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27.5インチってなんだ?…27.5インチMTB

27.5インチホイールのMTB

最近、チラホラと耳にします。新しいMTB用ホイールの外径。そういう新しい規格のホイールが出たのかと思っていたら、650Bです。
650Bっていうのだからリムはランドナーです。
普通のMTBはリム外径が575mm(呼び径559mm)のHEタイプのもので、そこに幅は色々ですが例えば、1.75×2インチ高のタイヤをはかせると559mm+(50.8×2)=660.6となって26インチになります。
表記的には26×1.75×2というのが基準です。
650Bというのはリム外径が597mm(呼び径584mm+(1.5×2)=660.2で1-1/2インチ高のタイヤを履かせると26インチになるWOタイプのものです。
で、27.5インチというのは650Bのリムに2.25インチ高程度のタイヤを履かせないと27.5インチになりません。
従来からある650B用のタイヤは27.5インチになりません。ですから、27.5インチにこだわると0.75インチほど背の高いタイヤを履くということになります。
スリック系ですとかなりサイドウオールの固いタイヤってことになりますし、スリック系でなくても脚力のある超人はサイドウオールをすり切ってパンクしやすくならないでしょうか?
どちらかというと650Bは650Cより細いタイヤをはくものだと思うのですが・・・なんとなくですが、MTBタイヤならBよりCではないかと思いますが違うのかな?特別な650Bなはずもないだろうし。
しかし、なぜ、今27.5インチなんでしょうか?
FOXが15mmQR出したときは日本の「ヒントになれば幸いです」というサイトで詳しく15mmの利点を述べていました。
それを読んで、なるほどな〜と思っていたんですが、でも、27.5インチの利点って何でしょう?
29と26のちょうど真ん中で両方のいいところの半分、悪いところの半分っていう理由であるのなら別にいいですが、昔からある650Bという26インチ規格のWOリムを使って27.5インチにしているところに釈然としない気持ちあります。
20インチタイヤでWO-541(リム外径464mm)とHE-406(リム外径422mm)規格があって、レーサー用でWO規格のリムを使うことがあるので、そういう流れなんでしょうか?
ただし、20インチでは451は406より当然ですが細いタイヤ前提です。
前提がよく分からない27.5インチですが、これも29erが存在して色々見えてきたものがあるからアイデアとして生まれたのでしたら、もうすこしフィールドテストの結果見て良い悪いを考えたほうがいいような気がします。
なんか、Foxの15mmQRの登場とは背景が違うような気がします。。
で、27.5インチのホイールの使い道ですが、26インチのフレームに後輪は26インチのままで前輪のみ27.5インチにしてトレールバイクに仕上げればチョッパー的になって格好よいと思われます。
それと、27.5インチにこだわらないのであれば650Cのスリックより650Bのスリックのほうがかっちょ良いので、街乗り26インチMTBerにとっては650Bのホイール復活は朗報ですね。
しかし、MTBもホイールサイズで区別される時代になったのか?ショップも大変です。