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登山靴・・・ガルモント ネブラスカ GARMONT NEBRASKA GTX

軽い登山用のトレッキングシューズ ガルモント

当初、トレッキングシューズはKEENやMerrell のいかにもっていう格好をした柔らかくて軽くて履きやすそうで、しかもお洒落なトレッキングシューズがいいなと思っていて、Merrellを買いにいったのですが、L-Breathのお店のおネーサンにトレッキングシューズ欲しいんですがあのMERRELL履いてもいいですか?って聞くとあれはトレッキングシューズではありません。と言われました。
確かにネットではKEENやMERRELLの評価は酷評が多く、街で履くオシャレ登山靴もどきとまで書かれてあります。
そしてKEENやMERRELLは滑ると。
多分、山の強者達の評価だろうと思っていたのです。強者の評価というのはえてして敷居が高くてついていけない場合があります。
しかし、L-Breathの僕より十分に若くて登山暦10年以上のおネーサンもバッサリと「あれは山に持ち込む靴ではありません」と言います。
しかも2万円以下でないですか?とお尋ねしたら「ないです」と。
そして「絶景が目の前にあって、足が痛いとか疲れ果てて絶景を楽しむことができないなんて本当にもったいないです」
「しっかりした靴は安全で疲れないですよ」といいつつ目の前に持ってくるのがちょっとこまったお値段のスキーブーツのような靴ばかりです。
かなり後ろ髪引かれたのですが、
どの様な用途ですか?って聞かれたので、標高3000m級の低山を縦走して8kg以下の装備です。と言ったところ、標高3000mは低山ではないようで恥かきました。
僕的には高山は7000m級の山々だと思っていました。
そういう勘違いもあったのですが、トレッキングシューズに関しては後々のことを考えるとこのオネーさんの言っていたことがまったく正しいということを知った次第です。
丸井ではトレッキングシューズの分類にあったKEENやMERRELLが、新宿のL-Breathではタウンウオークの分類に展示してありました。強いて言ってもハイキングというカテゴリーです。
またトレッキングシューズでも山小屋で一泊する用途と日帰りトレッキングでも靴が区別されていました。
で、ハイキングとトレッキングの違いって何だろうと思って調べてみました。

ハイキング(Wikipedia)Hikeは徒歩旅行という名詞

ハイキング(Hiking)は、健康のため、あるいは知らない土地を見聞したり、自然の風景や歴史的な景観を楽しむために軽装で、一定のコースや距離を歩くことをいう。ウォーキングともいい、近年は高齢者の健康維持(health promotion)のために推奨されている。小高い丘や山を越えたり、その中腹を横切るといったコースもあり、山歩きと一部その活動は重なる部分もある。なお、ハイキングをする人をハイカーという。
なお、食事が主な目的となる場合は、ハイキングではなくピクニックとなる。

トレッキング(Wikipedia)Trekは骨の折れる旅という名詞

ヨーロッパでは、アルプスの山々に登るには、途中に岩場や氷河などがあり、ザイル、アイゼンなどの特殊な装備を必要とするため、それらを使用するものを登山と呼んでいるが、日本の夏山ではそのような装備がなくとも高山に登ることができるため、トレッキングと登山の境は明確ではない。そのため、日本では軽登山をさす場合にも常用される。
川に沿って歩くリバートレッキングや、雪原を歩くスノートレッキングなど、歩く場所によってさらに分類される。さらに、鉄道の廃線になったところを歩くといった廃線トレッキングなど、さまざまな目的のトレッキングも楽しまれている。そのほかにも、マウンテンバイクや、オフロードバイクで山を走る行為もトレッキングと呼ばれている。
つまり、わかりやすく言うと
ハイキングとは作られた道を歩くことで、トレッキングとは作られた道であろうがなかろうが自然の地形で歩ける場所を人間がトレースすることだと思います。
その結果山の頂上を迎えるのであれば登山となり、山の頂上から尾根を伝わって別の山の頂上に向かう高低差の低い道のりはトレッキングというものだと思います。
ということはハイキングシューズとトレッキングシューズはまったく違ってきます。
またトレッキングシューズと登山靴は登山する場所までのアプローチがトレッキングとなってそこから悪路斜面を登る場合登山靴の出番となるのであれば、これはもう本格的な登山となってしまって、パーティー組んでアルパインライミング行こうかの世界になりそうです。
まあ、そういう世界は無理なのと、色々話しているうちにどうもこのお客さんは山素人だと思われたのか、靴紐の結び方まで教えてくれました。
「靴紐結ぶと汗が出るんですよ」というくらいまでしっかりと結ばないといけないようです。
それから、登山靴用のソックスを持ち出してきて靴下を変えて靴を選び、店内にある岩上で足踏みしたり、急な坂道で足踏みしたりして靴とのフィッティング状態を調べて、3足目くらいにこれかなと思った靴がこれでした。
当然なんですが、デザインとか色とかまったく無視の状態です。山小屋一泊程度のトレッキングシューズのカテゴリーで足にフィッティングしているかどうか。
山で履く靴というのはフィッティングしていればどんな色だろうがデザインだろうが関係ない、むしろデザインで選ぶのは論外であるというのが普通な感覚なんだと思いました。
このときにすでに、予算オーバーだろうがなんだろうが買わないといけない、いや買うべきだという雰囲気になっています。

GARMONT NEBRASKA GTX

GARMONT NEBRASKA GTX
GARMONT NEBRASKA GTX
GARMONT NEBRASKA GTX
GARMONT NEBRASKA GTX
GARMONT NEBRASKA GTX
で、お店の方は山に入る前にちゃんと靴を慣らしてください。と。
僕は岩のようなワークブーツを3足ほど慣らしていますので、そこは大丈夫。
で、新品おろしたてのトレッキングシューズでハイキングを行ったのですが、僕は目からうろこが取れました。
山で履く靴はデザインや色ではないです。いかに足に合っているか、そして滑らないか、そして砂利であろうが小岩であろうが踏みしめることが出来るかです。
ここでいう踏みしめるとは、例えば、岩が二個ありました。前の岩と後ろの岩に足をのせて土踏まずの部分が空洞でも違和感なく立てるかです。
そのためには店内にちゃんと人工的な坂道、岩のセクションのある試し履きが出来る設備のある店で靴を選びましょう。
僕は下の写真の同じコースをトレイルラン用の靴で歩きましたが、疲れ方は言葉で言うと明確なんですが、まさに次元が違っていてまだ歩けるという感覚です。
いや、ちゃんとした靴を買ってよかったです。