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KORG DS-DAC-100をMACBOOK PRO Retinaに繋げてみた

KORG DS-DAC-100はMacbook Pro RetinaUSB3.0ではノイズが多くて全く聴けない

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KORG DS-DAC-100はMacBook PRO RetinaUSB3.0では認識し、動作はするが音がノイズだらけ。聴けたものではありません。
WINパソコンのUSB3.0ではノイズなく聴けるのでMAC特有のものと思われます。
MACにセルフパワーのUSB2.0のハブを使ってもダメでした。
早くKORGMACで安定動作するドライバーのアップデートを望むところです。
FAQによると近日中に新型MAC対応のドライバーをリリースする予定であるらしいので、それまではとりあえずはWINで使う事にしました。
もし、MacBook Pro RetinaKORG DS-DAC-100を動作させようとするのであれば覚悟が必要です。
また、AudioGateもMac版よりWin版の方がコントロールパネルを操作出来るので、使いやすいです。
KORGはサイトで障害情報はわかりやすい形でアップすべきです。
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接続はパソコンにドライバーとAudioGateをインストールして付属のUSBケーブルで本体とパソコンを繋ぐだけです。
AudioGateはDS-DAC-100を認識するとアクティベート完了です。
認証番号を入力する必要はありませんが、これは毎回パソコンを立ち上げるたびに行いますので、ハードが認識されないとダメです。
AudioGateのインターフェイスはこんな感じではっきり言ってダサいです。

もっとインターフェイスはハイエンドオーディオっぽいデザインにできないのだろうかと思います。
で、Blue Coast Recordsで無料のDSD音楽ファイルをダウンロードして早速聴いてみました。
1bitオーディオは音があるかないかを1bitで表しその代わりサンプリングを一秒間に2.8M〜5.6M回数行うものなのでマイクの性能がいいとどんなに瞬時の音であれ、音があればなんでも拾います。
TVは30Hz、人間の目では一秒間に30枚写真を連続で流せば普通に動いて見えるのです。分解不可能な高解像度の音はどんなものか・・・。

DSD音源を初めて聴いたが、再生装置がしょぼいのか、イマイチはっきりとこれって凄いねとは思えなかった。

まず、2.8MHzを聴く。聴いていて何を基準にすればいいのかと思いました。
で、2倍の5.6MHzを聴く。違いは全く分かりません。
もの凄く神経を際立たせて聴きましたが音の違いは分かりません。全くといっていい程わかりません。
駄耳だからでしょうか?
もしかしたら女性ボーカルの息遣いや、ビブラートの余韻がより長めに出ているのかもしれません。
ようはPCM44.1kHz/16bitの音源に対して原音に近いDSDの忠実度はどうなのかということになるかと思いますが、同じ音楽のCD音質がないので比較が出来ません。クリアな音だなと言えばクリアな音かもしれませんが、2.8MHZと5.6MHzの違いは分かりませんでした。
DSDの音を想像するに、LIVEのMCでアーチストがしゃべってる・・・後ろでミュージシャンが次の曲の譜面を開いた音、ギターのペグを回してチューニングを行っている音、ピックを落とした音、ドラムスが椅子の位置を変えた音、こういう音はもしかしたら聞き取れるかもしれない・・・しかし、その音は音楽とは全く関係ない音でCIAが核爆弾の起動スイッチを押した音を発見する種類の音です。
まず、そこまでボリュームを上げるとスピーカーコーンだけでなく鼓膜を破ります。
また人間の耳には聞こえないレベルの音圧が測定器に波形として残っていてもそれは一曲の録音時間が伸びるだけです。
DSDをはじめ、ハイレゾはマスター音源に近い、しかしそれは人間が感動する音質には直接繋がっているわけではないということです。
理論的にはハイサンプリングの結果、より滑らかな音の再現に繋がる、音は演奏者の演奏に忠実にマイルドにもシャープにもなる・・・確かにそうです。
しかし、人間はそれを聞き取る事の出来るエスパーではない。
音というのは映像に比べて人間の限界が視覚より聴覚のほうがはるかに低いためにわからないのです。
ピュアなハイエンドオーディオを持っている、マイクを通した咳払いがつもよりクリアに聞こえた・・・かもしれないと感じた。
やはり、DSDになろうがハイレゾになろうが、かもしれないを感じるようになるためには、お金がかかります。
そのようなことをあれこれ考えていました。

44.1kHz/16bitを192kHz、2.8MHz、5.6MHzでリアルタイムでアップサンプリングして同じ音楽を聴いてみた。

違いが分かりません。しいて言いますと、TVで高級ワインとテーブルワインを芸能人がテイスティングする番組がありますが、そういう感じです。
音に関してソムリエレベルではないので、自分でアップサンプリングの設定せずに他人に設定してもらって音を聴いても正解させることは出来ません。と胸をはって言えるレベルです。
しかし、44.1kHzと5.6MHzとでは音圧は上がっていることは感じます。それと、多少音にザラツキ感があるような感じが・・・。
AudioGateのレベルゲージですと1dBの違いです。これは元の約1.26倍になります。
ひょっとするとハイエンドオーディオでしたら音の違いは感じ取れるかも知れません。
ということで、

じゃあ、音楽は違いますが、DSDファイルとCD音源を聴き比べてみると・・・

これ、なんとなくですが・・・DSD音源のほうがクリアに聞こえます。
これが同じ録音であればDSD音源とCD音源の違いは、かろうじてではありますが、聞き分けることが出来るのではないかと・・・自信はありませんが思います。
この、自信はないけどなんとなく音がクリアに聞こえる。とまで駄耳に思わせる音質の違いは、多分数値に表すと対数的に桁数がとんでもないことになりそうです。
このなんとなくクリアな音かもしれないを、いや流石にマスター音源ですねと言わしめる再生装置を揃えるのは二桁違ってくるのでしょうね。

で、気になるDS-DAC-100のヘッドフォン出力はどんなものか?

仕様はこういう感じで、
主力インピーダンス:10kΩ以上
出力:85mW+85mW 32Ω
僕の駄耳では非常にフラットな音質に聞こえます。
ボーカルはそれなりですが、高音、低音ともにフラットです。ただただフラットです。
ヘッドフォン出力はそのまま主要規格に準じるのかどうかわかりませんが、あまり力を入れていないようですから、ヘッドフォンで聴く場合、別途ヘッドフォンアンプを繋げるのがいいかと思います。
あまり多くは期待していませんでしたが、ぱっと聴いた感じですとちょっとがっかりでした。
で、このままでは単に気のせいかもしれないけども、ちよっといい感じのヘッドフォンアンプをパソコンに付けただけのようになります。
はっきりと音の違いが分かるのかどうか、KORG DS-DAC-100にヘッドフォンアンプを通して音を聴いてみる事にしました。に続く。