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三階級制覇チャンピオン亀田興毅選手 WBA世界バンタム級防衛戦 亀田興毅 VS. ダニエル・ディアス

亀田選手の気になるコメント

4階級制覇を目指して、スパーフライ級に階級を落とす可能性がある・・・
階級を落としての複数階級制覇など聞いたことありませんし、これを行うと亀田選手、選手としての道が塞がりますよ。
必ずこう言われます。
勝てる相手を探してのボクシングがプロボクシングであるのなら、ボクシングは消滅しています。
その前にバンタム級で成すべきことを成しましょう。

パッキャオとモズリーの世界戦の前日、日本で三階級制覇チャンピオン亀田興毅選手のWBA世界バンタム級初防衛戦が行われました。
今、バンタム級はどういうことになっているのかというと。

スーパーチャンピオンなんていうカテゴリー作るからややこしくなるのですが、気になるところでWBA暫定王者がいることです。
これは悪く言うとチャンピオン亀田興毅選手の資質が問われているということですが、亀田選手、ついこのあいだWBAバンタム級空位となった王者決定戦で勝利したばかりです。
初防衛もしていない王者に対して暫定王者が立つのは少し早いのではないかと思います。
王座決定戦とはアンセルモ・モレノ選手がスーパーチャンピオンになって空位となった王座の決定戦です。
そこに突然亀田興毅選手がWBAバンタム級2位にランクインして王座決定戦への挑戦権を得ています。
まあ、ボクシングのランキングの決定は不透明ですからランキングで選手の優劣を決めるのは難しいのですが、ボクシングファンは選手の名前を聞いただけでランキング順位だけではなく、対戦相手を含めた戦績から実力はちゃんとわかっています。
しかし、王座決定戦の相手は名はあるがすでに一度は引退したアレクサンデル・ムニョス選手でした。
ランキングを見るとランキング1位でも3位でもない選手です。
WBAには王座決定戦における規定というものがないのか??と思ってしまいます。
亀田興毅選手は上手い具合に勝利して三階級制覇チャンピオンという名誉を得て、日本のボクシング史上に名前を残したことになります。
正チャンピオンを倒しての三階級制覇ではありませんが、そこは亀田陣営の頭の良さというか、WBAの節穴が見えたことになります。
暫定王者も正規王者も立場は同じでこっちが上、こっちが下位というのはありません。
一般的にいうと暫定王者のほうが意気がいいはずです。
規定によると、亀田興毅選手は暫定王者との王者統一選を行わないと王座剥奪ということになります。
で、必然的に次の対戦相手はウーゴ・ルイス選手になります。
勝てばランキング1位との防衛戦か、スーパーチャンピオンとのビッグファイトになります。

ボクシングを面白くするのはただ一つ、強い選手と強い選手との対戦です。

しかし、今回の挑戦者はWBAバンタム級14位のダニエル・ディアス選手。
この選手と対戦する意味は亀田興毅選手にとって何なのか?

体格 ダニエル・ディアス ウーゴ・ルイス 亀田興毅
リーチ 177cm 183cm 166cm
身長 174cm 178cm 168cm

ウーゴ・ルイス選手の体格は身長リーチを見ると3階級上の体格です。
ウーゴ・ルイス戦を見据えての体格が勝る選手に慣れるための対戦であったというのであれば、墓穴掘ります。
亀田興毅選手のファイティングスタイルはもうわかっていますので、このルイス選手とはどういう選手なのか?
まず、イケメンです。



まだ22歳の若さ。オーソドックススタイルのメキシカンです。
まだまだスピードとテクニックがあるとは言えませんが、パンチは多彩でこれからの選手です。
左ジャブからの右ストレート、カウンター気味の左フックや左のアッパー、右ストレート、右フックは早いです。
亀田選手はというと、勝つのは難しいでしょうが、対戦すれば、するのでしょうが、ボクシングの醍醐味であるノックアウトで決着がつく試合になるでしょう。

そして、ノックアウトと言えばWBAバンタム級1位にはビック・ダルチニアン選手がランクインされています。
この選手はバンタム級で3階級制覇をもくろんでいた時に長谷川穂積選手に対戦を申し込んだ過去があります。
WBAとかIBFとか団体名にこだわらないいわば名前と実績でお金を獲れる選手ですから周りが黙っていません。
実現すればビッグファイトとなります。
WBAの規定では、王座決定戦で勝利した新王者の初防衛戦は、ランキング1位の者と行う指名試合でなければいけません。
今回何故か知らないけども14位という名前も知らない選手と初防衛戦を行いTKO勝利しましたが、もう、ここまでです。
暫定王者ウーゴ・ルイス選手か、ランキング1位のビック・ダルチニアン選手との対戦か、今年が勝負の年です。
それがわかっているからスーパーフライ級への階級変更をもくろんでいるのか?
ボクシングファンが望む強い者と強い者の対戦。
僕らが到底及ばない能力と力で名声と名誉も金も稼ぐボクシング選手は強さの象徴です。
戦わずして負けるなんてことあっていいのだろうか?
これで、バンタム級で何もしないでスパーフライ級に階級落としたら、全世界のボクシングファンから、仮に体重差がなかった場合に最弱と目されるチャンピオンに与えられる称号なんてあったかな・・?この選手に関してはもう知らないです。