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WBC WBO世界バンタム級タイトルマッチ 長谷川穂積 VS フェルナンド・モンティエール戦

前回、衝撃的な左の二発で危険な相手と思われた挑戦者アルバロ・ペレスをKOした長谷川穂積選手が今回は3階級制覇チャンピオンで名のあるフェルナンド・モンティエールと対決します。
日本では間違いなくパウンドフォーパウンドの長谷川穂積選手。
日本最強のボクサーです。口で闘わない、技とスピードに加えて現階級では世界最強のパンチ力で10回の防衛を果たした日本が誇れる努力を惜しまない天才ボクサーです。
前回の試合で長谷川選手がリング上で勝利者インタビューされた時、これでまたボクシングを続けて行ける。と言ったコメントが非常に印象に残りました。
世界チャンピオンはいつもこういう気持ちで闘っているのかと。ボクシングは厳しいスポーツだと思いました。
それがストレートに伝わって来ました。
で、今回の試合。普通のタイトルマッチではありません。日本初の世界王者同士の戦いです。朝からワクワクしていました。
長谷川選手の試合を見ていてたまに防御でヒヤッとする事があります。
これは日本人選手全般に言える事ですが、飛び抜けて防御センスが優れたチャンピオンがこれまでいたかなと思います。
顎が空く時間があるのです。
そういう心配がありますが、今回も芸術的なKO で勝利してくれる事を願います。
で、フェルナンド・モンティエールはWBO現役世界チャンピオン。
外国選手はよく他団体の世界チャンピオン同士対戦し統一チャンピオンを決めますが、それを日本人選手が行う。これは日本ボクシング界初の夢の対戦です。
こういう試合をマッチメイキングすることも凄いのですが、それだけ長谷川穂積選手が強いという証でもあります。
日本の最強エースが果たしてどこまで通用するか、勝てば長谷川選手。歴史に残る名チャンピオンです。

1R

初回はにらみ合い。長谷川の右フックがヒット。長谷川の左フックでモンティエールがバランスを崩す。モンティエール、体がっしりしています。

2R

長谷川の左ストレート軽くヒット。モンティエールの左右のフックがヒット。
一進一歩の緊迫した試合運びです。

3R

いつ試合が動くのか。長谷川の早いカウンターが当たりはじめます。長谷川は接近しながら混戦一歩手前での早いワンツーが当たります。

4R

長谷川選手回りこみながらの右フック。長谷川選手、調子出ています。勝てるのではないか。モンティエール、パンチ出ません。
しかし、ゴング間際、残り10秒で打たれました。


右のリードブローから左二発。この左二発。長谷川選手の得意とするところ。前回、長谷川選手は左二発で相手をマットに沈めました。
しかし、同じ左二発で負けるとは。
それからロープ際、TKOで負けました。


レフリーストップと同時にゴングです。
なんという事か・・・、長谷川選手はダメージは受けていません。
このバカレフリーと叫んでしまいました。
長谷川選手、倒れれば良かったのです。ダウンすれば次のラウンドで確実に持ち直せました。
技術的には長谷川選手のほうが確実に上。ダウンすれば、勝ててました。ポイントでは長谷川選手が取っていました。ほんの一瞬の気の緩みです。
モンティエールの右のストレートは長谷川選手はグローブで受けています。モンティエールは右のパンチを引くよりも早く左を当てています。体ごと当たっていっているのです。
いや、本当にショックです。長谷川選手は大好きな選手です。ボクシング界で一番好きな選手です。
一日も早く再起戦してスーパーバンタムで戦って欲しいです。これで引退なんて考えないで欲しいです。
再戦でもいい。長谷川選手はモンティエールには必ず勝てる選手です。
いや、涙が出るほど悔しいです。