブです。

あっさりしていますが、軸とノブは打ち込みではなくて、セットビス2箇所で止めています。ノブ自体も削り出しノブで重量感あります。軸も精度の高さが伺える作りしてます。
ただし、開、閉の印はシールです。開閉矢印をノブに彫刻でもしていれば涙ものですヨ。

足、とりあえずデザイン的に二重の線が。このへん、やはりオプティマス系の足かなっと。

でも、上にバーナー固定するスプリングの止め口も付いているので仕方ないのかもね。
プレヒートは火口をこの距離で暖めます。

火口はニップル形状です。

ガス、ホワイトガソリン、ストーブはお手軽なものが沢山あります。イワタニのカセットコンロなんて至極便利。
で、なぜプレヒートだのなんだの面倒な灯油ストーブに行くのか?ちょっと灯油臭いし。
使い込んだ経年変化。磨けば新品に同様に輝きを取り戻す真鍮という素材。ロウ付けの手作り感。変わらないレトロなデザイン。切り出しパーツの重厚さ。
ネジによる組み込み。長い間使えるタフさ。個人で出来るメンテナンス。一生ものだという満足感。火を付けた時の達成感。
この先技術革新が入る余地のない道具としての完成度。綺麗な炎の形。はまるものが沢山ありますね。

武井バーナー デザインは質実剛健とでもいうのでしょうか、ちょっと無骨です。これに真鍮のまろやかさが加わったデザインであればいう事無しです。
武井バーナーは部品の一つ一つが工業規格品的な趣があります。それ専用という部品がないような印象を受けます。そこがちょっと味気なく感じる理由なのかなと思います。
使っていくうちに味が出る素材の選択、操作性を損なうことのない機能的なデザイン、信頼出来る道具としての精度の高さ、タフなプロ仕様、などなど、
こだわりの物つくりの世界や、そういう物を手にした時の喜びなど知ってしまうと、コレクションの始まりです。
ですから、部品の一つ一つのデザインに独自性が感じられない、社名がシールであることが非常に残念。