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RWC Needle Bearing・・・Intense Tracer Vp のリアサスのDUブッシングをニードルベアリングに変える

RWC Needle Bearing

劇的に変わるという噂ですが、本当かどうかわかりません。
サスペンションの動きは変わりませんが、リアのスイングアームの動きにリアサスが追従するのが劇的に変わるということで、それによってリアサスに妙な力がかからずにスムーズに動くということですが、言われてみればそうかもしれません。
気持ち的に動きが全然違うぞと思うことが可能かも知れません。
これで一度も出来なかったレデューサーを持ってリアサスをクルクル回すといった事が簡単に出来てしまいますし、アスファルトの凹凸で3mm程度のものを乗り越えた時にDUブッシングだった時は0.3mm動いたのが、ニードルベアリングに変えて2mm動いたと喜べるかも知れません。
あるいは、タイヤのブロックパターンのノイズが消えたような錯覚があるかも知れませんし、よくあるサスペンションメーカーが記載する体重別のエア圧とサグの関係が、イコールになるかも知れません。
サスペンションのリンクのベアリングを交換するついでにこの部分もニードルベアリングに変えてしまえば、可動部分はなんとなく完璧のような感じがします。
人の気持ちは大事で、気持ちさえ上向きならあと1kmくらい走れたりするものです。
で、一緒に買ったDU抜きとニードルベアリングの圧入工具なんですが、おしゃれな感じです。
これからはサスペンションを新しくしてフレームは使い倒す時代です。
こういう工具があればリアサスを変えつつ末長くフレームは使い続けられます。
で、取り付け方ですが、まだ取り付けておりませんが、というよりリアサスがまだ来てませんが、

      1. DUブッシングを取り外す
      2. 正しい取り付け工具を使用してニードルベアリングをショックアイに圧入します
      3. "+"公差のローラーの中にインナーシャフトを通します。ガタがある場合"-"公差のローラーを使います。"+"公差のローラーにインナーシャフトが入らない場合"++"公差のローラーを使います。
      4. スペーサーシールの表面に薄くグリースを塗って通します。
      5. フレームに取り付けます。

ですが、ここでいう公差ってニードルベアリングの中に通すローラーの外径の公差なのかと思いきや、ローラーの内径の公差でした。この中にボルトを通すインナーシャフトがはいるのですが、"++"公差のものですとガタがあるし、"-"公差のものですと入りません。
じゃあ"+"公差のものなのかというと、ちよっと、ガタがあるような気がします。

青いのがFOXのDU抜き工具


緑がFOXのニードルベアリング圧入工具
工具のくせにアルマイトで文字はエッチングです。素のままでいいのでその分安くして欲しいです。


こちらが軸長41.15mmのニードルベアリングセット
こちらはアルマイトで文字はエッチングなのは嬉しいです。


このローラーがニードルベアリングの中に入ります。

3本あるのはローラーの内径の公差が"+"、"++"、"-"の基準です。

こちらが22.22mmのニードルベアリング
ただ、Intense Tracer VPの場合ヘッドの部分が24.3mm程度なので0.5mmシムが4枚必要になります。
しかし、41.15mmだとか22.22mmだとかこのメートル法にした時の数字の細かさは何か意味があるのかと思います。40mmと20mmとかじゃダメなのだろうか?




ニードルベアリングの中に入るローラーにさらに6mmボルト用のインナーシャフトを挿入します。
一番ピッタリなローラーを選ぶのですが、公差が"+"、"++"はどちらもちょっとガタがあるような気がします。"-"は入りません。
せっかくこのようにシビアな部品構成であるのでしたらインナーシャフトも公差ごとに三本あったほうがいいのではないかと思います。

で、青いスリーブにはゴムパッキンがあってその中にローラーを挿入します。6mmボルト用のインナーシャフトはボルト止めされますので回転はしませんが、このローラーはゴムパッキンで止まって青いスリーブで挟み込まれる形で空回転しないようになっています。

で、ニードルベアリングを入れます。圧入ではなくてスーという感じで入ってしまいます。スリーブのゴムパッキンがベアリングのふちを押さえ込んでホコリの侵入を防いでいることになります。

まだリヤサスペンションが手元に無いのでなんとも言えませんが、ガタの出る部分が一箇所増えたことになります。
組み立ててサドルを持ってフレームを左右に振った時にカクカクしなければいいなと思います。