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自立一脚 FEISOL Monopod CM-1443 Rapidは楽な三脚モドキの一脚

こんにちは
また、余計な事を考えて実行してしまいました。
カメラグッズ。
一時期、カメラ関連はまともな路線に戻りつつあったのですが、夏になって外は暑く、歩くのがだるくなったあたりから横道に逸れてしまいました。
暑いなか歩いて、いざ真剣にカメラと向き合ったりしてると下手すると汗がカメラの液晶に落ちたりします。
やはり、カメラ機材は小さくて軽いほうがいい。
そのうちマイクロフォーサーズごときのミラーレス一眼もやめてしまって、高性能なコンデジに変えてしまうのではないかと思います。
で、どんなに明るくても、使う予定がなくても持ち歩くカメラ機材の三脚。
三脚は無くてはならない機材です。
いつの間にか三脚はハスキーを始め五本も持っています。全く使わない一脚もあります。
そんないつも注目している三脚であるので、三脚に求めるものも大きくなって重いとか持ち運びにかさばるとかで悩みます。
三脚は雲台含めて1kgを切りたい。できれば、カメラのボディ含めて1kg切れないか。
かと言いつつ雲台はちゃんとして欲しい、三脚もしっかりしてて欲しい。
ということで、カメラに困った時に色々と勉強になる、世の中の鳥をメインに撮ってらっしゃるカメラマンさんのブログを徘徊していました。
鳥を撮るカメラマンさん達は超望遠レンズにフルサイズカメラをド級の三脚に載せてレリーズ押すのですが、趣味とはいえこれは大変な事なんです。
金額もふくめて。
彼らは必ず軽量化とカメラぶれということをいつも頭の中で考えているかも知れない。
で、色々言われている事が、公園で三脚を広げる野鳥撮影の集団が公害であると。
確かにそうです。何も知らない人が横っちょに立ってゴホンと咳でもしようものなら、散歩中のワンコが吠えたり、或いは子供が池に小石を投げようものなら一斉に殺意の眼差しが向けられるかも知れません。

そういう事をちゃんと自覚して撮影時間や場所を考え、機材に工夫を凝らしてらっしやるカメラマンの方々が多いです。また、そういう方々のブログは面白いし、ためになります。
その中で、脱三脚を実行して鳥の写真を撮ってらっしゃる方がいるので軽い気持ちで真似しました。
脱三脚と言っても、超望遠レンズにフルサイズカメラを手持ちで撮影なんて絶対無理。

一脚使ってます。
しかも、自立する一脚。
自立する一脚は某○バシカメラで見ていじくった事があるのですが、こんなん使えねーとたかをくくっていました。
しかし、鳥を撮るカメラマン達が使っているとこを知り、いや、使えるんだろうなと思って自立する一脚をクグッてみますと、マンフロットという三脚メーカーが自立する一脚を生産していました。
セルフスタンドプロ一脚682Bというもの。
http://monopod.exblog.jp/16804824/

ただし、スペックみると鳥を撮らない者からするとあまりメリットがない。
というのも…
重さ:1.15kg 雲台なし。
耐荷重:12kg
縮長:69cm
材質:アルミ
マイクロフォーサーズのこじんまりしたカメラごときであれば、普通の三脚の方が軽いしコンパクトです。
で、色々と探ってみるとこういうのがありました。
http://www.feisol.net/feisol-monopod-cm1443-rapid-p-113.html

