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工具箱 KTC EK-1BL

今まで使っていたプラスチック製の工具箱が割れてしまったので、工具類を紙袋の中に入れて車に積んでいたのですが、その紙袋も破れてしまい、紙袋では不便なので仕方なく工具箱を買いました。
工具箱について
どこを探してもなかなかいいのがないです。
今まで一番いい工具箱はプラスチック製のコンテナボックスでした。
複数のコンテナボックスを入れる工具の種類ごとに分類して仕分けていました。
日曜日大工では使い勝手非常にいいのですが、工具を車に積む時は工具箱に必要な工具を選んで入れて持ち運んでいましたが、元の箱にしまい込むのが面倒臭いので工具を戻さないで大抵はそのままの状態で放置です。
その結果、同じ工具が増えたり、無くしたり、工具の管理が出来なくなってしまいます。
工具は綺麗に収納する事が、工具を使える事より大事である。という形から入ってます。
じゃあ、収納し易いチェスト型の工具入れを奮発して買おうかと思うのですが、チェスト型の工具箱は、例えばメガネレンチだと全ての種類のメガネレンチを揃えないと見た目が悪いのです。

そうすると一生使わない工具が増えてしまうだけでなく、同じサイズのレンチを複数使う場面が出てきた場合、そのサイズのレンチだけ置く場所を求めて浮いてしまったりします。
また、チェストを置く場所がないです。
で、色々考えて探しても工具箱はもう型が決まってしまっているので汎用的な工具箱になります。
それでも困らないのでいいのですが、一味欲しいと思います。
でも、何処を探してもそのような工具箱はありません。
でも、工具箱はないと困るのでホームセンターで樹脂製の安い工具箱を買います。
樹脂製の片開きの工具箱を使ってみた感想は、可もなく不可もなくで、工具箱の中はゴミや油で汚くなって指を突っ込むととんがったものが刺さったりして痛かったりします。
そこで、買い換えようかと思うのですが、やはりいいのがなくて、しかも、樹脂製の安い工具箱は結構長持ちするので五年、六年平気で使ったりします。
で、またブツブツ言いながら同じような工具箱を買ってしまいます。
そうするうちにあっという間に10年たっていました。
工具箱に関しては恐ろしいことにこのループが延々と続くのです。そして人間は寿命を迎えて死んでしまいます。
一言で言うとつまらない。
工具箱とはそういうものです。
世の中から工具箱なんてものが無くなって頭の中でリセットかけてしまい、いま溢れている工具類を物凄く機能的に納める入れ物を一からデザインしたほうがいいのではないかと思います。
そう思ったときにたどり着くのはじゃあ、過去の工具箱はどうだったんだろう?
いいのがあるのです。
味のある工具箱がこれです。

UNION STEEL CHEST

もうビンテージとなってしまっているので手元にあっても工具箱としての使用に耐えられないでしょうね。



程よい大きさです。
日本にはしぼりという技術や金槌でたたいて板をなべにする技術はあるのですが、そういう町工場が作る工具箱のような感じです。
で、工具箱の種類ですが、

金属製:丈夫、重い、錆びる、色が剥げる、安物買いの銭失い

この工具箱は味がありますね。

樹脂製:丈夫、軽い、安い、水に強い、割と機能性ある

木製:重い、水に弱い、丈夫とは言えない、値段が高い、加工しやすくいい工具箱になる可能性はあるが、厚みがあるのが欠点。

布製:軽い、割と丈夫、水に弱い、よく選ばないと使い勝手が悪い


一般的には安くて丈夫な樹脂製で、買っても損しないし、使い勝手も良いです。
ただ、二段三段のチェスト型になるとたわむので使えません。
金属製で軽いのはアルミ製なんですが、何故かアルミ製の工具箱にはろくなものがないです。そのクセに高いです。

