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レアルシルト(REAL CHILD) フリードスパイク フロントドアのデッドニングとスピーカー交換

レアルシルト(REAL CHILD)とレアルシルト ディフュージョン


世の中やってみなくては分からないということが沢山あります。

数えるとキリありません。
その中でデッドニングが何番目に来るかというのはよく分かりませんが、チャレンジしやすいです。
でも、効果はあまり期待出来ません。
制振シートは積水化学のレアルシルトというもの。
貼らないノーマル状態で車のドアたたくとパコンパコンとゴンゴンを合わせたような音ですが、レアルシルト貼るとボムボムに変わります。
こうなると期待度満点です。
あくまでもドアの外板一枚を評価した場合です。
このレアルシルトですが、家庭用のスピーカー自作する時に木板に貼り付ければいい効果出すかもしれません。
嘘偽り無く振動を減衰させていることが良くわかります。

レアルシルト ディフュージョンは吸音材ではなくてメーカーいわく拡散材であるようです。
素材はわからないですが多孔質なプラスチック製のフォームです。
メーカーサイトでは色々と難しいこと書いてありますが、まあ、平面状に貼った上での話で薄っぺらい鉄製の内板が数センチ離れたところにあったりスピーカーが外板に異常に近距離であった場合の効果などは???です。
よく、スポンジ製の吸音材ありますが、車のドアで使用すると加水分解早めて使い物にならないのでやめたほうが良いです。

で、デッドニング開始

内張り剥がして防水シート剥がしますがブチルゴムが頑固でブチルゴム掃除するのに30分かかりました。

で、わりと鳴っていた純正のスピーカー
振動コーンは薄いプラスチック製です。防水のためですがよくこんなコーン使っていてそれなりの音出していたなと驚きました。

スピーカーはフック2箇所とボルト1本で固定されています。
一応スポンジで防振出しています。
車って工業生産品の最たるものだと感心します。部品の組み立てに無駄が無く、一番組み立て時間と手間が省かれる方法で設計されていて、それが生産性の向上につながり結果的に商品コストを下げるという、まさにパッコンパッコンの世界で車が組みあがっていくのだと思います。
で、スピーカーを外すと無造作な感じでガラスのガイドが見えます。窓ガラスはこの位置まで下がります。
ここにレアルシルトとディフュージョン貼ります。

ガラスを全部下げると折角のレアルシルトもディフュージョンも効きません。
オープンカーでは音楽流せないですね。

ガラスを上げた状態

レアルシルトを外板コンコンたたきながら音の響きが残る様な場所に貼っていきます。
はじめはスピーカー周り

レアルシルト貼ったらその上にディフュージョン貼って終わり


あとはドアをコンコンたたいて音が軽い部分にレアルシルト貼ります。
コンコンたたいた結果、貼る面積は2/3くらいでした。やはり素人は貼り過ぎます。
内板もコンコンたたいてレアルシルト貼って大きなサービスホールをレアルシルトで塞ぎます。

インナーバッフルとスペーサー取り付けてALPINE DDL-R170Sスピーカーをマウントします。
ALPINEのKTX-H173BとKTX-S175の付属の取り付けボルトは短いので長いボルトを用意したほうがいいです。
スピーカーもALPINE製なのになんで短いのでしょうか?

ツイーター用のネットワークを貼り付けて

三角窓付近の内張りに穴を開けてビス止めします。

運転席側も同じようにして

ツイーターを取り付けて

終了


右利きの方は助手席がわから行ったほうがやりやすいです。
運転席側は慣れてしまって助手席の半分の時間で終わりました。
だいたい5時間くらいの作業時間です。
使用した枚数は左右で
レアルシルト10枚弱、レアルシルト ディフュージョン4枚です。
で、音鳴らす前にドアがどう変わったか

      • 重くなりました。扉の開け閉めが高級車っぽくなりましたが、(あまり貼りすぎると良くないです)
      • たたくとカンコンしてへこみそうだったのが、ボムボムと鉄と鉄の間に砂で埋めたような感じの響きなりました。
で、デッドニング終了後の音はどうなんだ???

