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撮影ロボットAUTOMATE 2.0・・・電動雲台使用に向けて

AUTOMATE 2.0

これはカメラの撮影を自動で行う電動雲台です。

Gadget Worksから送られてきましたハンドメイドな電動雲台。
ベースは、ガシェットワークスではロボットと呼んでいますが、Bescor MP-360です。
見てのとうりですが、ほとんど一品ごとのハンドメイド製で半田ゴテ使いながら組み立てたような感じです。
で、動くのか・・・。動くと思います。
こういうのは必ず動かしたものを(動いた実績のあるものを)送ってくるからです。一般的に言う電源未投入の新品ではないということです。
まだ動かし方がわからないのでマニュアル読むというハードルあるのですが、ユーザーマニュアルは英文で46ページもあるPDFです。
物的に嫌でも読まないと操作系はチンプンカンプンです。
で、動かすためのツールであるPDAが付属で付いてくるのですが、このPDAは中古品です。
サイトによるとHPでオーバーホールされたものであるらしいですが、結構使った中古品です。

AUTOMATEのパネル面

      • ジャックA

シャッターレリーズ用の差込口です。ケーブルは使用しているカメラの名前を告げるとそれにあったケーブルを一本つけてくれます。また、自分で作ることも可能だと書いてあります。こういう記述はエンジニア視線ですね。
ジャックは標準的な2.5mmのミニプラグで接点数は3点です。
初めて知ったのですが、このミニプラグの3点の接点にはそれぞれ名前が付いていて、TIP、RING、SLEEVEという名前です。
それぞれの役割はSLEEVEがグランド、TIPがシャッターレリーズ、RINGがシャッター半押し信号です。
グランドとシャッターレリーズ、シャッター半押し用の接点がトランジスターによってON,OFFしてカメラに送られると書いてあります。

      • ジャックC

これが良くわからないのですが、別途シャッターレリーズプログラムのセンサーをプラグインするジャックだと書いてあります。
ジャックは2.5mmのミニジャックで同じ3接点式のものです。
それぞれプログラム1とプログラム2がグランド接点とON,OFFすることでカメラに転送されると書いてあります。これに関しては後述ということなのでそのセクションにいけばわかるかなと思います。

      • パワースイッチ

パワースイッチには3つのポジションがあって、ON、スタンバイ、OFFです。
通常、ONとOFFしか使わないそうです。

      • LED

LEDはパワースイッチをONにした時と外部パワーサプライを繋げてONにした時に点灯し、シャッタープログラムをPDAから転送しているときはLEDは点滅します。
長時間バルブモード時は作動している間はLEDは消灯します。しかし、電源がOFFになっているわけではないということです。
設計者のDon Frenchさんは親切ですね。

通信はBluetoothで、アンテナコネクターは標準のスクリューONタイプです。SMA Bluetoothアンテナという名称だそうです。
調べてみると秋葉なんかに基盤単位で売っています。
通信距離はアンテナ無しで10m、アンテナ付けて100mだそうです。よくある無線式のタイマーレリーズもBluetooth式にすればいいのです。

      • The Battery case

単三電池で1.2Vの充電式バッテリーと1.5vの非充電式バッテリーが使えます。
ということは動作電圧は4.8V〜6Vになりますが、電圧範囲は広いですね。

      • The external power port

外部電源のことです。スイッチング電源もしくはシガレット電源使用可能です。
外部電源仕様は外形5.5mm、内径2.1mmのコネクターでセンターがプラス電極のジャックです。電圧範囲は5から6Vであるそうです。

      • The base of the robot

ロボットはカメラと三脚用のネジがあってともに1/4です。

      • The Camera platform

カメラを載せる台は前後に2.5cmの可動範囲があります。クリックレリーズを取り付けたりするとカメラの脱着に便利です。
またマンフロットの3229スイベルチルトヘッドを取り付けるとチルト範囲が170度に広がります。
だそうです。
水準器がついています。
Bescor MP-360では水準器は付いていないし、ベースが大きいのでレベリングベースの水準器が見えなくなるのでいいアイデアです。


Bluetoothアンテナ取り付けまして

シャッターレリーズケーブル取り付けまして

カメラに接続するとこんな感じです。

外観上の説明は以上になりまして、これからAUTOMATEのソフトの導入になります。
これが同梱されていた HP iPAQ 2200 PDAsです。
中古品です。どうせ売るのなら新品のPDAバージョンもあってもいいのではないかと思います。

      • Installing the AutoMate software

PDAをガシェットワークスで買うとすでにソフトはインストールされています。といってもPDAは中古品ですが。
ガシェットワークスで買ったPDAにはSDカードが付属されていてSDカードにはソフトのバックアップファイルが入っています。
このSDカードに入っているソフトは他のPDAにインストール可能です。
AutoMateソフトは二つのCABファイルが含まれています。
一つはAutoMate 2.0で、もう一つはNet Compact Framework Ver3.5という通信用のソフトです。
AutoMateのビルトナンバーは3420.37815でした。
通信ソフトのNet Compact Framework Ver3.5は3種類のバージョンがあります。

通信ソフトはwebからダウンロード可能です。
ソフトのインストールは
SDカードに入っている通信ソフトをタップするとインストール始まります。
AutoMate2.0のソフトも同様にインストールします。
注意点はインストール終了後にはCABファイルは削除されますので、バックアップは取っておきます。
インストール後の確認はTheGadgetWorksのフォルダーが出来ていることを確認すればいいということです。
これで準備は完了です。
ではコネクトさせようかと思ったらPDAがハードウエアリセットになってしまってソフトが消えてしまいました。
HPのPDAは電池を外してしばらく置いておくとハードウエアリセットがかかってソフトとか消えてしまうらしいのです。
そんなリセットって聞いたことも見たこともないのですが、物凄いクレームのあがりそうな工場出荷時設定に戻すコマンドだと思います(泣)
で、ソフトを入れなおしてCOMポートの設定から行うことになりまして、半日もかかってしまいました。
では、次はCOMポートの認識ととりあえず動かすです。