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Paul components Powerglide Rear Derailleur・・・ポールのディレイラーを再生する。

アルミの表面処理は色々あるのですが
アルマイト(アノダイズド)
メッキ
塗装
ポリッシュ
この中で素人が頑張れば頑張る程報われるのがポリッシュです。
出来上がると、血と汗の結晶であるので物凄く愛着も生まれます。
まさに精神的に健康になれるのがポリッシュです。
で、ポールのリアディレイラーをポリッシュにしてゴージャスにしようと思ってアルマイトを剥がしました。

アルマイトを剥がす。


アルマイトを剥がすには塩素系の洗剤使います。よく使われているのはパイプフィニッシュですが、個人通販で買える専用の薬液を買いました。

アルマイト剥がしの「アルムーバ」

アルマイトを剥がすということはアルミの表面を溶かすということなのであまり長時間アルムーバに浸けとくとごく小さい穴のようなもながポツポツとあきます。年期のはいったアルミはたとえアルマイトしてても表面は劣化気味なので様子を見ながら浸けすぎないようにしたほうが良いようです。
アルマイトを剥がすとスマットという黒色の皮膜が表面に出来てしまいますが、歯ブラシで除去できます。

スマット除去と簡易皮膜形成剤「スマトリン」

スマット除去後はアルミの生になりますので空気中でほっとくと酸化皮膜が形成されます。
それはそれでいいのですがスマトリンはスマット除去だけでなく皮膜も作ってくれますので、ポリッシュに磨いらもう一度スマトリンに浸けてしまえば白濁したような感じにはならない。ということです。
やはり、専用品を使うほうがいいのです。
で、金色してたアルマイトですが数分すると溶液が赤く染まっていって泡が出始めます。
顔を近づけない限り臭いませが、恐らく軽い塩素ガスですから無理して吸うと喉と肺が痛くなります。


アルマイトの剥離が進むと黒いすす(スマット)のようなものがつき始めます。

水洗いしてスマトリンに浸けますとめちゃくちゃシルバーになります。


これにポリッシュをかけてピカピカにして出来上がりです。
僕はリューターなるものを持っているので、この程度の部品をポリッシュへなどなんでもないのですが、持ってない場合、これからが根性の世界です。
楽しく夜な夜な磨いていこうと思います。