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ワンコを飼うということ

先日たけしのTVタックルで日本のペット事情が特集されていました。こういう番組は何度も見てはいるのですが。
ワンコ好きには見るに耐えない映像もありまして、こういう映像は脳に刻まれて一生忘れないんですよね。
しかし、この現状はワンコ好きが引き起こしたことであるのでしっかり見ました。
美味しい食べ物や柔らかいクッションや暖かい太陽など希望の絶たれたワンコ達です。
全てはワンコ好きという飼い主が引き起こした現状です。色々と事情があるかも知れない、でも、飼い主が引き起こした現状に変わりはありません。
世の中、そういうワンコ達を介護するボランティア団体も数多く存在します。そこで救われるワンコ達もいます。殺処分も減少している自治体もあります。
しかし、この世に不要な命として年間40万頭以上も殺処分を受けることを知っているワンコ好きとう飼い主は何をすればいいのか、寄付、物資の援助?自分もボランティアに加わる?保健所から可愛そうなワンコを譲り受ける?そんなこと出来ません。毎年、年末に行おうと心に決めている援助も限界があります。
ワンコの飼い主として出来ることは自分の飼っているワンコの命を見届ける。他人様にワンコを飼っていることで迷惑をかけないルールを必ず守る。ということです。
ワンコの糞、掃除は当たり前。ノーリードはもってのほか。そのワンコを可愛いと思っているのは飼い主だけだと自覚すべきです。
ワンコを飼うという事は、ワンコに何かを求めて飼うと失敗します。人間がワンコに求める価値観はワンコを擬人化した価値観であるからです。
ワンコは大きくなります。毛が抜けます。顔も変わります。歳をとると臭いもし、歩けなくなり自分で排泄も出来なくなります。吠えグセが出たり、躾が出来ない、そそうをする、家具をかじります。飼い主が帰宅してもただ寝てるだけのワンコになるかも知れません。ワンコを置いて旅行は出来ません。中にはちょっとした外出もワンコを連れていかなくてはならない場合もあります。病気になれば病院に連れて行きます。治療費は人間の治療費より高いです。看病もしなくてはいけません。
晴れた川原でワンコと遊ぶイメージは長いワンコとの生活の中ではほんの一瞬のことです。ということを覚悟した上でワンコを迎え入れなくてはなりません。ニャンコにいたっても同じであります。
それでもなおワンコを飼うというのであればワンコが見ている目の先にあるものを忘れないことです。ワンコは飼い主しか見ていません。
飼い主のモラルが向上することで殺処分が半分減れば、悪徳ペットショップは自然に淘汰されます。
まあ、うちのチワワは飼い主より飼い主の手に持つ食べ物を見ていますが。