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Monitor Audio Radius 90HDのスピーカースタンド自作・・・その1

スピーカースタンドの自作

スピーカースタンドはスピーカーの音質にとって非常に重要であるらしいです。
スピーカーの振動を床に伝えない。
床に伝えても床からの振動を拾わない。
なぜなら振動とは音だからという理屈であるようです。
確かにその通り。
だからと言って、スピーカーの振動ごときが空気を振動させて音として聴こえるのかというと全く聴こえないと思います。
それと、スピーカーの振動が色々な接触面で共振し、それが音質に影響する。
あま、厳密に言えばそうでしょうね。
そういう事でインシュレーターなるものがあるのだと思います。
「厳密に言えば、そうでしょうね。」
これはオーディオのキーワードになります。
菌が気になってしょうがない人は色々とフキフキしますが、しかし、よーくみてみると行動と結果に色々矛盾もあるものです。
ナノレベルの振動をとやかくすることは、それが問題であるのなら大切な事です。
幸いにもまだ聞いたことないですが、周波数が60Hzの関西より50Hzの関東圏のほうが音がいい。と言い出すかもしれないです。
で、世の中のスピーカースタンドは単なる台です。
スピーカーを乗せているだけで、スピーカースタンドとスピーカーは固定されていません。
丈が低く、重いメインスピーカーをフロントに置くのならまだしも、丈の高いサラウンド用のスピーカースタンドにブックシェルフ型のスピーカーを置くだけですと、ルンバが当たった、服の裾が絡まった、ワンコやにゃんこがガリガリしただけで落ちてしまいます。
関東に住んでいると地震は必ず年数回発生していますので、その都度落ちるかもしれません。
スピーカーとスピーカーの台を強力両面テープで貼り付けようと思っていましたが、Monitor Audio Radius 90HDというスピーカーは壁取付け用のブラケットが付いています。
だから、単に木の柱に木ビスで固定すればいいだけです。
すると、スピーカーは台に置かず、スピーカーの振動も気にすることありません。
オーディオのキーワードである厳密に言うと、振動がブラケットを伝わって、取付ビス、木材から床に伝わり、音が変わってしまう。
そうか、なるほど。それはイタチごっこだな。
「それはイタチごっこだな。」
これもオーディオのキーワードになります。
で、木の材質ですが、スピーカースタンドを木で作る場合、なるべく比重があって、つまり、重量のあるものが振動を伝えなくていいそうです。
なるほど、防振や制振に関しては難解な情報がネットに散らばっていますので、そういうのは任せておいて木材は木目によって振動の伝わり方が違ってくるという小難しい理屈があるようです。
「小難しい理屈」、これもキーワードかな?
使用する木材は積層木材(集成木材?・・・積層木材と集成木材は違いがあるのですが、今回取り寄せたのは積層木材と書いてありましたが、なんとなく集成木材であるような気がします。)ですから張り合わせた木材の比重ごとき、木目ごときの違いがスピーカーごときの振動でブルブルする違いを感じるなんて、一般家庭のリビングではあり得ないです。
しかし濁り成分排除のために最善を尽くす。しかし、素人の最善を尽くすは原理原則がないので一般的には徒労に終わります。
だから気にせずに好きにやればいいのです。
オーディオ的には最善を尽くすという言葉はあっても徒労という言葉はありません。
徒労の反意語は成果です。成果は誰でも認められるものを成果という。
しかし言葉としての徒労がない場合、成果もないということになるので、それでは困るからこれをプラシーボ効果だというのだと思われます。
木材は見てくれのいい竹が良かったのですが、わりと高いんですね。
そういう事で、一般的なタモの積層木材(集成木材?)です。
で、木材加工.COMで注文しました。

ベースは40mm×250mm×250mm
柱は40mm×100mm×860mmと30mm×40mm×860mm
柱とベースの接着は比較的簡単なダボ接合です。
単なる木ビスよりは狂いも少なく強力です。
で、積層木材?は無垢材と違って表面処理が簡単です。
木材の面取りは仕上げに多大な影響を与えます。
以前買って1度も使ってなかった面取りカンナの出番です。
で、面取りカンナはどうやって使うんだろう?
インターネットで調べてシュコシュコ削りました。



悩むのはデザインです。
そういう時は他人の真似しろ、ですから、ネットであれこれスピーカースタンドの画像を見ていましたが、わりと普通でした。
本当ならこういうサイトで注文したいのですが・・・。
http://yamasakisousaku.com/index.html
ここのスピーカースタンドはデザインと質をあわせてみると、他のスピーカースタンドメーカーに比べてかなり安いと思います。
リビングに置く、しかもサラウンドスピーカーは居住者が邪魔にならない位置に置く。
さらに、サラウンドスピーカーはオーディオ装置メインから離れた場所に置くので孤立感があって、わりと目立つ。
目立たないためにはどうするのか?
スピーカースタンドのデザインが周りの家具と調和させる。
ということが必要です。
うちの場合はサラウンドスピーカーはソファーの後ろしか置けないので、ソファーのデザインと同じにしなくてはいけないのですが、うちのソファーは飛騨高山の高級家具ですから、相当な木材加工テクニックと木材を持って来ないと無理です。
でも、材料費は1万円以内と決めています。
デザインにあった加工は無理なので、せめて木材の角を落とそうと。
で、面取り終わったら角を切り落とします。
お世辞にもノコギリは巧いと言えないので、昔買った電動のこぎりを引っ張りだしましたが、この電動のこぎりは手動のノコギリよりも難しかった。
特に斜め切りは超がつくほど難しい。
音がうるさい、良く折れる、すぐに熱くなる、振動が激しい電動工具DIYというより図画工作で使うホビー用電動工具メーカーのブラックアンドデッカーの工具が悪いのではないかと思われます。

仕方ないのでノコギリで斜めカットしたところ、ブラックアンドデッカーの電動ノコギリより楽に簡単に切れました。
上2本がブラックアンドデッカー製の電動ノコギリ、下2本が手動ノコギリで切った切り口です。

ここから、木工やすりと紙やすりでシュコシュコとエッジを磨いていきます。
つづく・・・。