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EASTON MonkeyLite DH イーストン モンキーライト DH

CNT(カーボン ナノ チューブ)テクノロジーという軽量カーボン バー

カーボン素材でダウンヒル対応はイーストンのみです。

トレーサーやスロープスタイルでもEASTONのCNTは使っているのですが、このたび、スロープスタイル用に31.8φのモンキーライト DHバーを調達しました。25.4ですと貧弱に見えてしまい、いつかは31.8に変えたいと思っておりましたら、オークションでスポット的に台風の穴の目狙い期間があるようです。格安で落札した次第です。
このモンキーライト DHバーは25.4と31.8の2種類がありますが、クランプ径の違いによる重さの違いなどはほとんどありません。
31.8φ:256g(実測値)
25.4φ:255g(カタログ値)
ライズ:High (40mm) Bend 9° sweep, 5° upsweep


クランプ径が太くなっても重さは変わらないばかりか、逆に軽量になったりします。
ちなみにコラム径の違うフロントサスペンションの重さは、FOXのサイトで見てみると、FOX 36 FLOATでは
ステアリングコラム径が1-1/8の重さは4.80ポンド
ステアリングコラム径が1.5の重さは4.75ポンド
ステアリングコラム径が1.5テーパーの重さは4.75ポンド
となってコラムは太いけど重さは軽くなっています。


では、EASTONのDHで使用出来そうな他のハンドルバーでの重量さとかを比較してみますと、

MonkeyLite DH 31.8 256g TaperWall CNT
EA70 Monkeybar Riser 31.8 265g TaperWall EA70 aluminum
HAVOC DH Riser 31.8 291g TaperWall EA70 aluminum

ついでにRaceFaceなど

Raceface
DIABOLUS 1/2 RISER BAR 31.8 355g aluminum
SIXC 3/4 RISER BAR 31.8 225g Carbon
ATLAS BAR 31.8 270g aluminum

サンデーダウンヒラーですとAM用で十分ですからもっと軽くすることはできますが、備えあれば憂いなしですから。それと、カーボンハンドルバーは微振動を吸収しDHでの腕上がりを緩和するとありますが、あまり感じません。EASTONのサイトではカーボンDHバーで路面上の微振動を吸収するなどという記述はありませんし、EASTONのI/Fテクノロジー(INTELLIGENT FLEXIBILITY)というのは微振動吸収るすみたいですが、それはロード用であるみたいですよ。


カーボンナノチューブとはどういうものかとういうと、日本人が発見した凄い素材であるらしいです。詳しいことはカーボンナノチューブで検索かけるといくらでもヒットします。
で、このナノテクノロジーイーストンはどのように利用しているのかと言うと、レジンにカーボン ナノ チューブを混入させているらしいです。
EASTONのサイトではカーボンナノチューブの引っ張り強さはクロモリ鋼の20倍の強さで1/6の重量でしかなく、いくらでも曲げることが出来る。と書いてあります。
これまでは、カーボン繊維とカーボン繊維の間の空間はレジンキャストで埋めていたがどうしてもその部分での強度が落ちていたと言っています。しかし、カーボンナノチューブテクノロジーとやらでこのキャスト部分の強度を上げたということらしいですね。
イーストンはさらにカーボンナノチューブを利用した技術開発を続けていくらしいので、今後も目を離せないとかなんとか言っています。
当方はカーボン繊維自体にカーボンナノチューブを使っているのかなと思っていましたが、さすがにそんなことすると2万円弱で買えないですよね。ちゃんとCNT Compositeと書いてありますね。
しかし、この最先端の素材、自転車のパーツで触ることが出来るのはなんというか、オートバイの世界にはあり得ないことですね。アルミも最先端だし、カーボンも最先端だし、マテリアルに関しては最高級を使用しているのが自転車の世界です。
でも、中国製であるようです。安い人件費からコストダウンが図れるのでしょうが、それを武器に中国には世界の最先端の素材加工技術が集中するのです。