スピーカーで変わりました。

      • まず、ドア外板の振動が嘘のように無くなりました。いや、減衰されました。
      • ツイーターの追加で高音の抜けがいい(デッドニングとは関係なし)
      • ボーカル中音域が増幅された(スピーカーの性能向上によるものと思われるが、スピーカーの音を出したということでデッドニングの効果はあったかもしれない。)
      • 低音(デッドニング効果のもっとも出やすい部分)こもった。低音に関してはほぼ変わらない。

スピーカーと外板の距離の問題で近すぎる。
もうこれは初めから分かっていたことでしょうがないことです。
音楽はジャズ系ですが、ギターや吹奏楽器はいい、ピアノも出る、ボーカルも鮮明です。でもベースが不明瞭な感じ。
音階のないドンドン系のウーハー音はオリジナルの楽譜にないので好きではありませんが、中高音にたいして明らかに低音域の出が負けています。
これは、スピーカーの横で人間が音を聞くというあり得ないカースピーカーセッティングのおかげです。
特に指向性のあるツィーターは人間の頭の位値に近い高い位置にあります。
高音中低音のバランスはアンプにイコライザーがあれば修正出来る範囲であるし、イコライザーで修正した音がデッドニングで効果的に修正出来るのかは、ホンダのインターナビのアンプはカスなので確認出来ません。
レアルシルトで穴を塞いでいるのですが、これは一考の余地あります。
かといってバスレフなんてドア形状からして無理なのでどこかの穴を塞がなければいいということではないです。
つまり、ここが限界だと思われます。
結果的に音全体としてはドンシャリからドンを抜いたような感じですが、中音域が延びるので十分にサラウンド効果はありますが、これってデッドニングというよりスピーカー自体の性能だと思われますが、スピーカーの性能を引き出すのがデッドニングであるのであれば効果がありました。
デッドニング無しの純正スピーカーとの聞き比べは
低音は変わらない
中高音域はずば抜けて良くなった。(ツイーターの追加、中音域はスピーカーの性能だと思われます)
また、内張りですが、スパイクの内張りには吸音材のようなものが貼ってありますので、この部分の吸音材を張り替えたほうがいいかもしれませんが、もう面倒くさいのでしません。
音量上げると内張りがビンビン震えます。ただ、内張りの震えは内板からきている振るえというよりスピーカーのネットの振動が伝わっているような感じです。
ネットを切り取ってネットと内張りを防振ゴムで接続するのは無理ですのでネットを切り取ってスピーカーのフレームもしくはインナーバッフルに接着する事で内張のビビリは減少するはずです。
高度な加工技術必要ですが。
デッドニングを薦めるのかというと、高価なスピーカーで大音量で聞く人はしっかりデッドニングしたほうがいいと思います。
音が割れにくくなると思います。
その前に車を選びましょう。
色々いじくれるアンプを持っていて大音量で音楽聴かない人はスピーカー周りのインナーバッフルの追加やスピーカー裏のみの簡易的なデッドニングで十分で、サービスホールを塞ぐ必要はないと思います。
それより、走ると必ず発生する外からのノイズ音を減少させないとダメでそうなると車全体のデッドニングになってしまい、重量が増して、記載変更&構造変更しなくてはならなくなる可能性もあります。
コストもかかります。
つまり、車の音を良くするのは限界早くて、デッドニングというのはスピーカーをグレードアップしたのでついでに一万円程度のデッドニングキット買ってペタペタするか程度のもので、なんといいますか手を入れた分、愛着が出て気持ち的な満足感のほうが大きいような気がします。
で、リアスピーカーへ続くです。
カーショップってなんで妖しいムラサキとかキラキラ系なんでしょうか?