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KLATTERMUSEN Allsvinn 30 クレッタルムーセン アルスビン30の詳細

KLATTERMUSEN Allsvinn 30 クレッタルムーセン アルスビン30

トレッキング用のザック。


カバンにはうるさいのですが、このクレッタルムーセンというザックは生地が防水仕様です。
リサイクルナイロンを使っていると言うことでECOなんですが、ECOと言うのはエコノミーの略では無くてエコロジーの略ですから安いと早ガッテンすると恥ずかしい思いします。
これ、エコの癖に高くない?っていうと笑われました。
リサイクルというと素材の品質はどうなんだという心配もあろうかと思いますが、使い古した生地を新たに縫い合わせるということでは無くて原料として再利用するので品質においては問題全くありません。
世の中の生地の素材革新は凄まじく、例えば、もし、ゴアテックスが無ければ登山での死者数はどれだけ増えているだろうと思いますし、登山が身近になったのはゴアテックスのおかげではないかと思います。
では、パタゴニアをはじめ多くのアウトドアメーカーが使い始めているリサイクルナイロンとはなんだ?っていうことですが、

のだそうですが、リサイクルナイロンは色々種類があるようで、クレッタルムーセンの素材は韓国メーカーのHyosung(ヒョースン)社によって商品開発された「MIPAN regen」と呼ばれる素材で、主に古くなった漁業網やカーペットが原料で、中空糸で軽くて耐久性もあり、水を吸収しないため、防水性にも優れています。だそうです。
すでに存在する素材を色々混ぜて生地を作るということなのですが、漁業網とカーペットを混ぜるとこうなったです。
つまり、漁業網やカーペットがないと作れないリサイクルナイロンなんですが、これを素材化するのにコストがかかるのです。
表地は撥水性ある生地、裏は撥水コーティングされています。


スエーデンの国旗

裏の撥水コーティングは恐らく使って行くうちに剥がれそうな感じがします。
ただ、ザックとして完全防水でないのは縫い目が防水加工されていないような感じなので、防水仕様ということになります。
このザック、ファスナーがザックのインナーにある小物入れ用のポケットのみ、あとは何処にもありません。

と言う事で、ポケットが一つも無いのです。
何故かと言うとオプションで必要な物をカラビナ等を使ってデザインの一部となっているヒラヒラ(ウエビングコード)にぶら下げたり固定したりすると言う、クロックスにバッチつけるような感じでシステムアップしていくことになります。



アウトドア大好きな方は用途に応じてシステムアップするというギアは大好きです。
ただ、システムアップがぶら下げるというのはどうかと思いますが、ぶら下げ方によってはアリになるかもしれません。

      • フロント地図入れ
      • ボトルホルダー
      • ストック入れ
      • サイドポケット数種類

などなどのオプションがあります。
そういうことで、トレッキング用のザックには気室が別れて収納便利なものもありますが、これは一気室です。
1番下にいれた物を取り出すには上の方を全て取り出さないといけない場合があるのですが、これは頻繁に物を出し入れしない人向きのザックです。
と言う事はあまり休憩を取らない人向き、すなわち体力のある人向きです。
僕はこの時点で弾かれる事になるのですが、それがわかったのがこのザックを手にしてあれこれいじくってからです。
ポケットが一つもないのは困ったなぁです。
ただ、このザックは背負った感じが素晴らしい。
腰痛持ちなので、ザックはあまり好きではないのですが、これは逆に腰に優しいザックです。
ただ、一気室なのでインナーバックが必然的に必要になります。
それといくらザックの背負いごこちが良くても荷物の入れ方で背負い心地は悪くなるとネットに書いてあったので、その辺は頑張るしかないです。

で、KLATTERMUSEN Allsvinn 30 クレッタルムーセン アルスビン30の詳細

容量は30Lです。
縦に長いのでもっと入りそうな雰囲気なんですが、その分厚みがないです。
それと、下に行くに従ってスリムになります。
これです。このザックは下の方が容量少ないので背中に密着させないと背負い心地が悪くなるということです。
また、生地が収縮性皆無なので詰め込むということは出来ないです。
30Lという容量は日帰りから低山の山小屋一泊夏限定のよのうな感じであるそうです。
致命的なのは、中に何を入れていいのかよく分かっていません。
先日ゴアテックスの薄っぺらいソフトシェル買ったので、自転車用の防寒着とサバイバルシートくらいでいいのかなと思います。

ヒップベルト

バックルはこういうもの。両サイド押さえて外すバックルとどっちが便利かと言うと考えてしまいます。


ヒップベルトは強烈なベルクロで固定されてますので、このヒップベルトは外せますし、高さ調整ができたり、斜めにしたり出来ます。

ここにもウエビングコード

裏地は使っているうちに擦り切れそうな厚手のストッキングのような生地です。

ショルダーストラップ


1番目に付くのが、三角形のアルミですが、バタフライブリッジという名称で、背負った時に荷重を骨に分散させて血流を妨げないためのサポーターだそうです。

チェストストラップという紐

これを引っ張ると荷物の位置を上下に移動させる事が出来ます。
引っ張って左に振るとロックがかかります。

荷物の上げ下げはこの程度の調整。

ショルダーストラップの長さはこの赤い紐をあげるとロックが外れてドスンと緩みます。
また、このショルダーストラップは左右が独立して取り外しが出来て、人間の肩に合うように微妙に位置関係を調整できます。
背負い心地の調整は

      • チェストストラップによる荷物の上下の調整
      • 左右独立したショルダーストラップの取り付け位置の調整
      • ヒップベルトの位置調整
      • バタフライブリッジによる加重の分散

と、いたれりつくせりです。

胸のバンドはよくある笛付きです。

欲しかったハイドレーションポケット付きです。
大きさからして最大でも1Lくらいだと思います。
MTBではハイドレーションは便利なんですが、使うシーンは極限だと思います。
人間、疲れると呼吸するのも面倒になるのですが、1mmカロリーも消費したくない時に便利です。
ずいぶん前に参加したセルフディスカバリーのような局面では、助かりました。

ロールトップ

物を入れる場所は賛否あるロールトップです。
ロールしやすいように口の一方にアルミの補強が縫いこまれています。

ここまで伸びるので荷物の出し入れはちょっとやっかいそうです。やはりこのザックは頻繁に物を出し入れする向きではありませんね。

ロールして横のアルミ製のフックにひっかけるだけです。
これは使いやすいです。


底は引っ張り強度の高いケブラー繊維で補強されています。

頻繁に出し入れするカメラや三脚関係はバックオプションで代用できるものがあれば購入しようかと思います。
早く使いたいですね。
で、肝心のシェルは特に夏山低山程度であればなにも登山メーカー製でなくとも自転車関連アパレルでもいいのがありますので選択肢は広いです。
自転車のアウターにも使えるHAGLOFSのシェル買いました。