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A-2の着こなし…狼よさらばのジェフ・ゴールドブラムが着るA-2フライトジャケット

A-2を上手く着る

ファッションは映画に学べというのは昭和の時代です。
Googleのおかげで巷の情報は町内会の範囲からワールドワイドになりました。
おかげで今までタブーだったものが、自由奔放になりました。
と思っていたのですが、A-2でネットで探ってもほぼ同じスタイル。それもちょっと絵に描いたようなコテコテな感じで真似出来ない。
ズボン以外は財布も含めて全て革の世界で、それが自己主張しまくりですとまさにライダーズの世界。
チャリンコ乗れない。
でも、定番というものはそういうものなんでしょうが、定番という言葉を服装に取り入れることは違和感ありますし、それが出来ない人はどうするのかというとやはり映画に学べです。
フライトジャケットのA-2は戦争ものの映画には出てくるのですが、大脱走のスティーブマックイーンのA-2をそのままの格好で街中を歩けないことはないですが、歩くの結構大変だと思います。
A-2は革ジャンとしては形もシンプルですし、ダークなシールブラウンも地味な色なんですが、たった袖のステンシルがあるだけでもの凄く印象が変わってしまいます。やはり馬革というのがいぶし銀なんだと思います。

こういう青い目の外人さんがA-2着てJRのホームに立っていたら絵になるかもしれませんが、日本人ですと日の丸ふる家族に送られるような光景です。

そういうことで、コテコテになりがちで、アメカジと言われながらも全然カジュアルでないA-2をもっとそこらへんの革ジャンのように街中でサラリと着たい。
映画「狼よさらば
チャールズ・ブロンソンというタフな役者さんがいました。
狼よさらば」と「ロサンゼルス」は家族を暴漢に襲われたお父さんがが復讐する映画です。
最近のヒット映画ではではリーアム・ニーソンの96時間があります。
「う〜ん、マンダム」という男性化粧品のコマーシャルに出てたそうですが、僕は何故かチャールズ・ブロンソンユル・ブリンナーをよく間違えてました。
「荒野の七人」で共演していたからでしょうか?
顔、スタイルともに、特に髪の毛の有無という大きな違いがあるのですが、なぜ、ハゲ系とフサフサ系を間違えるのかよくわかりませんが、つまりは、頭の毛の有無などあまり気にしなくていいということだと思います。
で、チャールズ ブロンソン主演の映画「狼よさらば」にジェフ・ゴールドブラムが極悪非道人のちょい役で出ています。
これが映画初出演ですから駆け出しの役者の頃だと思うのですが、存在感は極悪非道の3人組の中は1番です。
で、ジェフ・ゴールドブラムが着るA-2が芸術的でハイセンスでした。
手足の長いジェフ・ゴールドブラムですから既存サイズは合わないかもしれないです。
でも、おしゃれですよね。
しかもかなりくたびれたA-2ですが、女性っぽいスカーフと帽子でA-2のボロかげんを感じさせません。
ボロと女性っぽいものを合わせるとリブが破れまくっても、あちこちに絵の具が付いていても芸術的になるのだと思いました。
スカーフとバンダナ、この頃、スカーフが売れていたのですかね?
映画は1974年公開ですので1970年初頭のアメリカになります。
アメリカはベトナム戦争終結の頃で、アメリカの感心は長引いたベトナム戦争からすでに離れてしまい完全に他国の戦争になっていた頃です。
ベトナム戦争と同時期に発生したヒッピーも衰えたはじめヒッピースタイルも姿を消し、新しい流行が出てきていた頃だと思われます。
バギーパンツ履いていたり、ヒッピーくずれであったりしている中ジェフ・ゴールドブラムはミリタリーをわりときちっと着ているのですが、ミリタリーっぽくなく芸術家タイプに見えるところがおしゃれに感じます。
多国籍文化を共有してきたアメリカならではの自由なファッションなんですが、西欧圏などの海外に行くと日本では精一杯な感じがあちらでは色使いも含めてフツーに着こなしていて、やはり洋服に関しては和服日本とは年期と土壌が違うんだなと思ってしまいます。