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SUNWAYFOTO Tripod Panning Ball Head DBH-52

パンとチルトレバーの付いた自由雲台 SUNWAYFOTO DBH-52


横浜のとある桟橋で軽いカーボン製の三脚にSunwayfotoのレベリングベースとMarkinsの自由雲台を載っけて軽量コンパクトなマイクロフォーサーズカメラであるOlympus OM-Dにこれまた軽量コンパクトなレンズ以外ほぼプラスチックで出来た150mmの望遠レンズ、これは300mm相当になる僕的にはそうとうな望遠レンズにワイヤレスなレリーズ使ってキラキラした観覧車の写真と動画を撮っていたんですが、風もあったし寒くてブルブルしていた影響もあったかもしれませんが、全ての写真がブレてました。
ぁあ、せっかく横浜まで行ったのに〜と嘆いた回数がカメラを始めてからというもの一向に減りません。むしろ増えつつあります。
しょうがない、価格COMに相談して教えを頂戴するか、いやまて、価格COMのヌシから顔洗って出直せと言われて傷つくのも嫌だし、ということで、風に強い三脚、ブレに強い三脚で検索しましたので報告します。
検索した結果

      • 三脚の使い方マスターしろ。

えっ?!脚伸ばすだけやろ?違うのか?

      • エレベーター上げるのは愚行だ。

えっ?!じゃあ、170cm級の三脚必要なの?

      • ハスキー使え。

まじ?!

      • ジッツオ使え。

マジ?!

うちのカメラ、ミラーレスだし。

嫌だ

      • 三脚に頼るな。

無理だ

      • 頭使え。

頭を三脚の何処に使うのだ?頭に載せるのか?

      • 地面に杭をうて。

怒られるだろ。

      • オモリを吊るせ

カッコ悪い。オモリを持ち運ぶのは嫌だ。
まとめてみると、高価で大きな三脚にしろと言われます。
ということで振動を抑えるには重たいもの、厚みがあるもの、振動吸収性の良い素材、三脚の脚の径を太くする、ようはシッカリした三脚や雲台選べということに辿り着きました。
なんだよ、そうなるのか。
で、これまでの軽けりゃいいという考えはブレまくった写真を見て反省して考えを改めた次第です。
それで、このどヘビーな自由雲台を。
SUNWAYFOTOのレベリングベースであるSUNWAYFOTO DYH-66Iを買った時にこのパンとチルト用のレバーついた雲台がちょっと心の奥にひっかかっていましたが、値段が高くて手が出せませんでしたし、こんなヘビーなものはOM-Dごときに必要ないと思っていました。
数ヶ月前までは。
しかし、ブレた写真を見ていると写真に関してはヘビー級とかミニマム級とかパウンド・フォー・パウンドなどの仮想はないのだ。となると、真のパウンド・フォー・パウンドがヘビー級ならヘビー級をということで、ボール径が52mmもある雲台を選んだのですが、間違ってたかもしれません。
間違いだらけのカメラの選択という本が出れば間違いなくベストセラーになるのではないかと思います。
この雲台はSUNWAYFOTOのサイトからはすでにカタログ落ちしていたのですが、色々探していたところ展示処分品ということで$170で売っていましたので迷わず買いました。
どうせ買うならアルカスイスにすればいいじゃん!ですが、そんな大金ないし、そんなの買ってフルサイズのデジカメ欲しくなると困る。
それより、何故このSUNWAYFOTO DBH-52なる雲台が心に止まったのかですが、レバーがついてパンとチルトが楽である。
違います。
自由雲台派はレバーなんていらないです。
そんなのどうでもいいような、あったら嬉しい機能が付いているのです。
それは何かというと、自由雲台として使った時の話しですが、普通の自由雲台はノブ一つであらゆる方向にカメラを傾けることが出来ます。
それは便利なんですが、ノブ一つであらゆる方向に自由に動かせるということは水平垂直出すのがちよっと面倒いということです。
しかし、この雲台の大きなノブの反対にある小さなノブ、チルト制限ノブを回すと、自由雲台は上下方向しか動かなくなります。つまり、パンとチルトのみ出来るまるで2ウェイのようなボールヘッドに変身するのです。
凄い、スゴイ…かもしれない。
自由雲台でボールを緩めてアングルを上下に変えた時の一番の欠点はもう一度水平を取らなくてはならない手間があるということなんですが、その手間が省けます。
一度水平を出せばチルトしつつカメラは平行にパンする事が出来るという自由雲台バンザイな僕なんて夢のような事が出来てしまうのです。
これは、買って間違いなかったかもしれませんね!
で、ちょろっとこの小さなノブを緩めれば、普通の自由雲台に戻ります。
しかも、このノブの反対側にもう一つノブがあるのですが、これは何のノブかと言うと、チルト制限ノブの締め付け具合を調整するトルク調整ノブになります。つまり、チルト以外の動きに対してトルクを与えて、チルト制限ノブを緩めても不用意に動かなくする事が出来るというノブです。
風景写真を撮る自由雲台派な人には嬉しい機能ではないでしょうか?
そうともいえない?そうですか…。
で、大きさはデカイです。ボールが52mmで、ベースは72mmです。
重さがなんとレバー込みですと921gという数ある雲台の中では小錦級の重さです。
荷重は48kgという小柄な女性を載せてパンとチルト出来ます。
あれ程軽くてコンパクトな自由雲台との賜っておきながらこんなヘビーな雲台を買うとは、ブレた写真の影響力はかなりのものですね。

SUNWAYFOTO Tripod Panning Ball Head DBH-52の詳細

右にあるノブが雲台を上下方向にしかボールを動かさないようにするチルト制限ノブです。
左下の大きなノブがボール全体を固定する一般的なノブ。
左上のノブがチルト制限ノブのトルクリミッター用のノブ(カックン防止です)







重さはレバー無し:807g
レバー有り:921g

ボールを固定するノブにはカックン防止用のダイヤルがついてあります。

パン目盛りは5度刻みです。

横のボタンを押すとカメラプレートが滑り落ちないようにするポッチを下げることができます。

で、これがボールを上下方向しか動かさないようにするチルト制限ノブ。

このノブでチルト制限ノブの締め付け強度を制御するチルト制限トルクノブ

で、チルト制限ノブのキャップを外すと2ウェイ雲台のようにするレバーを取り付けるシャフトが出てきます。




自由雲台派は恐らくこのレバーは使わないと思います。

Markins Q3-Qとの大きさ比較。
OM-Dにキットレンズを付けてカメラを下に向けても雲台は前に倒れません。


肝心の操作感はMarkinsと比べるとたいした違いはありませんが、あえてどちらがスムーズがと言うとMarkinsです。
で、この雲台を載せる三脚がないです。
しかし、三脚のこと考えると色々考え過ぎてしまうので、三脚を使わない、三脚以外、三脚に代わるもの、写真を撮る、で検索しようと思います。
恐らく、鳥の写真や天体写真、アフリカのライオンやシロクマとかの写真を撮ったり、前から不思議に思っていた水中でブレない写真を撮る人達のテクニックや機材にいい答えがあるのではないかと思います。