FEISOL Monopod CM-1443 Rapid

FEISOL CM-1443 RAPID
重さ:660g
耐荷重:5kg
縮長:56cm
最大長:206cm
材質:カーボン
定価:149ドル
FEISOL CM-1443 RAPID
世の中、トラベラー三脚がコンパクト三脚の代名詞になっているけど、必要のない時は一脚で、必要な時に脚出して自立する一脚になればこんなに都合のいい事はないと、あまりよく考えないで注文したのですが、送られて来たものを見ると…意外にしっかりしているのでちょっと嬉しくなりました。
カーボン柄は一昔前の格子柄のカーボン柄。
FEISOL CM-1443 RAPID
FEISOL CM-1443 RAPID
なんと、この細いサポートレッグまでカーボンです。
FEISOL CM-1443 RAPID
また、アルミの主要部分はCNC。
FEISOL CM-1443 RAPID
FEISOL CM-1443 RAPID
唯一、雲台載せる台はプラスチック製で荷重が5kgにしては径が大きい。
FEISOL CM-1443 RAPID
また、この上に軽量自由雲台載せる予定なんですが、この台がプラスチック製なので、多分、締め込んでも滑るだろうなと思います。
そういう、なんか、一点、ここがチョットなぁ、と思える所があるのが残念なんですが、世の中、そういうこの一点が惜しいという商品は多いです。
なぜ、アルミにしなかったのか?
コスト削減?
軽量化?
荷重が5kgだからプラスチック製で構わない。
どれも違うような気がします。
ヒット商品になるか、定番商品になるか、こういう小さいところのこだわりだと思います。
で、家の中で使ってみました。
まず、一脚としての使い心地。
非常に悪いです。これは、一脚というよりもカメラをマウント出来るマイクスタンドです。
いや、どちかというと亜流の三脚モドキ。
このサポートレッグを広げないとポールのロックを解除できません。
出来ないことはありませんが、非常にやりにくいです。
じゃあ、自立一脚としての使い心地
これはいいです。
サポートレッグさえ広げれば、あとは普通の一脚の使い心地です。
サポートレッグは開度の調整も出来ます。
FEISOL CM-1443 RAPID
FEISOL CM-1443 RAPID
この細いカーボン製の脚がしなるようなこともありませんが、さすがに開度を広げるとカーボン製の脚はたわみます。
また、一脚とサポートレッグとの連結部分はアルミの削り出しですが、やはりしなります。
実用的には脚の開度は1段目にして、一脚も1段目まで伸ばして使えば普通の軟弱な三脚程度の安定感はあります。
で、その前に自立する一脚ということなので本当に自立するのかと言うと、マイクロフォーサーズのカメラごときでは、完璧に自立します。
試しにカメラに直接扇風機の強レベルの風を当てても倒れませんし、フラフラしません。
で、軽さについて。
実測658g(カタログ値660g)です。
これを三脚の範疇に入れるなら十分に軽いです。
これに、直径30mm以下の自由雲台載せるとさすがにカメラ込みはむりですが、900g切る事が出来そうです。
夏のアスファルトの上をカメラに三脚担いで歩くのは疲れる。
そう言えば、ブレない写真を撮るためにハスキー三脚を買っているのですが、ハスキー三脚はどうであっても世の中で1番の三脚に変わりありません。
ハスキー三脚はマイクロフォーサーズのカメラにレンズ以外ほぼプラスチック製のレンズで写真を撮る者からすと、唯一全身金属の塊です。
ということで、普段は全身金属の塊は要らないのでこういうカーボンだとかプラスチックだとかになるのですが、軽いということは驚きです。新鮮でもあります。
ブレたら使えないじゃん。
確かに、軽いと弊害もある。しかし、軽いと楽です。楽あれば苦もある。
問題はその苦の内容です。
体力使う苦なのか。頭使う苦なのか。金かける苦なのか。時間のかかる苦なのか。
この中で避けたいのが、体力とお金と時間です。
せいぜい、開けても一秒程度のシャッターです。
頭使いましょう。ということをゴタゴタ考えていました。
で、セッテイングの容易さ。
使い慣れた三脚とあまり変わらない。時間にして5秒程度の差。
三脚の脚を伸ばす時、まず脚を広げて伸ばすのか、或いは伸ばしてから脚を広げるのか?
どっちでも出来るのが三脚ですが、これはサポートレッグを広げるのが先です。
まあ、そんな感じですが、カメラ機材でセッテイングとはキャンプと同じで、そこに拠点を設ける場合はセッテイングが楽しい。
よし、ハスキーここに置いて、レインカバーつけて沈みゆく嵐の後の太陽を撮るぞ。
という時はその数時間まえから機材のセッテイングを行う。
こういうのは楽しいセッテイングです。
しかし、街中の撮影ポイントをコロコロ変えて人通りの多い所では、セッテイングはなるべく早く、目立たない、迷惑かけないほうがいいです。
この自立一脚はまず、細いサポートレッグを広げて、立ててます。
1番太い脚のロックを緩めて上に伸ばします。
そしてカメラを雲台に載せます。高さが足りなければ2段目を伸ばします。
そんな感じです。
水平は取れるのか?
大事なことなので正直に言うと自由雲台の可動範囲を越えると取れません。
ただし、平均的な写真を撮る方にとってはなんら問題ないと思います。
当然ですが、パンは出来ません。
こういう感じのカーボン製の自立する一脚でした。
多分、僕の撮り方ですと必要十分ではないかと思います。

重さは658g
      • 脚の開きが575mmの時
      • 伸ばさないで927mm
      • 1段目伸ばして1270mm
      • 2段目伸ばして1652mm
      • 3段目伸ばすと2000mm超
      • 脚の開きが825mmの時
      • 伸ばさないで768mm
      • 1段目で1110mm
      • 2段目で1495mm
      • 3段目伸ばすと1800mm超え

FEISOL CM-1443 RAPID
通常はこれでじゅうぶんです。
FEISOL CM-1443 RAPID
ここまで伸ばすとシャッター押すのが大変。
FEISOL CM-1443 RAPID
かなり無理な状態
FEISOL CM-1443 RAPID
で、ボール径25mmの自由雲台載せてみるに続く。