レンズ用フィルター ケンコー Zeta 保護フィルター
そもそも、レンズはフィルターを付けての光学設計をしていないのでフィルター、特にレンズ保護用フィルターを付けていい利点はレンズ(前玉)を傷から保護するだけです。
特に安物の保護フィルター。
安物の保護フィルターをビデオカメラに付けて撮影したところ、光が斜めから入る普通の撮影条件でゴーストが発生しました。
特にビデオ撮影は右から左に流したりして撮影するので光が徐々にレンズに向かってくるときがあるのですが、もう見てられない映りになります。
ですから、意図的にPLフィルターやNDフィルターを付けて作画目的がない限り保護フィルターなんて付けてもいいことなんて一つもありません。
とはいいつつ僕は保護フィルター付けています。
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- 何故、保護フィルター付けるのかというと・・・
- 一度レンズを地面に落としたことがある
- ワンコがレンズをなめた
- やはりレンズに傷を付けたくない
- 絶えず保護キャップ付けるのが面倒で、保護キャップはよく無くしてしまう
- レンズのクリニング回数を減らして前玉のコーティングをいつまでも新品のままにしておきたい
- とっさの雨でレンズ内に水分を呼び込みたくない
- カメラの取り扱いが結構ラフである。カメラを一日外で使ってみると結構フィルターが汚れている
- 保護フィルターいらない
- 夜景写真ではフィルター外したほうがいい
- レンズの色特性が失われてしまう
- 望遠側で使えない
- ハーレーション・ゴーストが光の加減で影響する
- 何故、保護フィルター付けるのかというと・・・
で、よくよく考えてみると保護フィルターをつけなくてはいけないような絶対な理由は見当たりませんが、保護フィルター付けてしまうのはやはり傷を付けたくない、ただそれだけです。
こういう「いる、いらない」は頭の中で堂々巡りなのですが、僕はレンズ買うと保護フィルター買ってたりします。
レンズにフィルターを付ける人と付けない人、人間の性格が現れてるような気がします。
つける人
優柔不断、とりあえずが好きな人、傷が付くと魅力が半減して捨ててしまう人
つけない人
理論的な人、徹底的に物を使い倒す人
フィルターメーカーもフィルターを付けるデメリットを認めています。
で、デメリットを改善するために色々なコーティング技術を駆使して光の乱反射を抑えた高級な保護フィルターが世の中にあります。
ただ、シグマの広角レンズなんてフィルター径が82mmもあるので保護フィルターとて侮れない値段します。
多分、ケンコーのZetaなんて使うとレンズの前玉一枚の値段に匹敵するのではないかと思うと、ここでもいらないよねと思ってしまいます。