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アオシマ ハイ・スタンダード情景 1/1400 軍艦島 軍艦島の模型を検証する・・・その1

アオシマ ハイ・スタンダード情景 1/1400 軍艦島

2010年に模型メーカーのアオシマ世界遺産暫定リスト入りしている長崎の軍艦島を模型化しました。
当時、欲しい、ホシイー病にかかっていましたが、お値段が23,100円というハイグレードな値段とそのわりにチープな見てくれから、これ、企画はいいが、結果的にかなり肩透かし食らう物かも知れないと思って買いませんでした。
こういうものを買おうという人種は少々のことでは驚かないいわゆるマニアな方々か、あるいは自分でグレードアップする手腕のあるモデラーであるはずです。
模型メーカーのアオシマさんももう少し仕上げとかに究極を求めてもよかったのではないかというより、求めるべきでした。
値段はさておいて最終的に買わなかった原因のひとつはスケールです。
スケールが1/1400というよくわからないスケールなんです。
長崎の端島ですが、世の中では「軍艦島」です。どうしてウォーターラインシリーズの1/700にしなかったのか?
1/700だとモデラーがよりリアルに手を加えることが出来るスケールです。
それと、戦艦大和と大きさの比較ができるし、二式水上戦闘機を浮かべることもできるじゃないか。
ポリストーン完成品ではなくて完全に模型にすれば良かったのです。
何故か知らないけど、期待が大きくて残念だったりすると怒りを覚えてしまうものです。
おかげで失ったよとか、時間を返せとかわけのわからない怒りのようなものなので気分が悪くて、しょうがないから全然欲しくないものを買ったり食ったりして後悔したりします。
で、その怒りも後悔も軍艦島の模型の存在も忘れてしまっていた頃、オークションに新品状態で出品されていました。
半額のお値段でだーれも入札していなかったので入札したら落札してしまったので紹介します。

軍艦島 全景

組み立て、塗装は世界企業の中国です。


で、実際の軍艦島の写真と軍艦島の模型をよく似たアングルで比べてみよう。














模型の出来としては残念なものです。お粗末です。
大きさも中途半端、やはり1/700スケールにすべきでした。
模型化の企画があって、実現には熱意や苦労があったと思いますが、それらが一切見えて来ないです。
何処かで諦めてしまったんでしょうか?
確かに部品点数や一つ一つの部品を見ているとコストがかかっているようですが、これまた残念なのは、コストがかかっているなぁーというより、この値段で買ったんだけど、手にとってみると何だこの出来の悪さはという不満ばかり出てきます。
仕上がりが悪いのです。
仕上げさえ良ければもう少しモデラーを納得させるものになってたはずです。本当に惜しいことしましたね。
ただ、こういう場所が日本にあっのか!っていう驚きを感じる事は出来ます。
しかし、軍艦島、このような国家プロジェクトとも言うべき世界に類を見ない海上都市なんですが、あまりにも情報が少ないような気がします。
1974年1月に炭鉱は閉山ですが、1974年とは山口百恵が「ひと夏の経験」を歌ってた頃で化石の時代でもないのでもっと庶民の暮らしを撮った動画や写真があってもいいのではないかと思います。
石炭掘るために企業が島を買い取ってそこに都市を作ってしまったという、今考えると有り得ないことが実現していたのですが、エネルギーというものはそこまでしてしまうような資源なのです。
では、ちょくちょく1号塔から順を追って写真に撮っていきますね。