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Kirk Window Mount・・・車にカメラをマウントする

Kirk Window Mount

カメラというもの好きな被写体でカメラ機材が変わってくるのですが、その中でも横綱級なカメラ機材が必要な被写体が鳥です。
鳥を撮っている方々から学ぶ事は多いと思いますので、色々とサイト巡りしているのですが、その中で車の中から鳥の写真を撮っている人がいて、これ、イイなと思ったものがあります。
Kirk Window Mountというもの。
鳥は人には警戒するけども車にはあまり警戒しないとのこと。
鳥を撮る人達のブログ見ていると600mmだとか800mmだとかの望遠レンズにフルサイズのカメラをくっ付けているのですが、普通、カメラにレンズ付けたか?であるのが、レンズにカメラ付けるの忘れるなよと言わんばかりのルックスです。
僕の愛機であるマイクロフォーサーズOlympus OM-Dなんて寸法的には誤差の世界になるのではないかと思います。
で、超がつくほどの望遠レンズで小さな鳥を撮るのですからブレなどというものはとんでもないことになるのではないかと思います。
デッカいレンズつけて普段写真を撮っている人はブレのない写真を撮ることに関してのテクニックは色々持っているはずですが、ブレない為にはこうしています。っていうのを記述しているブログが少ないので、ブレ?そんなものとうに卒業したわい。かも知れません。
で、Kirik Window Mountですが、車のガラスに一方をクランプして、支持はドアの本体になります。
残念ながら水平出しはこう言うものですから単体で行うことは出来ないです。
雲台側で、または、レベリングベースでってことになります。
高さはレンズが挟まれない程度であれば、パワーウインドウで上げられますが、ファインダー覗くの大変です。
こういうの楽ですよね。理論的には。
世の中、理論的であるが実用的でない物は山のようにあるのですが、この一見してモノグサな人は喉から手が出る程欲しくなるような理論的グッズ。
買ってしまったのは、やはり鳥を撮っている人が使っているという事実があるからです。
鳥を撮るっていうことは百戦錬磨なカメラマン達であるという思いがあって、イイに違いない。と、思ってしまいます。
しかも、僕が常用で使う最大のレンズはせいぜいマイクロフォーサーズのプラスチックなレンズで150mm程度のオモチャっぽい物です。
楽勝ですよね。
で、このWindow Mountの重さは1.36kgです。
アルミ製ですが、6061 T6アルミという自転車の世界では別に珍しくもなんともない素材ですが、そんな素材で1.36kgっていうとクロカンで使う120mmクラスのサスペンションの重さです。
三脚でも、荷重10kクラスの三脚です。
で、使用感の前にカメラをセットした時のルックスですが、カメラがチープに見えますし、もともとチープなレンズがよりチープに見えます。
6061 T6アルミということで削り出しとなっています。
耐荷重というより800mmレンズまで使用可能ということですので、僕がよく使う24mm近辺のレンズなどばい菌が付着した程度のものだと思います。
では、車の助手席のガラスにマウントしました。見ての通り体は半身にしてカメラを操作することになりますので、腰の悪い人は要チェックです。
やはり、カメラにWiFi機能は必需品なんです。スマート家電メーカーのPanasonic GH-2はすでにスマホ対応で、電動ズームさえスマホで操作できます。
Canon EOS 6Dスマホでの操作可能です。
ミラーレスカメラなんて一番こういうことが得意のはずですから、次期OM-Dは是非ともWiFi対応でお願いします。
EOS 6Dはいいな〜。
フルサイズ買ったら外国人モデルの撮影会行きたいな。

Kirk Window Mountの詳細

箱を開けるといきなり真空パックしたウインドウマウントが出てきました。
USAの牛肉も同じような感じで輸入されますが、そんな感じで少し驚きましたし、真空パックを剥がすのがちょっと面倒くさかったです。

で、真空パックを剥がすとなまめかしいアルミの削りだしの一品です。
足はゴム製、ノブはプラスチックではなくてアルミ製です。
それぞれの部品がちゃんと出来ています。
ちゃんと出来た部品の点数が少ない完成品はそれだけで存在感丸出しです。
これ、なかなかのもんですが、こういう形状にウルウルするのって特殊だよ。って思われるのですが、小学校時代に模型が好きだったという下地があるのかも知れません。
興味ない人にはまるで分からん、という物なんですが。
ボルト類はステンレスと何故か真鍮製です。
作りは物凄く上品です。
僕は値段を見て高いぞこれと思っていましたが、6061 T6アルミの削り出しにアルミ製のノブ、ステンレスと真鍮製のネジやヒンジを見るとたしかにそれくらいの値段するかもしれないと思いました。
でも、欠点があります。




車の窓ガラスやベンチの背もたれや、立ち上がった板のようなものにはここでクランプして取り付けることが出来ます。

ここに車のガラス窓をクランプしますが、高級なゴムのようなものが貼ってあります。
ただのNBRではないようなゴムです。

このネジは真鍮製です。

欠点その1

雲台を載せるネジは3/8inchですが、少し長いです。
MarkinsとSunwayfotoの雲台は大丈夫ですが、Sunwayfotoのレベリングベースは浮き上がりました。
ワッシャーをかませました。


欠点その2

水平出しが出来ない。
ウインドウマウントはローアングル用にマウントを寝かして使うことが出来ます。
足はゴムなんですが、この足は固定ですので足の長さを調整して水平を出すということが出来ません。
で、当然ですが雲台載せるところに水準器もついていませんので、レベリングベースつけます。





で、いよいよ車につけてみました。

欠点その3

サポート用の足はアームが上下にしか動かない。
ゴム足の長さの調整が出来ない、サポートのアームが斜めに動かない。
これが致命的とも言える欠点です。
そのためにどうもしっくり支持できないのです。なんどか位置を変えて一番しっかり支持できる場所を探さなくてはいけません。

ダメ1

ダメ2

ダメ3

OKでした。


しかし、マウントが決まるとそんじょそこらの三脚以上に固定されます。
コツは窓ガラスはギリギリまで下げたほうがグラつきません。


これでワイヤレスな電動雲台iPadのようなタブレットでカメラの操作が出来るようになると、こういう世界が実現できます。



これからは、車の中でコーヒー飲みながらタブレットでカメラを操作しつつ、きたーっ!て瞬間にシャッター切って、写った写真はリテナディスプレイですぐさまチェックして、下手だったのですぐ削除するという時代があと二年後には普通になっているはずです。