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ELECOM 冷え冷えクーラー 効くのか?ノートパソコン用のクーラーって

「災害対策予備費」「学校耐震化予算」「地震再保険特別会計」などを仕分けした民主党
さて、これらは違う形で復活するのか?が今後の興味のあるところです。

ELECOM 冷え冷えクーラー


ノートパソコン派があまり真剣に考えないのがノートパソコンを冷やすということです。
デスクトップパソコンですとCPUやハードディスクなどは結構冷却効果を考えて後付けで立派なクーラー買ったりするのですが、ノートパソコンは出来ちゃったパソコンなので、CPUを冷やすということなど考えもしません。
しかし、ノートパソコンがデスクトップ並みに高性能になって、デスクトップ並みの仕事ができるようになると結構熱々になってしまいます。
以前使っていたノートパソコンがCore 2 Duoで結構熱くなるCPUでした。
現在のノートパソコンはCore i5でかなり涼しいCPUであるらしいですが、以前から眉唾ものツールとして気になっていたノートパソコン用のクーラー・・ワゴンセールしていましたので買ってみました。
良くあるのがファンが2〜3個ついたアルミの台にノートパソコンを乗せるというもの。
アルミ製ということで7,000円程度のお値段。
冷却はノートパソコンの底面に直接風を当てて冷やすというタイプです。
ただ、ノートパソコンの底面はプラスティックなどの樹脂製です。
樹脂の熱伝導率は金属の約1/1000程度であるらしいですから、ようはノートパソコンの筐体自体が断熱材的なもので覆われているので、直接外気を当てても冷却効果は望めないのです。
ただ、ノートパソコンとノートパソコンを置く台の隙間が数ミリしかないので、熱がこもってこれがノートパソコン自体の蓄熱効果となって温度上昇を招いているのは確かなようです。
ノートパソコンに直接風を当てるのではなくて、ノートパソコンの底部と台との間に隙間を作ってそこに風を送って蓄熱効果を低減させるのが効率がよいです。

CPUとHDDの温度測定はSpeccyというフリーソフトを使用。
パソコンの表面温度測定はOPTEX Thermo-Hunterを使用。

    • CPU:Core i5 M560 @2.67GHz 動作時間:2時間程度
      • 電源投入前のノートパソコンの底部の温度:20℃
      • 電源投入直後のCPUの温度:32℃
      • 電源投入直後のHDDの温度:20℃
      • ブルーレイをリッピングしてm2tsファイルをmpeg4に変換終了したときのパソコン底部の温度:41℃
      • CPUの温度:60℃〜70℃(CPU使用率約40〜60%程度)
      • HDDの温度:35℃
    • ELECOM 冷え冷えクーラー使って同じことを行ってみた
      • 電源投入前のノートパソコンの底部の温度:19℃
      • 電源投入直後のCPUの温度:33℃
      • 電源投入直後のHDDの温度:21℃
      • ブルーレイをリッピングしてm2tsファイルをmpeg4に変換終了したときのパソコン底部の温度:39℃
      • CPUの温度:55℃〜67℃(CPU使用率約40〜60%程度)
      • HDDの温度:35℃

ファンは弱と強を選べるのですが、強だとファンの音が聞こえてきます。

ルーバーとフィンは方向を変えることが可能で、発熱部を狙って送風することが出来るということです。

結果は効果があるといえばありますが、それなりの効果はありません。
ノートパソコンの熱伝導率がよろしくない樹脂製の筐体ですから、この程度で内部まで冷やしているとはとても思いません。
確かに温度は下がっています。しかし、それはノートパソコンの底部に隙間ができて蓄熱状態が無くなったおかげです。
ノートパソコンの底部に隙間を設けるのはいいかもしれませんが、ファンの電源はUSBですのでバッテリー駆動にも向きません。
デザイン的にもよろしくないし、パソコンとのフィッティングは載せてるだけですから一体感などなく最低です。

これならホームセンターでアルミのパンチングメタル買ってノートパソコン用の敷台を作ったほうがよっぽど安くてスマートで効果は同じです。
いずれにせよノートパソコン用クーラーはノートパソコンの底が樹脂製で覆われている限り底面から冷却するなんて無意味であり、蓄熱させないことが重要であるということですね。
またガラクタが一つ増えましたが、USBから供給できる5V/2W程度の電源ユニットを取り外せば何かに使えそうです。
ということで1,980円浪費しました。
定価は驚く程の値段でした!