休日モード

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他人様のMTB その1 Sinister Splinter

7月に入って激務が続きヒーヒー言っておりました。
週末楽しみにしておりました富士見ライドも最近は毎週雨で無理。
こういうときこそ、街中クルージングしようと思ってクロカン時代に乗っていたキャノンデールを引っ張り出しましたが、なんと、Lefty がストロークしません。
3年も動かさないと動かないものですね。無理やりえいっと押すとギャーといいながら動きました。
僕は前からLefty はギアが入っているのではないかと疑っていました。
実際は入っていませんが、作動感がギア式のような感じなんですね。
Leftyは自分でオーバーホール出来ないので購入先の千葉まで送りました。
これで、富士見に行けない日もサイクリングロードを彷徨えることになります。
で、このキャノンデールはキレイに磨いたら近いうちに自慢します。

話は変わって、Web巡りしてかき集めた他人様のMTB
僕はオーナーが自慢するバイク記事を読むのが大好きです。しかし、時が経つとWebを閉鎖してしまって、いい記事であったりした時は残念だなと思ったりします。
こういう何も自転車らしきことをしない日は、他人様のMTBを、特に縁もゆかりもない外国人様達のMTBを見ては語りたいと思います。

で、これ。メーカーも現存します。

Sinister Splinterというバイク


自転車を見るときこれがいつの時代の物であるかはサスペンション見れば判断出来ますが、こう景気が悪いとリンク周りにガタがあるという理由でフレームを替えたりせず、
ベアリングとかリアサスとか交換して延命図ります。これが本来の姿です・・よね。
だからサスペンションを見ただけではわかりません。
古いMTBのリンク周りとサスペンションを最新型に変更する。剥げた色は塗り替える。これは昔のスポーツカーをレストアする感覚と同じであります。
トップアスリートでなく、走りの限界も才能も理解しているので一昔前のバイクでも十分要求を満たしてくれます。
で、このフレームのサスペンションは5th Elementのエアサス。多分、2005年あたりのモデルかと思います。
このフレームの重量は4.45kgですからFRでも重いほうで、最近のDHバイクのほうがはるかに軽いです。
すでに生産されていません。気になる日本円は22万円程度。
下の写真のフレームはリンク周りとリアサスペンションが変わっています。
ベアリングになっています。ベアリングはニードルベアリングでもシールドベアリングでもなんでもいいですが、一昔前の自転車はメタルブッシュにナイロン製のワッシャーでボルトで固定していたようです。
フレームの素材は最先端でもこういうのちょっと遅れていて、リアサスが誕生してベアリングが取り付けられた経緯は結構時がたってからです。
シールドベアリングというのをフレームの売りにしていた時期があったくらいですから。
フルサスになってMTBの設計には構造的、機械工学的な設計力やリバースエンジニアリングの要素が強くなってきたのです。
普通の日本人でも漕ぐことが出来る軽いフレームが体重80kgくらいのマッチョがビッグジャンプしても壊れないのですからこれは凄いことです。
上下のMTBはパーツとか見ると同じオーナー様だと思われますが、よっぽどこのフレームが気に入っているか、こうしたバージョンアップする気持ちわからんでもないです。

で、フレームを良く見ると、サスペンションの横に棒のようなものがついています。
これは何だ?




これはロッドというもので、ロッドの長さを変えてBB高さやベッドアングルを変えることが出来るというものです。
リンク形状はシングルピボットのスイングアーム式です。リアホイールが動くとロットが下に引っ張られてリアサスペンションを上から押すような感じで動きます。

重いものが真ん中に集中しているので乗ると軽く感じるバイクだというレビューがありました。
そのほかはメインピボットのベアリングあたりの剛性が足りないというレビューも。
フレーム単体では格好いいかなと思います。

でも、組みあがってみるとホイールベースが短いのとメカメカしいので野暮ったく見えてしまいます。

で、お金があれば買うかどうかですが、買いません。シートステイが山形に盛り上がっているのが気に入らないです。
ただし、これがインテンスのRAWカラーであったり、ポリッシュであれば、格好良く感じるかもしれません。と思っていたらありましたね。ポリッシュが・・。

こういうCNCだらけ、見てるだけで幸せを感じますね。

これはちょっと違っていますが、チェーンステイが真っ直ぐでありますので、心が揺らぐものがあります。
しかし、写真は小さいですが、リアサスはこういう感じで入るようです。
こういう感じのリアサスはリバウンド調整が難しそうですし、掃除も大変です。
一般ユーザーにとってMTBは掃除とメンテは楽なほうがいいです。

このSinister BikeというメーカーはこういったDHバイクも作っていました。(過去形です)



ちょっとターナーっぽいですね。

これらDHバイクは現在はラインから外れているようです。