鉄製の工具箱は重い、錆びるという欠点を除けばほぼ理想的なんですが、重いというのは物凄い欠点になります。
木製の工具箱は大工さんの世界です。持ち運ぶには遠慮したい素材ですが、家具調なものをガレージなどに据え置く場合、年季が入るといい味出します。

布製の工具箱は箱というよりバックになります。
人力で持ち運ぶ人はバックタイプはいいですが、車に積むだけの人は布製は考える余地が沢山あります。
工具箱
工具箱ほど個性を求めるアイテムはないのではないかと思います。

      • 電卓を埋め込んである。
      • LEDが付いている。
      • ペン差しがなにげにあったりする。
      • ストップウオッチがはめ込み式であった。。
      • 圧力計をボルト止めしてあった。
      • 金尺をボルト止めしてあった。

どうなるかというと工具箱を中心にして自転車、車いじり、日曜大工が可能になります。
で、買ったのは日本製の鉄製の穴開けても歪まないような工具箱なんですが、なんと重さが空の状態で6kg超えます。これに工具を入れれば10kg超えると思われます。
遠くまで持ち運べませんよね。

KTC EK-1BL

定価は二万円以上する物なんですが、ネットでは一万円少々で買えます。
それでも利益でます。ということですが、定価の基準って何?って考えてしまいます。
売店通さないと安くなるもんです。
東急ハンズ楽天Amazonでヤバイのではないでしょうか?
ただ、ネット通販でもの買う人は色々知識身に付けるので平均的に頭良くなります。
もう、物を買いに行くというのはレジャーです。
で、この工具箱ですが、両開きのフツウの物ですが、いいなと思うのは完全に平面の立方体だからです。
水準器で調べたんですが、ちゃんと水平垂直が出ています。
さすが、日本製。
しかも、角が丸いのですが、鉄製の板を四角くリベット溶接しているので、角を丸くする事なんて出来るのかと悩んだのですが、KTCというメーカーは苦肉の策として、角を切り取ってプレスしたコーナーをリベット止めしています。
ここまでして角を取ることにこだわっています。
そのこだわりが胸を打ったので買いました。
今や珍しい日本製でもありますし。
それにしても「京都機械工具」という会社名、最近の会社はカタカナ、アルファベットだらけなんですが「京都機械工具」という地域名を会社名に使っていることはそれだけで只者ではないような気がします。京都は精密機械というイメージがあるのですが、ノーベル賞社員を輩出した島津製作所のおかげでしょうか?
今はTDKとなってしまっていますが「東京電気化学工業」とか地域名を表に出した社名が今となっては新鮮に感じます。

KTC EK-1BL

KTC EK-1BL Japanese Tool Case
外見はビビットな青
KTC EK-1BL Japanese Tool Case
金具は一箇所だけ鍵をかけられますが、なんの為の鍵なのかわかりません。
盗難防止にはならないと思います。
P6300029
コーナー部分は補強というよりコーナーを丸めるにはこうせざるおえなかったという感じです。
KTC EK-1BL Japanese Tool Case
ヒンジの部分はしっかりしています。
KTC EK-1BL Japanese Tool Case
トレイには四隅に水抜きの穴があけられています。
KTC EK-1BL Japanese Tool Case
両開きの工具箱はこういうものなので特別変わったところはありません。
しいていえばトレイが外せて、一方のトレイにはハンドルが付いているくらいですが、この程度の大きさの工具箱でしたら工具箱ごと持って行きそうな雰囲気あります。たいして入らないですし。
KTC EK-1BL Japanese Tool Case
KTC EK-1BL Japanese Tool Case
という感じの工具箱です。
KTC EK-1BL Japanese Tool Case
お勧めするのかというと、汎用的な工具箱ですので別にこれでなくてもいいはずです。
金属製の工具箱、使い続けるとUNION STEEL CHESTのようにビンテージっぽくなりますので、そういうのに価値をおくかたにはこういうしっかりした工具箱はいいです。