WBA世界ウェルター級タイトルマッチ シェーン・モズリー vs フロイド・メイウェザー
フロイド・メイウェザー永遠に無敗のままか!?
いったい誰がメイウェザーを倒すのか。
今回も格の違いを見せつけた試合でした。
シェーン・モズリー 1971年9月7日(38歳)
ライト級、ウェルター級、スーパーウェルター級を制覇した3階級制覇王者
WBA世界ウェルター級チャンピオン(スーパーチャンピオン)
フロイド・メイウェザー 1977年2月24日(33歳)
5階級制覇を達成し今なを全勝王者です。
主な勝歴は
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- ディエゴ・コラレス
- ホセ・ルイス・カスティージョ
- アルツロ・ガッティ
- ザブ・ジュダー
- オスカー・デ・ラ・ホーヤ
- リッキー・ハットン
- ファン・マヌエル・マルケス
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興味はありましたが、両者ともにフェリックス・トリニダードとの対戦は行っていません。
シェーン・モズリーであろうがフロイド・メイウェザーであろうがどちらが勝っても今のところ長谷川穂積選手が負けてしまった事より重大ではありません。
しかし、マニー・パッキャオとの真のパウンドフォーパウンドを決める頂上決戦の前哨戦であるのであれば、フロイド・メイウェザーに勝ってもらいたいです。
どちらもスピードスターです。どちらのパンチが当たるか、当たらないかです。
ただ、スピードの質は違います。モズリーはサンドバッグ相手のパンチの回転の早さがあります。
メイウェザーは生きたボクサーへの瞬時のパンチです。
防御センスにおいて、モズリーは攻撃時、ガードが空きます。
メイウェザーに対してはフック系はまず当たりません。ストレート、ボディー攻撃は逆にカウンター当てられます。
普通に戦ってモズリーが勝てそうには思いません。
ただ、モズリーの踏み込みの早さはさすがのメイウェザーもよけきれないだろうと思うので、そこから回転の早いパンチで追いつめると勝てる糸口はつかむのではないかと思っておりました。
しかし、そこでカウンター当てられるとメイウェザーの独壇場、なすすべもない状態になります。
で、結果メイウェザーの大差の判定勝ち。
2Rにメイウェザーがよろめく場面ありました。
左ボディーのリードパンチから 右ストレート。次に右フック。
このまま行くかと思いましたが、巧みなクリンチワークでこの回を切り抜けます。
3Rにはいってからは形勢逆転。モズリーのパンチは当たりません。
逆にメイウェザーの鋭いパンチが鋭角に入りはじめます。
メイウェザー強い。モズリークラスのボクサーを弄ぶかのように試合の主導権を握ます。
もうメイウェザーと闘うと誰もが勝てる気がしないのではないかと思ってしまう一方的な試合になってしまいました。
メイウェザーがぐらつく事はザブ・ジュダーと対戦したときにもありました。突然のラビットパンチのような不意をついたパンチに体が反応しなかったのです。
メイウェザーに対してはこういうパンチが有効なんですね。
マニー・パッキャオと対戦してパッキャオがメイウェザーに勝てる要因は、パッキャオのパンチはどちらかというと全てが突然のラビットパンチでしかも正確であるというところです。
ミゲール・コットの防御も通用しませんでしたし、クロッテイの防御も通用しませんでした。
ただ、パッキャオは早い選手との対戦がないのです。
ザブ・ジュダーあたりと対戦して勝っていれば、メイウェザーに勝つかもしれないという予想は確信に変わるはずですが・・・。
フロイド・メイウェザー、現代最強のボクサーであることは間違いありません。
対パッキャオ戦に関しては、パッキャオ次第のような感じです。