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Photomatix Pro 3.0がバージョンアップ

HDR作成ソフト Photomatix Pro 3.0がバージョンアップして3.2になる

HDRとはハイダイナミックレンジ合成で、露出の異なる3枚の写真を1枚に合成して・・・とネット上には色々な説明があります。
簡単に言うと黒つぶれ、白とびを適正露出にしてくれる便利な処理です。
Pentax K-7にはカメラ側でHDR撮影が出来る機能がありますが、それをソフト側でHDR処理できるものがPhotomatix Proというソフトです。
しかし、このソフト、Pentax K-7で撮影したRAW画像をHDR処理するとホワイトバランスが崩れてしまいます。
元画像(Pentax Rawファイル)

Pentax K-7 絞り優先 SIGMA 10-20mm F3.5 EX DC HSM 1/100sec F6.3(10mm) ISO200 分割測光 WB:オート
Photomatix Pro 3.0でHDR処理
ホワイトバランスが崩れ右に黒い縁取りが現れる。

これでは使えません。で、Pentax RAWファイルをPentax Digital Camera Utility 4という付属ソフトでDNG RAWファイルに一旦変換してPhotomatix Pro 3.0に取り組む必要がありました。
しかし、ホワイトバランスは解消されましたが画像が滲んでしまうばかりか、HDR処理した画像の黒い縁取りは解消されません。
Pentax Raw ファイルをDNG RAWファイルに変換後、Photomatix Pro 3.0でHDR処理

しかし、Photomatix Pro 3.0を3.2にバージョンアップするとこのような不具合が解消されています。

また、RAWファイルをHDR処理する時、ノイズ除去や色収差を軽減しているという表示が出てきました。
さらに、コマンドやトーンマッピングの処理項目も増えています。
元画像

Pentax K-7 シャッター優先 SIGMA 10-20mm F3.5 EX DC HSM 1/50sec F18(10mm) ISO200 分割測光 WB:オート
トーンマッピングの規定値でHDR処理

トーンマッピングの処理効果で「絵画のような」「汚れた」「スムーズ」「自然な」というプリセットが増えています。
「汚れた」でマッピング

色々と面白い画像処理がHDRです。撮影技術においてもうプロもアマチュアの壁もなくなってきましたね。